2020年度の最終セッション!!!
今回は、2020年度にふじさき地域デザインLABOがチャレンジした内容を共有し合うセッションです!
【ふじさき地域デザインLABO プロジェクトページ:https://www.ourfutures.net/groups/185】
前回のセッションでも紹介をしましたが、2020年度のふじさき地域デザインLABOでは、以下の活動をしてきました。
■ふじさき地域デザインLABO 2020年度活動 <セッション×10回 講習会×2回 アイデアセッション×1回 プロトタイピング×6回>
- 2020年5月29日 キックオフセッション
- 2020年6月11日 プロジェクト憲章 確認ミーティング
- 2020年7月2日 リプランニング 企画計画ブラッシュアップ①
- 2020年7月9日 リプランニング 企画計画ブラッシュアップ②
- 2020年7月20日 リプランニング 企画計画確認<チーム合同>
- 2020年8月5日 プロジェクトPR クラウドファンディング
- 2020年9月3日 【試作版】謎解きゲームのなぞをつくる ナゾツクワークショップ!
- 2020年9月17日 プロジェクト説明会
- 2020年9月18日 【わんどおらんど】農地の新しい使い方プロトタイピング1st
- 2020年9月24日 【ふじさき地域デザインLABO】写真・動画撮影講習会
- 2020年10月9日 【ふじさき地域デザインLABO】観光ツーリズム講習会【協創で取り組む持続可能な観光によるまちづくり】 参加レポート
- 2020年10月23日 【わんどおらんど】農地の新しい使い方プロトタイピング2nd
- 2020年10月24−11月30日 【ナゾツク】フジサキクエスト〜藤崎町にまつわるナゾを解き明かし、町を探索するナゾトキゲーム〜
- 2020年11月20-21日 <あそべるりんごえん> わんどおらんど 2020年11月実証実験イベントレポート
- 2020年12月15日 振返り&共創による構想進化オンラインセッション
- 2021年1月28日 活動振返りセッション
- 2021年2月23日 【わんどおらんど】農地の新しい使い方プロトタイピング4th
- 2021年3月7日 【津軽農縁創造協議会】ふじさきの"香り"を届けるつながる 試飲会
- 2021年3月10日 振返り・次年度計画セッション<チーム合同>
5月29日のキックオフから、3つのチームは、毎週or隔週で定例会を設けて、リズム良くチームで事業をつくりあげていく活動を続けてきました。
また、ふじさき地域デザインLABOは、3チームの合同セッションで学びを共有し合う機会を設け、講習会によって学習機会を提供しました。
年度末の多忙な時期ですが、11名の方が集まり、今年度最後のセッションを行いました!!
2020年度 ラストセッションスタート!!!
ファシリテーターの最上さんから、冒頭に以下のお話がありました。
最上さん)本日は、ご参加を頂きありがとうございます。
今日は、「2020年度の最終セッション」です。目的は、「3チームの活動を共有して、地域にチャレンジからの学びを残すこと」です。
各チームが挑戦した学びを共有しあって、次なるチャレンジャーへ学びを共有できるようにしていきましょう!
