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このストーリーは

プロジェクト 「 藤崎町 未来志向の地域デザインプロジェクト2019-2021

から投稿されました。

ふじさき地域デザインLABO クラウドファンディングの実施に向けたミーティングを開催しました!


各プロジェクトが毎週ミーティングを開催し、着々と活動の実現が近づいてきていることを感じる「藤崎町 未来志向の地域デザインプロジェクト2020」です!

今日は持続的な活動を実現するため、各チームの収支計画や、サービス内容のアップデートを目指して打ち合わせを開催しました。

プロジェクトによっては、ここから徐々にクラウドファンディングへのチャレンジへ向かいます。クラウドファンディングを達成するには、多くの人に共感をいただくことが欠かせません。そのため、自分たちのプロジェクトは共感が集まるストーリーになっているか、チームメンバーどうしの認識に齟齬はないかなど、いつもよりも細かな確認が多く交わされるミーティングとなりました。

 


ナゾツクチーム


最上さん)藤崎町で実施されるなぞ解きのフィールドとして、藤崎コース、常盤コースの回り方が決まってきましたね! 次は費用感をさらに細かく詰めて行くと良いと思います。現時点では、実現が可能そうな客数や客単価が想定されており、赤字が無さそうな見通しとなっていたので、素晴らしいと思います! 別途、オンライン版の開発にあたり、画像や動画とLINEのチャットボットを活用したなぞ解きツアーも作成の試作も始まりましたね。自分たちでつくってみて、遊んでみることで、改善案が浮かぶので、時間をつくってなぞ解きしましょう!



畳指オーナー)リアルイベントの実施に関しては、参加者に使っていただくしおり等の作成を頼めそうなデザイナーの方とコンタクトが取れました。予算内で実施できるように交渉をしており、実施背景についてもご理解を頂けました!


最上さん)活動のスケジュールとしては、ナゾツクワークショップ(※参加者を募り、謎解きの参加者に実際に問いてもらう謎を作成するワークショップ)を実施し、謎解きのストーリーを仕上げる必要がありますね。


畳指オーナー)そうですね。10月末と11月上旬に、藤崎町で津軽エリアの物産展が行われると聞きました。そのため人の往来が期待できると思います。この日程に合わせて初回の実証実験(プロトタイピング)が実施できるように検討したいです!


最上さん)いいですね! ぜひそうしましょう! それに向けて、宣材写真も撮り始めておきたいですね! それと、ナゾツクワークショップで仕上がった謎が本当に面白いかを早めに検証したいです。


畳指オーナー)ストーリーに合わせた印刷物などのデザインに関するトーンアンドマナーを揃えることや、なぞに関する納得感や爽快感を感じてもらうことは、謎解きイベントにおいてとても重要なので、参加者にどんな感動を与えられるか考えて行きたいです!


川田さん)体験してもらった方には、ぜひ、お友達に紹介したくなるかを聞いてみたいです!


最上さん)このチームは、謎を多くの方と一緒につくれる構造になっているのが、共創という観点から見た時にとても素晴らしいと思っています。今日挙がったいくつかの検証点をしっかり確認しつつ、クラウドファンディングに向けたミーティングをオンラインで重ねて行きましょう!




ワンド・オランドチーム


福士さん)私たちのチームは、事業立ち上げに関する資金を藤崎町の助成金事業から支援を受けるために、会の設立や、事業計画、収支計画の作成を進めています。会則はあと少し手直しすれば完成します!


石澤さん)会の名前は「ふじさき apple アミューズメント」が良いのではないかなと思っております! みなさんと相談して決めたいと思います。

最上さん)今後の活動としては、9/17日に事業の紹介や今後の活動を発表する機会を設けます。新型コロナウイルス感染症の影響もあり、どのような形での実施とするか、現時点では判断できない部分もあるのですが、当日のプレゼンテーションを通じて、仲間集めや、資金集めを意図して、活動への想いを宣言していただけたらと思っています。


石井さん)私たちチームの活動は、現時点ではビジネスの形になっているとは言い難いと思っているのですが、この状態で何年も活動を継続できるでしょうか?


