OUR FUTURES

このストーリーは

プロジェクト 「 藤崎町 未来志向の地域デザインプロジェクト2019-2021

から投稿されました。

ふじさき地域デザインLABO 2020年度の活動が始まりました!


昨年度に開催をした「藤崎町 未来志向の地域デザインプロジェクト2019」では、共創プロジェクトをリードできる方が17名誕生し、3つのプロジェクトが立ち上がるという成果が生まれました。

新たに始まる2020年度は、この3つのプロジェクトがつくりたい未来へ向けて多様な協力者を招き入れ、パワフルに展開していきます。


今日は、そのスタートとなる、2020年度のキックオフセッションが開催されました!

新型コロナウィルス感染症の影響を受けて、オンラインでの開催となったキックオフセッションでしたが、全国各地から20名弱の方が参加をされ、これからの活動に対する期待感が高まる一日となりました。





ふじさき地域デザインLABOの開催背景


オンラインでのセッションに慣れていない人が多くいる中で、名前の変更、チャットの使い方、質問の仕方、小部屋に分かれた自己紹介など、とても丁寧なイントロダクションが行われ、参加者全体が温まったところで、いよいよ本題です。

初めに、藤崎町役場の佐藤さんから、本プロジェクトにかける思いや目指している姿を語られました。

佐藤さん) 複雑に絡み合っている町の課題を、行政だけで解決しようとする時代は終わったと思います。これからは、セクターを超えて、多様な人たちが、様々なシーンで共同が起こせる環境を整えていくことが、地域の持続可能性を高めると考えています。

そのためには、藤崎町の住民や、藤崎町に興味がある方々がつながり、楽しく能動的に活動を展開していくことが重要です。

この活動がそうした機運を高め、藤崎町の未来が明るくなっていくことを目指している。ぜひ多くの方々に、藤崎町に興味を持っていただき、各活動の推進に協力いただきたいです。






未来志向の地域デザインプロジェクト 2020年度の活動紹介と目指す世界の共有


佐藤さんからのプロジェクト背景を受けて、地域共創アドバイザーの最上さんから、本活動についての説明や、2020年度の活動計画が共有されました。

最上さん) 本活動は、長期的に捉えて「共創プロジェクトができる人を増やすこと」を目指しています。

事業をつくる活動で起きる困難やその困難の乗り越え方に関する経験を持っている人が地域内にどんどん増えていくことで、新たな事業が起こりやすい土壌が生まれ、結果的に地域が活性していくと考えています。

その活動のコンセプトとして「プロを目指す大人の部活動」を掲げています。実際にやってみると、わからないことや失敗することもあると思いますが、それを支え合うのが仲間です。そして、一緒に失敗し合うには「楽しいと思える部活動のような関係」が重要だと思っています。

しかし、地域の活動ですので「遊びで良い」わけではありません。でも、一人ひとりの生活環境があるので、「全日出席ね!」とか「責任を持ってね!」と要求されると苦しいです。なので、皆さんの心にある『やるからには、より良いものをつくりたい。プロを目指したい』という気持ちを大切にして、大人の部活動をやって欲しいと思っています。

2019年度では「共創プロジェクトを進めるためのファシリテーション講座」を行いました。2020年度は、実際にお試しでも良いのでサービスや商品をつくるというところまでやりたいと思っています。

最後に、参加した一人ひとりが持っている自身のできることを軸に、楽しみながら地域の課題を解決していく積み重ねられれば、共創プロジェクトができる人が増えて、きっと地域が良い方向へ向かっていくと信じています。







プロジェクトオーナーのプレゼンテーション!


続いて、3名のプロジェクトオーナーから、各活動についてのプレゼンテーションが行われました。


1. 地域のフィールドを活かした謎解きイベントプロジェクト


畳指さん)藤崎町をフィールドにした謎解きイベントの開催を検討しています。

エリア回遊型のラリーイベントを実施することで、藤崎町の魅力を体感しながら町歩きやドライブをしてもらいたいと考えています。そして藤崎町への誘客が増えると良いなぁと思ってます。また、こうした状況に合わせて、オンラインでの謎解きイベントも実現できないかについても模索していきたいです!

みんなで、楽しくワイワイと謎解きツアーを一緒につくりませんか!!!





2. 農地や農作物を活用したアウトドア体験提供プロジェクト


吉田さん)リンゴの木を、普通はみんな下から見上げていると思うんです。

でもりんごを上空から見ると、とても美しいんですよ。

そうした感動をたくさんの人に味わってもらいたい。

そのために、ツリーハウスを作って、りんご畑を上から一望することができるような環境を整備したり、キャンプなどの自然体験をりんご園内で行えるサービスを提供したいと考えています。

農地の新しい活用の可能性が拡がれば嬉しいです!!!




3. ちょっと大人のおいしいふじさきプロジェクト

黒崎さん)藤崎町の農産物を活用して、お酒用のフレーバーシロップを作りたいと考えています。

私も実家が農家ですが、農家さんは、大変な思いをしながら丁寧に農作物を育てているけど、それに見合った対価が得られていないのではないかと感じています。

ほんのささやかな事かもしれませんが、このシロップの販売を通じて、農家の収入を上げていくことができたら本当に嬉しいです。

ただ、このプロジェクトの最大の問題として、私はお酒を飲むことができないので、ぜひお酒が好きな方にメンバーに加わっていただき、一緒にシロップの開発を手伝って欲しいです!!!







協力したいチームに別れてのセッション!


参加者の方には、3人のプレゼンテーションを聞いた上で、どのチームに興味関心があったかを基に、参加してみたいプロジェクトを選んでいただきました。

そして、ズームのブレイクアウト機能を使ってそれぞれのチームに分かれ、お互いの自己紹介や、プロジェクトのどの部分に共感したのか、どんなふうにプロジェクトへ関わりたいかなど共有していただきました。







プロジェクトの発展に期待を感じつつセッションが完了!


最後は、各チーム毎に連絡先の交換を行い、チームでのセッションが完了しました。思わぬ形でオンラインでの開催となった今回のキックオフセッションですが、2020年度の活動を進めるにあたって、全国各地に頼もしい仲間が増えました!

結果的に、藤崎町に近い方だけを集めた対面セッションを開催するよりも、よりたくさんの可能性が生まれる結果となったように思います。


今後、新型コロナウイルス感染症の収束によって、対面でのセッションやチームミーティングを行う回数は増えていくだろうと思いますが、今回のキックオフセッションで生まれたつながりによってプロジェクトが大きく羽ばたく未来を願わずにはいられませんでした!

オンラインのセッションがうまくいくのかドキドキしながらの開催と冒頭にお話がありましたが、終わってみたらリアルなセッション以上のつながりも感じられるほどの良いセッションで、実り多き2020年のスタートにつながりました。


記:相内 洋輔


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