最初は、チャットを使って「大喜利」をやりました。
最上さん)今日は、最初に大喜利をやりましょう!お題は「こんな共創プロジェクトは嫌だ。さて、どんなプロジェクト?」です。
ぜひ、チャットに書き込んでください。
※セッションでは、以下のコメントがありました。
・参加者がいない ・参加者が全員吉田オーナー ・オーナーが歌う。 ・競争するプロジェクト ・オーナーが歌わない。人に歌わせる。 ・プロジェクトが立ち上がりすぎてやることがない。 ・参加者が違う地域・国の言葉で伝えるため、9割笑顔とジェスチャ― ・”ボケる吉田とひたすら笑う黒崎”を見守る参加者 ・いつだれが死んでもおかしくない雰囲気 ・ボケ続けて話が進まない ・締め切りが明日 ・常に足を引っ張りあうプロジェクト ・毎日打合せ ・みんな泥酔 ・katakanadarakenokaiwanokaigitotugarubenndarakenokaiwa
最上さん)では、今日はもう一つ最初に問いを出したいと思うのですが、『このプロジェクトが無かったら気づけなかったこととは?』という問いについて、皆さんから一言ずつお話を頂けませんか。
・兵庫県からの参加で、地元でもまちづくりに参加しているが、他の地域でもまちづくりに参加する人が沢山いることに気づけた ・地元に人と他の地域の人がオンラインでもつながることで、新しいアイデアが生まれたり、アクションが生まれることが沢山あると気づけた ・このプロジェクトに参加しなかったら、こんなにパソコンに触ることは無かった ・話をしながら、地域内のメンバーとの感覚と、他県のメンバーの感覚の違いに気づけた ・今まではやってこなかった事業つくりの進め方に沿って、丁寧なファシリテーションや進行の仕方はあっても、なかなか大変だと気づけた ・サービスの損益分岐点を考えるなどのビジネス的な視点を持って事業をつくる点について気づけた ・毎週の定例会で、ファシリテーション力やマネジメント力を学べた ・みんなで進めていく際の難しさと形になると面白いことが学べた ・ホームページつくりやオンラインツールつくり、LINEスタンプつくりなど、目の前でつくる人のきっかけがあって、自分でもやってみればそんなに難しくないことがわかった ・なぞときって、やっぱり面白いと思った ・プロジェクトを通して、メンバーが面白い人が多くて、笑うことが多かった。本当にみんなで腹の底から笑った。全力で笑い、本能に忠実に生きている感覚を味わえた。 ・自分が育ったまちを更に良くするために、「取り組んで行こう」と想いはあるが、なかなか「行動につながらない」という部分もあると気づけた ・その中で、チーム共創という形で進めていくことで、素早いわけではないが、着実に一歩ずつ進められることに気づけた ・なぞを解いてもらうだけでなく、なぞをつくるということも面白いことに気づけた ・複数人で進める際に、大枠の想いは同じだが、細かい所で意識ズレなどがあり、それらをキチンと対話していくことの大切さに気づけた ・藤崎町に何も無いなぁと思いこんでいたが、実際に今年度の活動をやってみたら、めちゃくちゃ笑えることが生まれることに気づけた ・同じ青森にいる立場として、藤崎や周辺地域でどんなことが起きているかを詳しく知ることができた ・事業をつくっていく過程は、大学の課外活動よりも期間も長く本格的でとてもやりがいがあることに気づけた ・県外の人とzoomなどを活用してつながれる時代になったことに気づけた ・逆にリアルで会って話せることの重要性に気づけた ・プロジェクトを進める上で作業分担が必要になるが、最終的にはやったもん勝ちということに気づけた最上さん)ありがとうございます。とても良いですね。面白いか、面白くないか、だけが大事なのではなく、「ゆっくりでも楽しく考える場をつくっていくこと」は、とても重要ですね。
共創プロジェクトの活動には、大変さや辛さ、嫌な思いをする時もあったと思いますが、大喜利の考え方のように「最終的には笑えること」にしていけると良いですね。
改めて、2020年度の初期計画を確認する
各チームの活動結果の前に、ふじさき地域デザインLABOで2020年度にどんなことを実施しようとしていたかの計画の確認をしました。
最上さん)これから、各チームのオーナーに活動結果を共有して頂きますが、その前にキックオフ段階での計画を確認しておきましょう。
このふじさき地域デザインLABOは、2019年度からスタートして、『ふじさき地域LABOメンバーが発案したプロジェクトから藤崎町に誘客が起きている状態をつくること』を目的として活動をしています。