最上さん)このチームは活動を実施するための土地を持っているので、人件費を固定で抱えない限り、赤字にはなりにくい体質の業態と言えます。なので、人件費をボランティアベースで初めて、徐々に事業化する。のように、長期的に実験しながら進めることもできます。そうはいっても、備品等のメンテナンス費用はお金がかかりますので、事業化すべきという考えの側面もあります。どちらに舵を切っていくかは、チームメンバーで話し合って結論を出す必要がありますね。


石井さん)この活動の目的を達成するためには、たくさんの農家を巻き込む必要があり、そのためには新しい取り組みを通じて利益を出すことがとても重要だと思う。ぼくもそれを目指して頑張ろうと思っているフェーズなので、一緒にチャレンジしたいです。せっかくこうして関わっていられているので、大きなうねりを作りたい!


池本さん)確かに、どうやったらビジネスになるかの道筋が見えず、停滞感を感じている部分があります。


最上さん)まずは、このメンバーが活動を通じて、本当にビジョンを実現したいのかを改めて問う必要がありそうですね。プロジェクトが掲げているビジョンを達成するなら、当然、利益を上げないといけないとならないのは明白だと思います。ですが、「設け方」に関する話は挙がっていません。いろいろな話が挙がっていますが、まずビジネスプランを作り上げてみて、そのうえでどう進むかを考えてみるという手順がいいかもしれません。一緒に作っていきましょう!





津な軽チーム


中村さん)最近感じていたんですけど、メンバー間で、ノンアルコールスピリッツのイメージが一致していないのではないでしょうか? 仕上がりのイメージがズレると大変なので、早いうちにすり合わせておいたほうが良いと感じています!


五十嵐さん)競合品ですが、私は試しに飲んでみました。トニックウォーターで割って飲んでみたけれど、とても美味しかった。しっかり香るし、ノンアルコールビールより個人的には好きだなと思いました。想像していたよりも良かった! ただ、ちょっと値段が高いかなあ(笑)


中村さん)五十嵐さんが飲まれた商品は、とてもたくさんのスパイスを使っていて本格派だから、高いは高いんですけど、相当値付けを抑えているとも推察しています。


最上さん)もともとお酒を飲んだことが無い人、飲まないという人にとって、ノンアルコールスピリッツはどう感じるのだろうか?を検証したいですね。


中村さん)私は、飲み方のレシピ開発に貢献できると思います! お酒っぽく飲むためのレシピ、ジュースっぽく飲むためのレシピを整えていきましょう。せっかくなので、日本中に通用するスタンダードを作りたいです! そして出来上がった商品は、ぜひ自分の店で使いたいと思います。


最上さん)開発・製造に関しては、まずは黒崎やチームで小さく自作した後に、然るべき企業に外注する流れが良いと思います。こんな感じの味がいい! という基準ができてからのほうがリスクが少ないですね。ただ、蒸留は私も簡単な方法でやってみたのですが、作業中はずっと火の側から離れることができず、時間的な労力が大きいかもしれません!


中村さん)作業もそうですが、ノンアルコールスピリッツを商品開発していくのは、味を決めるというより、香りを決めることになるので、けっこう大変な作業になると思う。


黒崎オーナー)ノンアルコールスピリッツをベースに、リンゴジュースなどを混ぜて美味しい飲み物をつくっても面白いと思うんです! そうすることで、藤崎町のリンゴジュースの拡販にもつながったら私としてはとても嬉しいです。


中村さん)なるほど! では、まずはノンアルコールスピリッツの基準となる香りを決めるために、試作を初めてみます!





試行錯誤の深まりを実感したミーティングでした!


今回のミーティングでは、どのプロジェクトも乗り越えて行かなければならない壁に手をかけ始めているような印象を受けました。


活動を継続的なものにしていくためには、ユーザーにとって価値のある商品・サービスを作らなければならないのは当然ですが、内側に目を向けると、自分たちは何を目指し活動するのかを言語化し、メンバー間で認識の齟齬が生じないよう対話を重ねていくことも大切です。


これらはどちらも一朝一夕では実現しえないことなので、時間がかかりますし、場合によってはメンバーどうしの衝突が起こるかもしれません。でも、各プロジェクトがこうしたフェーズへと差し掛かっているのは、参加しているメンバーがみな「本気」だからこそ!


中途半端な気持ちでやっていたら、深い議論や、方向性を巡っての対立は決して生まれません。


いまは活動のターニングポイントとなり得る重要な山場だと思いますので、ぜひ2019年度の活動で身につけた「共創ファシリテーション」のあり方や手法を活かして、質の高い対話を重ね、ブレイクスルーを生み出して欲しいと思います!


次回の活動発表も楽しみです!


記:相内 洋輔


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