日本のリ・デザイン
Mission
これまで日本各地でホールシステムアプローチを専門に行ってきたファシリテーターが漠然と見てきた重要な課題は、日本には今、再設計(リ・デザイン)が必要であるということでした。
しかし、それは日本人のメンタルモデル(根底にある価値観)などとも関係して一筋縄ではいかないこともわかりました。今の日本において、様々な組織や個人で自己変容の兆しがあるものの、何をどうしたらよいかが見えてきません。そのためあきらめ感や「まずは自分だけが生き残ろう」というサバイバル発想、そして閉塞感が渦巻いている。個々の問題を分断して考え、モグラタタキをしていくのではなく、「日本の未来に向けて、今、何をリ・デザインすべきなのか」というそもそもを参加者とともに自由に話し合っていきたいと思います。
インフォメーション
- 開催日時
-
2013-06-09 (Sun)
15:00 ~ 17:30 - 応募締切日時
- 2013-06-09 (Sun) 17:30
- 会場名
- 六本木(参加者に別途ご連絡します)
- 住所
- 東京都内(六本木1丁目)
- > google mapで表示
- 定員
- 20 人
- 参加費
- 会場払い 2,000 円
- Information note
場所の詳細は参加者に追って連絡します。
開催案内に従って、メールにて参加のエントリーをしてください。
このセッションは有料(¥2000)となります。当日集金させていただきます。- 主催者
Link and Create および(株)HRT 共催
Participation
特に制限はありません。
Description
内容・手法:
今回のリ・デザインを目的としたフューチャーセンターは、現行の制度や仕組みをどう変えたらよいのかというシンクタンクや政府の審議会が行うタイプの話し合いではありません。
そもそも日本人のメンタリティは、今どうなっているのか。これからどんな未来を築いていくことが大切であり、そのためにどうすれば国民の変革エネルギーが沸き起こるかというそもそも論を展開する。”そもそも論”の展開にはそもそもカフェの手法を使います。
さらに話し合いで出てきた未来シナリオから逆算し、そのシナリオを実現するために必要なメンタリティとは何かを未来からのバックスキャンで考えてみます。さらに、メンタリティを醸成するための仕掛けを参加者から大胆に提案していただければと考えています。
時間は限られているため、コミュニティのグループfbを立ち上げ、行動したい人々が自主的に集まってオンラインで意見交換し、スピンアウト企画が立ち上がることを期待しています。
フューチャーセンターウイーク企画 <日本のリ・デザイン>は以下の要領で開催致します。※この企画は、フューチャーセンターウィークにエントリーするイベントです。
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フューチャーセンターウイーク企画 <日本のリ・デザイン>
開催日時 2013年6月9日(日) 15:00~17:30 (交流タイム30分も含む)
都内(六本木) 会場については、参加者に個別にご連絡します。
ファシリテーター
福島毅
Link and Create 代表
株式会社HRTパートナー
柏フューチャーセンター所長、
大川恒
株式会社HRT 代表取締役
ワールド・カフェ・コミュニティ・ジャパン(WCJ) 共同代表
マネジメント・フューチャーセンター(MFC)共同代表
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■参加費 2000円
■参加人数: 20名まで ※先着順
最低催行人員 9名
(申し込み者多数の場合は定員を増やす場合があります)
■開催場所 都内(六本木)
(申し込んで頂いた方に詳細をお送りいたします)
■主催: 株式会社HRT、Link&Create
■フューチャーセンターウイーク企画 <日本のリ・デザイン>
2013年6月9日(日) の申し込み方法
mail@infohrt.com
上記アドレスに、下記の内容を記入して、メールして下さい。
フューチャーセンターウイーク企画 <日本のリ・デザイン>
(2013年6月9日(日))の申し込み
(1)氏名 (ふりがな)
(2)所属 (会社名、学校名、団体名)
(3)連絡先(携帯電話)
(4)以下の参加条件に同意できるか? YES NO
(5)セミナー終了後の懇親会に参加する YES NO
■参加条件(1から5)
1 集合時間の14時45分に間に合うようにスケジュールの調整ができる。
<遅れる場合は、到着時刻をお知らせいただける>
2 政治的、宗教的活動の場としての利用はご遠慮願います。
3 ファシリテーター(福島、大川)の研究・研鑽のため、セミナーを録音することがございます。ご了承ください。録音されたものはファシリテーター(福島、大川)のみが使用いたします。
■ フューチャーセンター
スウェーデンのレイフ・エドビンソン教授によって命名された、中長期的な課題の解決を目指し、幅広く課題に関係する人々が集まり、対話を通して解決していく創造的な場を示す。欧州では、オランダの治水交通省のLEFや国税庁のシップヤード、カントリーハウス、デンマークのマインド・ラボなどがあり、日本では、富士ゼロックスや東京海上日動システムズのフューチャーセンターが民間セクターで立ち上がった。日本における公的なフューチャーセンターセッションは、2011年1月に柏市で初めて行われた。
■フューチャーセンター・セッションとは?