そして、地域内で協力をして自立を図れるようにするために『共創プロジェクトができる人を増やすこと』を大切にしています。また、コンセプトとしては、『プロを目指す大人の部活動』を掲げており、色々と事情がある中でも地域をより良くしたいと想うメンバーの一人ひとりが、楽しみながらアクションすることを大切にしてきました。
2019年度は、共創プロジェクトを立ち上げられるようにするために、共創ファシリテーター育成を行い、17名の方が共創ファシリテーションを身に付けました。そこから、3つのプロジェクトが立ち上がり、今年度につながりましたね。
2020年度は、大きく「プロジェクト憲章(年度計画)つくり」と「プロジェクトPR(事業計画を発信する)」と「共創プロトタイピング(実証実験)」の3つを実施する計画を立てて、3チームとも全てを達成することができました。素晴らしいことです。
また、新型コロナウイルス感染症でイレギュラーなことが沢山ありましたが、県内・県外の方を交えたオンラインでのミーティングを重ねて、約1年で事業をプロトタイピングできる状態にできたことは、とても素晴らしいことだと思っています。
プロジェクトの結果と今後の展望を共有する
初期計画の共有が終わったところで、各チームのオーナーによるプロジェクト活動の共有が行われました。
■わんどおらんどチーム:
吉田さん)では、令和2年度 わんどおらんどプロジェクトの活動報告をさせて頂きます。
今年度は、一言で言うと、チームメンバーみんなでアイデアを出して、それを多く検証できた一年だったと思います。
そして最初に申し上げたいのは、年度内のミーティングやプロトタイピングに、オーナーの私の不在も多かったのですが、チームメンバーみんなで団結して支え合って、楽しみながら進められたことで、こういった活動結果を生み出すことができたと思っています。改めて、皆さんに感謝です。また、私たちが実施計画をしていたプロジェクトは、誘客を中心とする内容のため、新型コロナウイルス感染症を意識して、実施をしてきました。
では、活動に入りますが、最初に行ったことはプロジェクト憲章つくりです。
当初は、「非日常を過ごして心が豊かになる体験をしてもらいたい」という想いから、子どもの頃の「ヒミツ基地の感覚で遊べる場をつくりたい」と考えて立ち上がりました。
そして、チームでの対話を重ねて、その想いだけでなく「藤崎町に新たな誘客を生み出すこと」と「農地の新しい活用法を探索して、新しい農家の働き方としてロールモデルをつくる」というビジョンをつくっていきました。
今年度は、ヒミツ基地が具体的に可視化できている状態、キャンプ場がOPENしている状態と設定しましたが、そこまでは辿り着いておらず、「自分たちが考えたアイデアが本当に楽しんでもらえるか、の検証ができた状態」まで到達したと捉えています。
活動としては、週に1回のチームミーティングを行い、4〜5回のプロトタイピングを行いました。コロナ禍ですので、県外からの誘客等は実施していませんが、地域内のメンバーで実際にやってみたら、めちゃくちゃ楽しかったです。
今年度に取り組んだアクティビティは、以下になります。
- もぎたてりんごのアップルパイづくり
- 採れたて野菜のピザづくり
- キャンドルナイトのイルミネーション
- 草刈り機でGO CART
- 水鉄砲合戦
- りんごの枝ではしづくり
- りんご園で天体観測
- りんごのもぎ取り体験
- もぎたてりんごの生搾りジュース
- キャンピングムービー鑑賞
- りんごの枝の剪定体験
- ホットアップルワイン/ホットアップルジュース
- ダッチオーブンで焼きりんごづくり
活動詳細は、以下に実施内容が記載されています。
- 2020年9月18日 【わんどおらんど】農地の新しい使い方プロトタイピング1st
- 2020年10月23日 【わんどおらんど】農地の新しい使い方プロトタイピング2nd
- 2020年11月20-21日 <あそべるりんごえん> わんどおらんど 2020年11月実証実験イベントレポート
- 2021年2月23日 【わんどおらんど】農地の新しい使い方プロトタイピング4th
- ホームページ制作 https://wandolandapple.wixsite.com/fujisaki?fbclid=IwAR31hcg6mXjSCOKkak-Pl2jzPCxpRJlSunhb-z76Skz64CL4GDx-Yk6r1RE
来年度に向けてチャレンジしたいことは、以下の3つになります。
- 実際にお客様を迎え入れたいということ
