ナゴヤをつなげる30人
セッションの目的
今回、申込者数が30名を超えました。当選結果につきましては、当選者に対して申し込みいただいた際に登録していただいたメールアドレスに9月3日(火)午前中までに通知いたします。当日について連絡・質問事項等ございますので、必ずご確認ください。なお、不明な点等ございましたら、名古屋市役所地域振興課(052-972-3129)までご連絡ください。(メールが届かなかった方は落選となりますので、ご了承ください。)
大規模災害などを契機として、地域の助け合い・支え合いといった関係の重要性が再認識 され、日頃からの住民同士の関係づくり、また、そのきっかけとなる地域活動に注目が集まっています。
より住みやすく愛着の持てる地域、魅力ある地域をつくるためには、住民や様々な地域団体の方々などが、地域に関心を持ち、協力し合いながら身近な課題に取り組んでいく地域の力が非常に大切です。
その一方で少子高齢化の進行や単身世帯の増加、住民同士のつながりが希薄化し、これま で行ってきた活動の継続が困難になるなどの課題も指摘されています。
「ナゴヤをつなげる30人」では、地域活動の将来の地域の担い手となる20代、30代の若者を中心に、フュ ーチャーセッションの手法等を用い、企業・NPO・行政など背景の異なる多様な 人々が半年間のワークショップを通じて、ナゴヤの地域課題の解決策を始めとし たアイデアを創出していきます。
インフォメーション
- 開催日時
-
2019/09/10 (火)
13:30 ~ 17:30 -
2019/10/08 (火)
10:00 ~ 17:30 -
2019/11/14 (木)
10:00 ~ 17:30 -
2020/01/16 (木)
10:00 ~ 17:30 -
2020/02/07 (金)
10:00 ~ 17:30 - 応募締切日時
- 2019/08/30 (金) 11:00
- 会場名
- Open Innovation Biotope “Cue” など
- 住所
- 愛知県名古屋市中村区名駅3-28-12 大名古屋ビルヂング14F (株式会社オカムラ 中部支社内)など
- > google mapで表示
- 定員
- 32 人
- 参加費
- 無料
- 主催者
名古屋市市民経済局 地域振興部 地域振興課
TEL:052-972-3129
Mail:a3118-01@shiminkeizai.city.nagoya.lg.jp
対象者
1)市内在住・在勤・在学の方が対象です。
2)応募者多数の場合は抽選とします。(結果は本サイトにて発表します)
3)原則全日程参加できる方に限ります。(初日・2日目を欠席された場合、次回からの参加をお断りする場合があります。)
詳細説明
※募集開始は、8月19日(月)10時〜です。
添付ファイル
ナゴヤ30募集.pdf
(2019/08/08 15:08にアップロードされました)
2019年9月10日、名古屋市市民経済局 地域振興部 地域振興課 主催による
「ナゴヤをつなげる30人」がキックオフしました。
ナゴヤに関係する企業、NPO、市民、そして行政からセクターを越えた20-30代の
メンバーが集い、約5ヶ月をかけて、ナゴヤのセクター協働による
地域コミュニティ活性化企画を練り上げていきます。
まずは、名古屋市役所 市民経済局地域振興部の成田部長よりご挨拶をいただき、
本事業への意気込みや期待について述べていただきました。
その後、本事業の担当でもある地域振興課の丸澤主査より本事業開催にあたって
名古屋市の財政状況、人口構造、地域コミュニティの現状について詳細な説明がされました。
特に、町内会・自治会の加入率が、
平成20年度⇒82.4%
平成30年度⇒72.2%
と、この10年間で10%程度、加入率が減少している中で、
どのように地域の安全・安心を確保していくのか、という問題意識が
「ナゴヤをつなげる30人」に着手する大きなキッカケになっているようです。
様々な研究によると、地域コミュニティが活性化している地域では、
●うつ発症の減少
●認知症リスクの減少
