「渋谷をつなげる30人」の一番の肝とも言えるのが、オープンセッション。
オープンセッションとは、それぞれのプロジェクトが巻き込んでいくステークホルダーに対して、ファシリテーションスキルを発揮し、対話する場をつくるというもの。
全5チームそれぞれが、自分たちの力でオープンセッションを開催しました。
最後のチームは「公園チーム」。
このチームは、東急不動産のオフィスにてオープンセッションを実施しました。
セッションの様子と内容を見ていきましょう。
シブヤ コオエン部
「渋谷区の公園を、よりいいものにしていきたい。」
そんな思いを抱き、プロジェクトに向き合うのがこの公園チームです。
オープンセッションには、渋谷区の方が全体の3割近く参加してくれて、その他多くのステークホルダーが集まりました。
このセッションは、澤田副区長から「渋谷区の公園事情について」のお話からスタート。
「渋谷区の人間がたくさん参加しているのは、今日出てくるアイデアを実現していくためです!」と頼もしい話に、参加者の皆さんはワクワクしている様子でした。
公園チームは「シブヤ コオエン部」とプロジェクトを命名し、そこに込めた思いを伝えます。
続いて、メンバーから見える公園の課題や、ダイバーシティの取り組みなどを共有。
「現在は公園を活用しているのは一部の人だけ。ただ、他の地域や海外ではもっと多様な活用のされ方をしているんです。」
具体的な事例を用いて話していきます。
前半の最後は、参加者の自己紹介。
渋谷への愛着を「渋谷度」を表し、併せて話してもらいました。
すべてのアイデアを形にしたい
後半は、ワールドカフェスタイルのディスカッション。
設定した問いと、それに対するアウトプットの一部はこちら。
①あなたにとって公園とは?
・自然と触れ合うところ
・残念なところ
・使われてない
・運動するところ
・知らない人が触れ合える場
・秘密基地
・1人でぼーっとする場所
・お酒が飲めない、ボールが使えない etc,
②あなたが思うダイバーシティな公園とは?
・誰でも入れるトイレをたくさんある
・障害ある人もない人も一緒に遊べる
・大人も一緒遊べる公園
・凹凸がある公園(個人のスペースがる)
・何もなく、来る人でつくる公園
・管理者の多様化(PTA、地元、NPO) etc,
その後は、ブレーンストーミングでアイデア出しの時間に。
「ダイバーシティな公共空間(公園)をみんなで一緒につくっていくアイデアは?」
という問いに対してのアイデアを考えていきます。
・趣味実現の場
・公園食堂
・車椅子試乗体験
・週替わりテーマでコレクション発表
・人生に寄り添う公園
・管理者候補制
・全部砂場の公園
など、幅広いアイデアが出てきて、笑いに包まれた時間となりました。
クロージングの際に、参加者の1人が「今日出てきたアイデアを全部形にできたら、間違いなく面白いことになると思うんです。ひとつずつ形にしていきたい。」とコメント。
本当にその通りだなぁと会場の皆さんが頷いていました。
そう、ここからひとつずつ形にしていくことが大事になっていくフェーズに入っていきます。どんな公園が実現されるのか?とても楽しみでなりません。
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