- 来年度は動画作成にもっと着手して「あそべるりんごえん」に魅力を伝えていくこと
- りんご園という場所の特長を活かして、「りんご園だからこそできるアクティビティ開発」に力を入れること
プロジェクトでの学びとしては、「やってみたいをやってまれ!」というコンセプトを掲げて、とにかくやってみることを意識して活動をしてきました。アクティビティが楽しいことはアンケート結果からわかったのですが、「お客様と一緒に作業する際の雑談時間が交流を生み出す」ということもヒアリングからわかってきて、改めて『一緒にヒミツ基地をつくり上げられるようにする』という点の重要性が理解できました。また、私にとってはりんごの農作業は仕事ですが、それ以外の人にとっては、真新しい体験になるということがわかりました。これは、貴重な発見でした。
以上が、わんどおらんどチームの報告になります。
■津軽農縁創造協議会チーム:
黒崎さん)では、ちょっと大人のおいしいふじさきプロジェクトとしてスタートして、その後に津軽農縁創造協議会という団体を立ち上げて活動をしてきた私たちの活動報告を行います。
まず最初に、今年度に関わってくださった皆さま、本当にありがとうございました。来年度も引続きよろしくお願い致します。
2020年度の活動ですが、大きくは以下の6点の活動を行いました。
- プロジェクト憲章の作成
- 団体の設立
- 事業計画の作成
- 製品開発(レシピと製造方法)
- マーケティング(コンセプトの調査)
- 試飲会の実施 2021年3月7日 【津軽農縁創造協議会】ふじさきの"香り"を届けるつながる 試飲会
結果としては、以下になります。
- ノンアルコールスピリッツのレシピを1つ創り上げた
- 清涼飲料水の製造認可に関わる検査は、来年度の活動となった
- 上記に合わせて、販売や一般試飲会は製造認可後の活動となった
改めて、当初のプロジェクト憲章ですが、最初は「フレーバーシロップをつくるプロジェクト」として立ち上がりました。目的としては藤崎町の農家さんのために、ファンを創出して、そのファンが藤崎町へ訪れ、農家とお客様が直接つながって、地域の農作物を直接購買できるようにすることを目指しています。
私たちは、隔週単位のオンラインミーティングで、藤崎町と県外の方をつなぎながら、プロジェクト活動をしてきました。
プロジェクト憲章後には、津軽農縁創造協議会という団体を立ち上げました。大きくは、農産加工品の製造・販売事業と、生産者応援イベント・広報事業という2つの事業を行う目的で設立しています。
私たちのプロジェクトチームは、藤崎町からは4名、東京から3名、宮城から1名、大学生が2名というチームで、レシピつくりに当たって、2019年のJameson Barrelmen's Homecoming2019 世界5位に入賞されたバーテンダーの中村さんにも加わって頂きながら、活動をしました。
9月頃に町長をはじめ、マスコミ向けに事業計画を発表したのですが、その際に「フレーバーシロップ」から「ノンアルコールスピリッツ」に変更した事業計画を披露しました。
その後、製品開発としてレシピつくりを中村さんに担って頂き、試作品の製造を私が行いました。
コチラが試作品製造シーンの動画になります。
その後に、飲料と生活に関するマーケティング調査を行い、商品コンセプトの絞り込みを行いました。
そして、先日3月7日にノンアルコールスピリッツとモーレトマトハニーウォーターを使ったカクテルを楽しむ試飲会を行いました。
最後に、今年度の活動を通じた気付き・学びは以下になります。
- ノンアルコールスピリッツの製造は、想像以上に難しいことがわかった。現在の設備だと1時間に100mlしかつくれないため、とても時間がかかる。また、加工先も問い合わせをしたが、対応できるところが無いという状況だった
- 本プロジェクトの目的である「地元の農家に貢献すること」ができていないということが課題です
- また、私自身がリーダーに向いていないということが活動を通じて理解できてきました
■ナゾツクチーム:
畳指さん)ナゾツクという団体は、ナゾトキを通じて、地域の魅力を遊んで学べる社会をつくりたいというビジョンのもと、活動をしています。
活動は、毎週土曜日の夜にミーティングを行いながら、2020年度は以下の活動を行いました。
- プロジェクト憲章の作成
- 団体の設立
- 事業計画の作成
- ナゾツクワークショップの実施 2020年9月3日 【試作版】謎解きゲームのなぞをつくる ナゾツクワークショップ!
