2020年のオリンピック参加のためにできること
セッションの目的
「2020年のオリンピックに参加する」というお題で、自分たちができることを考えてみます。
選手にならないと参加できないと思っていませんか? 東京オリンピックを取り巻く環境の変化を利用して、心のなかに閉じ込められてしまっているかもしれない「これからやってみたいこと」を、発掘して形にしてみましょう。
開催終了
インフォメーション
- 開催日時
-
2013/11/27 (水)
18:45 ~ 22:00 - 応募締切日時
- 2013/11/27 (水) 22:00
- 会場名
- ギークオフィス恵比寿
- 住所
- 渋谷区恵比寿4-7-6 KTビル3F
- > google mapで表示
- 定員
- 25 人
- 参加費
- 会場払い 1,000 円
- 備考
開場は18:30 としますが、準備のため18時には対応可能です。
会場は恵比寿駅東口から徒歩5分ほどです。住宅街の中にありますが、Googleマップ通りにいらしていただき、道から見える「KTビル」の看板の右手にある3階建てビルの3階になります。
参加費は、場の使用料となります。ソフトドリンクの提供があります。- 主催者
創発計画株式会社 代表取締役 高野元
対象者
未来に向けて何かをしたいとお考えのみなさま。
詳細説明
オリンピックは競技に参加する人、それを応援する人、だけで構成されているわけではありません。
東京オリンピックの開催を具体的に考えてみることで、2020年の東京を取り巻く環境がどのように変わっていくのかを想像し、そこで自分や自分の仲間がどのような役割を果たしたいかを考えてみます。
・どういう形で参加したいか
・そのために3年後にどうなっていたいか
・そのために今からできることはなにか
というブレスト型のフューチャーセッションになります。
東京オリンピックをテーマに取り上げてはいますが、必ず起こる未来を具体的に想像してみることで、心のなかにある「これからやってみたいこと」を発掘して形にすることで、未来につながる具体的なアクシションを生み出します。
概要
またまた東京オリンピックをネタにしたフューチャーセッションをやってみました。
年末も近づくなか、集客に苦労しながらも9名の参加者に来ていただきました。最初は、東京オリンピックに対して消極的な印象でしたが、対話を繰り返す中で次第に前向きな発言がでるようになりました。さらに、プロトタイピングではいくつかのアイデアが生まれる中で盛り上がりを見せ、参加者それぞれに気づきが得られたようです。
3チームがプロトタイプとして未来新聞を作成しましたが、そのテーマは次のようなものになりました。
- おもてなしもここまで来た
- シルバーITが日本を変える
- ものを大切にする日本のリユース品が大好評
セッションの経過
テーマを共有する&関係性をつくる
「東京オリンピックは賛否はあれどやってくるので、楽しんだほうがいいですよね。それをきっかけに、どういうアイデアが生まれるのか、それ自体が楽しみです」というお話をさせていだきました。つづいて、一人ひとり自己紹介をしてもらいました。
多様な知識を持ち寄る
オリンピックについて思うこと・期待すること、を中心に自由に話をしてもらいました。ワールドカフェ形式をとったのですが、当初6人で始めたため、1セット目は3人ずつ、2セット目は二人ずつで対話してもらいました。
話された内容は、オリンピックに対して消極的な意見が多く、ファシリテーターとしては内心不安だったのですが、場があたたまるに連れて前向きな意見もでるようになりました。
新しい問題の構図を描く
まず、マグネットテーブルで仲間を見つけてもらい、3チームを作りました。
各チームでブレインストーミングをしてもらい、活動のテーマを決めてもらいました。
さらに、そのテーマに関するアイデアをたくさん出してもらいました。30個以上が目標でしたが、時間切れで15-20件でした。
自分のチームに対して3票、他チームに2票ずつ、という形で投票してもらい、上位3つのアイデア/アクションを抽出してもらいました。
各チームでブレインストーミングをしてもらい、活動のテーマを決めてもらいました。
さらに、そのテーマに関するアイデアをたくさん出してもらいました。30個以上が目標でしたが、時間切れで15-20件でした。
自分のチームに対して3票、他チームに2票ずつ、という形で投票してもらい、上位3つのアイデア/アクションを抽出してもらいました。
プロトタイピングする
各チームがテーマと3つのアイデア/アクションを実行した結果、2020年のオリンピック期間または後に新聞記事の一面を飾った、という立て付けでプロトタイピングしてもらいました。新聞にまとめるということで、個々のアイデアがより具体的になったり、一見関連性が無いアイデアであっても、並べてみると意味を持たせられる、という気付きが目に見える形になりました。
新聞を作ってもらったあとは、未来シナリオを書いてもらいました。
全脳思考方式で、2つの谷を持つフリーハンド曲線を書いてもらい、山には良いできごと、谷では悪いできごとを書いてもらうようにしました。
良いできごとが先に浮かぶチームあり、悪いできごとが先に浮かぶチームありでしたが、いずれかを書き出すと反対側が思いつく、という流れになりました。アイデア出しにコントラストをもたせると、発想が膨らみますね。
アクションを生み出す
最後に、セッションの感想と明日からできることに触れてもらいました。簡単にご紹介します。- オリンピックが、日本人が日本の良さに気づくきっかけにできると気づいた。
- 身近な人のことを考えるきっかけになりました。明日両親に電話する。
- オリンピックは箱物の議論が多いが、それ以外に貢献できることがないか考えたい。
- オリンピックが、日本の外に目を向けるきっかけと、外から日本の中を見るきっかけになると気づいた。ホストファミリーに連絡する。
- オリンピックに対するネガティブイメージを、ポジティブイメージに転換できたのは驚き。シルバーとITで世代間交流活動を応援したい。
- フューチャーセッションを増やしたい。外国人も巻き込んでやってみたい。
- ブレストが収束したのに驚き。みなさん日本に誇りを持っていることに感銘をうけた。
- 普通の日本人も、オリンピックの意義について考えたほうが良いと感じた。日本のいいところに注目しよう。
- オリンピックに興味がなかったが、視野を広げることができた。このセッションの気づきをツイートする。iPadを両親にプレゼントしたい。
ファシリテータの感想
二回続けてオリンピックネタでセッションを開催しましたが、当初はオリンピックに対して消極的だったのに、対話してアイデアを育てるうちに前向きに転換していく様子に、フューチャーセッションのパワーを感じました。前向きの議論になるとアイデアがどんどん出てきます。参加者が変わっていく様子を見るたびに、セッションの応用範囲は広いなと感じます。いろんなテーマやメンバで実践を積んでいきたいと想います。