●要介護リスクの減少
●長寿
などの傾向があることが報告されているようです。また、大規模災害時には、近所づきあいのあるところほど、
地域住民による助け合いが進み、復旧も早いといわれています。
上記のようなことを踏まえ、
企業・NPO・市役所など、様々な背景を持った30人による将来の地域コミュニティ像
を描いていくことが、「ナゴヤをつなげる30人」の大きな使命となります。
●緊張の中、自己紹介へ
この日、初めて一同に介したメンバー達。
会場にはピリっとした緊張感が漂っていました。
そんな中、ファシリテーターをつとめる加生さん(㈱フューチャーセッションズ)の進行により、
お互いの自己紹介を丁寧にしていきます。
●ファシリテーションを身につけることで、30人が様々なステークホルダーをつなげていく。
このプロジェクトの大きな挑戦は3つあります。
1つ目は、違うセクターの30人のメンバー同士がコラボレーションしていくこと。
2つ目は、30人がそれぞれのステークホルダーをつなげていくこと。
3つ目は、ここでの経験を各所属組織に持ち帰り組織の変革や事業創造につなげていくこと。
この3つを実現していくために必要なスキル。
それが「ファシリテーション」です。
そこで実際にファシリテーションを学んでいくため、
3つの対話の手法について実際に自分たちが体験をしながら、体得をしていきます。
●ペア対話 〜タイムマシーン〜
まずはお互いペアを組んでじっくり対話を行う「ペア対話」
簡単なようでいてなかなか普段の生活や仕事の中で、一つのテーマについて
お互いの意見を交換し合う場面は少ないのではないでしょうか。
この日は、
・4年前、想像していなかったけれども、自分やナゴヤに起きていることは?
・2023年になりました。振り返って、どんな想像できないことが自分やナゴヤに起きていますか?
という「問い」であたかもタイムマシーンに乗ったかのようにお互いにあったこの4年の出来事や、夢について話をしていきます。
そうすると不思議なことに、さっきまで見ず知らずだった人の人となりを深く知ることで、
お互いの中に信頼関係が醸成されていきます。
●ワールドカフェ
次に体験したのが「ワールドカフェ」
あたかもカフェにいるようなリラックスした環境の中で、
様々なテーマについて、今回は4人☓8グループを作り、対話を行っていきました。
テーマは、
●これまでの自身の地域コミュニティの関わりは?
●地域コミュニティと「今の自分の仕事」との接点は?
●セクターを越えた地域コミュニティー(「ナゴヤをつなげる30人」)の可能性とは?
の3つ。過去、現在、未来と時系列を変えてセッションを繰り返していき、
この30人でできそうなナゴヤの地域活性化アイデアの種を探っていきます。
最後に各テーブルで、どのような話し合いがなされたのか発表をしていきます。
●ブレインストーミング・ドット投票
この日の最終ワークはブレーンストーミングとドット投票。
「ナゴヤをつなげる30人」で取り組みたいテーマ(「問い」)は?
という問いで、8人☓4グループをつくり、
20個のアイデアを出していきます。
その後、アイデアを全体で共有し、
各自、「これは!」と思ったアイデア3つを選び、
投票をしていきます。
結果、この日に多くの得票を得たアイデアは、
●地域コミュニティを未来の学びの場に
●地域コミュニティをスポーツで活性化
●駅前の放置自転車対策
●外堀の有効活用
●地下街をもっとわかりやすく
●年越しイベントの開催
●交通事故死者ワースト1の脱却
●商店街の復活
●車移動に頼らない社会
●B級観光スポットめぐり企画
などが挙げられました。
●今日はキックオフ。本番はこれから。
今回は、ファシリテーションを通じて、お互いのことをより深く知ったり、
ナゴヤへの思いを通じてつながりを深めていくことを大きな狙いとしました。
今回の内容を踏まえて次回はより具体的なチーム作りや、企画づくりに着手をしていく予定です。
最後に、河村たかし名古屋市長を来賓に迎え、
挨拶と記念写真を。
この30人で、もっともっと素敵なナゴヤのコミュニティーをつくっていきましょう!