上記のフューチャーセンターのプロセスの中で、一つの単発のワークショップに焦点をあてたものをフューチャーセンター・セッション(フューチャーセッション)という。フューチャーセンターは、フューチャーセッションの全体やフューチャーセッションを行う物理的な建物を意味する場合がある。
■ファシリテーターのプロフィール
福島 毅 Link and Create 代表
(株)HRTパートナー
柏フューチャーセンター所長
一般社団法人教育共創研究所 上席研究員
<経歴>1962年 神奈川県生まれ。北海道大学大学院理学研究科(地球物理学専攻)を修了。理学修士。メーカー勤務を経て千葉県の教員として勤務。元千葉県立高等学校教諭。高校で地学(理科)と情報を教える傍ら、勤務校の東葛飾高校において東葛リベラルアーツ(休日開催の自主的な特別講座)の講座を年に数十講座コーディネートしてきた。柏市において、社会人教育の一環として「柏まちなかカレッジ」を立ち上げ、市民でつくる市民のための学びの場づくりも行っている。さらに、ものごとの本質を様々な立場の人と対話していく「そもそも会議」の活動を2011年から、ものごとを俯瞰的にシステムとして全体を捉える「System thinkers cafe」の活動を2012年から始めている。2013年に春より、オランダのシチズン教育であるピースフルスクールの実践研修や柏フューチャーセンターのディレクター・ファシリテーターなども行っていく予定である。
◇柏市教育委員会「対話を中心とした授業づくり」「活用型学力育成講座」講師
教育共創研究所セミナー講師
著書に『イントラネット100のアイデア(正高社2000年)』
共著に『教科「情報」実習へのフライト(日本文教出版2001年)』
大川恒
株式会社HRT代表取締役
http://www.infohrt.com/
ワールド・カフェ・コミュニティ・ジャパン(WCJ)共同代表
https://sites.google.com/site/wholesyscafe/
マネジメントフューチャーセンター 共同代表
https://sites.google.com/site/managementfuce/
1961年北海道生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。シカゴ大学ビジネススクール修了、経営学修士(MBA)。国内独立系コンサルティングファーム、日系人材開発コンサルティングファームなどにおいて、企業理念の構築、人事制度設計、マネジメント改革、人材育成、新規事業の育成に関するコンサルティング業務、さらには、ビジョン構築、営業戦略、創造性開発、起業家精神(自立型人材)の育成、リーダーシップに関わるコミュニケーションスキル(ファシリテーション、チ-ムビルディングなど)の研修実施と研修テキスト開発など研修における経験を積む。現在、ワークショップ、セミナーを組み込んだ以下のような共創型コンサルティングを展開している。
◇ダイアログ、ホールシステム・アプローチ(AI、OST、ワールド・カフェ、フューチャーサーチ)、システムシンキングを使った組織開発コンサルティング
◇学習する組織構築のための組織変革コンサルティング
『ワールド・カフェホスト養成セミナー』『OSTファシリテーター養成ワークショップ』『AI、フューチャーサーチによるビジョン策定ワークショップ』
共著に 『ワールド・カフェをやろう』(日本経済新聞出版社2009年)『ホールシステムアプローチ』(日本経済新聞出版社2011年)『俊敏な組織を創る10のステップ』(ビジネス社2012年)などがある。
フューチャーセッションウィーク企画
『日本のり・デザイン』を6/9(日)、東京(六本木)で行いました。
休日の15:00~17:30開催ということでしたが、13名の方(社会人12名・大学生1名)が集まってくださいました。
このセッションは(株)HRTとLink and Createの共同主題で、ワークショップデザイン(進行案)およびファシリテーターは私、福島が担当しました。
日本のリ・デザインは、よくフューチャーセッションでありがちな、これからの社会・地域・日本をどうしていくかというものの一環なのですが、アプローチをちょっと変えてみました。
短時間のワークショップなので、「問題を内在する出来事さがし」から入るのではなく、短い時間で直接、日本人のメンタルモデル(習慣化していて気づかない深層にある思考パターン)にアクセスする方法を使うことにしました。
チェックインのあと、今回の趣旨説明と予定、そして全体性からみる氷山モデルのお話をしました。氷山のように出来事の下層には構造・パターンといったものがあり、その下層にはさらにメンタルモデルがあるといったものです。
説明の後、ワールドカフェに入ります。このときのテーマは、「日本人にあるメンタルモデルを見つけてる」というものです。いきなりメンタルモデルがみつかるかなとは思いましたので、2つ仕組みを。まずは、日本の諸問題についてまとめたマインドマップを全員に配りました。これは事前に私がつくっておいたものです。そしていきなり話し合いに入らずに意見表明の前に個人で考える時間を3分ほどとりました。
ワールドカフェを3ラウンド。最初のグループ(20分)→席替え(20分)→最初のグループでまとめ(15分)で行いました。いろいろな日本人のメンタルモデルが出てきました。それを大きめの付箋に貼ってもらいました。よく似たものが出てきています。それらは参加者によって自主的に貼る位置を変えてもらいある程度整理されました。(写真)
それをみながら、ファシリ側が読み上げ、共有します。質疑応答時間を設けて、メンタルモデルで違和感があるもの、質問などをピックアップしていきます。驚いたのは、こうして出てきた日本人のメンタルモデルは皆、共通のものがおおく、参加者すべてに納得感があるものが浮上したということです。
その付箋をみながら、またチームに分かれてもらい立ち話。修正したいメンタルモデルのテーマをひとつだけ選んでもらいます。そしてテーブルにわかれてグループごとに、どういったメンタルモデルをどう変えるか、そのために具体的にはどんなアクション(行動や習慣化するためのアイデア)をすればいいかをブレインストーミング風に出し合ってもらいました。 それを最後にチームごとに発表します。
2時間半の中でほんとうにここまでできるかなと思ったのですが、メンタルモデルはわりと早くに出てきましたし、実行プランなどにおいても大きな目標がわかっているために試しやすくなっていたように思います。
このワークショップの特徴はなんといっても、クイックにメンタルモデルにアクセスすることなのですが、主催側も参加側も密度の濃いセッションになりました。
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