- フジサキクエストの制作・販売 2020年10月24−11月30日 【ナゾツク】フジサキクエスト〜藤崎町にまつわるナゾを解き明かし、町を探索するナゾトキゲーム〜
- ホームページづくり https://nazotsuku.wixsite.com/website?fbclid=IwAR3M99Bem23U1XgIb9OxKv4SxCiWO6V2ZTk4ikZBr4bTFmoBQ1kVDRwJRAw
立ち上げ初期は、そもそもチームメンバーがナゾトキを知らない状態だったため、概要説明から行い、どんなナゾトキゲームをつくりたいかを考えて行きました。
そして、藤崎町を回遊させるナゾトキをつくることが決まり、チームメンバーで藤崎町のどんなところをナゾにしたら良いかを考えるために、フィールドワークを行いました。
そして、少しずつナゾトキゲームのイメージが掴めてきたところで、参加者がナゾをつくる「ナゾツクワークショップ」を行いました。このワークショップは、『ナゾは解くほうが面白い』と思っていた固定観念を大きく変えるほど、良い場になりました。また、ワークショップ自体も面白かったのですが、メンバーが『参加者にナゾをつくってもらえるようにする準備』をしたため、ナゾの作り方を素早く学習してくれて、その後の活動がスムーズになっていきました。このチームの活動は、これが転機だったと思います。
そして、そこからは「フジサキクエスト」を実際につくっていきました。コースは、フジサキコースとトキワコースの2つを用意することになりました。また、LINEを活用して、答え合わせやヒントを見れる仕組みもつくり上げていきました。
あとは、告知の部分で、SNS(instagram)やHPを作成しましたが、まだファンを獲得していく活動にまでは届きませんでしたが、プレスリリースを行ったことで、津軽新報さんやNHKさんへ取り上げて頂き、藤崎町の各家庭へチラシの配布を行い、プロトタイピングにお客様を招き入れいることができました。
このチームは、フジサキクエストをつくりあげる過程で、殆ど全員が参加し、プロトタイピングの初日も含めて、企画・開発・販売・アフターフォローを行い、一通りの経験を経たので、来年度はその経験を活かして、より地域の魅力を遊んで学べる社会につなげていければと思っています。
来年度の活動ですが、まずはフジサキクエストの在庫が残っていますので、GWくらいから販売を開始していきたいと思っています。また、りんごのナゾをつくるという方針を決めたので、来年度に新しいナゾトキゲームをつくっていきます。
事務局からの総括
続いて、ふじさき地域デザインLABOの事務局を務めた佐藤さん、最上さんから一言を頂きました。
佐藤さん)このふじさき地域デザインLABOの活動の目的は、地域のみんなが主役となって、新しいチャレンジができるようになり、そのチャレンジを通じて、新しい価値を生み出していこう、という活動です。
今日の発表を聞いて、わんどおらんどでは、「藤崎町に観光地が無い」と言われている状況下で、あそべるりんご園という新しい価値づくりから、藤崎町を目的地とした誘客が見込めるチャレンジをしていることがわかりました。今年度は、コロナの関係もあって、知人周辺の体験でしたが、参加者からの反響はよく、「キャンプ場などとは違った楽しみ方があること」は、とても期待ができますね。来年度は、一般のお客様に参加をしてもらえる機会をつくって行きましょう。
津軽農縁創造協議会については、最後にノンアルコールスピリッツの製造ハードルが高いというお話と、目指したいゴールである農家さんへの貢献という課題のお話を頂きましたが、チャレンジをしていくことがこの事業の良いところで、本当に素晴らしいと感じました。そういった課題は、数々のチャレンジをしたからわかったことだと思いますので、今後に藤崎町周辺で同様の事業立ち上げを図ろうとしている人がいたら、どういったところが難しいのか、などを伝達できるようにしていけると良いと思いました。同様に、マーケティング調査については、他のチームよりもとても細部まで実施されていたので、そのノウハウも他チームへ伝達していって欲しいですね。
ナゾツクについては、ナゾトキというサービス商品は世の中にあったが、それを地域に落し込むところと、ナゾツクワークショップという体験の場をつくったことは、新しい価値として提供できたと思います。また、フジサキクエストを制作するだけでなく、LINEを活用することで、リアルとオンラインを結びつけて地域の魅力発信を行ったというチャレンジもできていたのは、本当に素晴らしいと思いました。
来年度もみんなで楽しくやりたいと思っていますので、役割を取り合うような積極性で活動を盛り上げて行きましょう。
最上さん)まず、皆さん本当にお疲れさまでした。定期ミーティングもあって、多くの時間も費やされたと思います。
私が皆さんにお伝えしておきたいことは、こういったチャレンジには苦しさや辛さが伴うのですが、「若い人からみて、格好良い大人になろう!」ということです。
どういった意味かというと、現代を生きる人たちには「成功パターン」という生き方がありません。つまり、何かをしたら上手く生きていける。という保証のようなものは無いです。
とすると、現代の若い人たちは「これから先、どうやって生きていけば良いのか?」を考え抜く力が必要になってきているわけです。一昔前は、人生ゲームのような生き方ができたかもしれませんが、現代はそうはいきませんね。そして、自立して生き抜くことを経験した人はとても少なく、教えてくれる人も少ないという状況です。
そのような時代の中で、若い人たちは「チャレンジしていない人」や「チャレンジしていない町」をよく見ているのではないか、と思います。そして、「チャレンジしている人」や「チャレンジしている町」に魅力を感じているのではないか、と思います。
なので、ふじさき地域デザインLABOの活動は、チャレンジの連続なので、正直に苦しいし、辛いこともあると思います。けれど、私やみんな仲間で、その苦しさを吹き飛ばして、「若い人からみて、格好良い大人」に見えるチャレンジをして行ければと思っています。
改めて、今年度の皆さんの活動は、「本当に格好良い大人」でした。また、来年度も一緒に支え合いましょう!
2021年度 ふじさき地域デザインLABOの計画案
2020年度の振返りを終えて、最後に2021年度のふじさき地域デザインLABOの活動計画案について、共有を頂きました。
最上さん)最後に、2021年度のふじさき地域デザインLABOの活動計画案を共有します。
来年度は、大きく3つの活動を行います。1つは、LABOのプロデューサー育成を行います。私は、共創アドバイザーとして、県外からこのプロジェクトを支援していますが、この役割を地域の方に担って頂きたいと思っています。そのために、約1年間をかけてアドバイザーの役割を伝達していきます。
2つ目は、全体推進の活動です。2021年度の3チーム合同活動は、「キックオフ」と「振返り」の2回とします。それ以外は、隔週にオーナーとの朝会を行います。
3つ目は、各プロジェクト毎に具体的に支援をしていきます。来年度は、今年度のようにプロトタイピング支援を行うとともに、持続可能な事業にするために「利益が出るビジネスモデルや仕組み化」について、専門的にサポートをしていこうと考えています。
次年度は、4月下旬〜5月中旬予定でキックオフセッションが開催され、事務局よりアナウンスを頂けるようです。
少しずつ形になってきた事業をもう一歩前進しつつ、藤崎町の中でプロデューサーも育成するという一年で、どう変わっていくのか、本当に楽しみですね。
皆さん、今年度は本当にお疲れさまでした。また、来年も大人の部活動を楽しみましょう!!!
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