株式会社フューチャーセッションズ(本社:東京都渋谷区、社長:野村恭彦)が主催する、企業・NPO・行政のクロスセクターによるまちづくりプロジェクト「渋谷をつなげる30人」の第2期のレポーティングセッションが2018年2月8日に代官山の「DAIKANYAMA T-SITE GARDEN GALLERY」にて開催されました。
「渋谷をつなげる30人」は2016年に第1期が始まり、今年は第2期目。
企業・NPO・市民・行政など背景の異なる多様な30人のコラボレーションから生み出されたアイデアによって、渋谷区の基本構想「ちがいを ちからに 変える街。渋谷区」を具現化し、地域の社会的課題を解決していくプロジェクトです。
参考記事01)NPO・民間・行政の枠を超え、地域の課題を解決するビジネスモデルをつくる「渋谷をつなげる30人」とは? 発起人のフューチャーズセッションズ野村恭彦さんと渋谷副区長の澤田伸さんに聞いた。(greenz)
参考記事02)“シブヤ”から発信する新しい働き方改革——渋谷をつなげる30人の挑戦(PR Tabel)
長谷部区長、澤田副区長をはじめ参加組織の統括者や、昨年の第1期のメンバーなど約100名が集まった中、6つのプロジェクトの発表が行われ、プロジェクト実現に向けたアイデアが多く出されました。
最初に、株式会社フューチャーセッションズの代表取締役、野村より本日の狙い・進行方法等について説明をいたしました。
(青・黄・赤のカードを使って即興でアンケートを取ったします。)
次に長谷部区長より、自身のゴミ拾いNPOグリーンバードや、シブヤ大学、同性パートナーシップ条例など、渋谷区で始めたまちづくり企画が東京に、日本に、そして世界に発信され、影響を与えていった経験を踏まえ、是非、30人のメンバーにもそういう体験して欲しいし、応援していきたい、と想いを伝えました。
※区長挨拶動画はこちら。
その後、データサイエンスやシステムデザインの分野でプログラム協力をしていただいている慶應義塾大学大学院 システムデザイン・マネジメント研究科の神武准教授からも挨拶と応援の言葉をいただきました。
各プロジェクトの発表は、「ぺちゃくちゃ」という、20枚のスライドを1枚あたり20秒使ってプレゼンテーション形式で行い、2チーム連続発表の後、フィードバックの時間を設けました。
1.資産活用プロジェクト
「ビジネスの冒険に満ちた街」を具現化する遊休資産などを活用したシェアリングエコノミー推進プロジェクトです。
◆メンバー(所属先五十音順)
渋谷センター商店街振興組合・宇田川町会 鈴木 大輔氏
渋谷区役所 山崎 和希氏
東急不動産株式会社 伊藤 秀俊氏
株式会社フロンティアインターナショナル 朝妻俊也氏
株式会社ラフォーレ原宿 福田恭平氏
2.未来のシゴト図鑑プロジェクト
「それぞれの成長を、一生よろこべる街」を具現化する渋谷区のワーカーとこどもの共創プロジェクト
◆メンバー(所属先五十音順)
株式会社京王興産 財津 典央
一般社団法人Think the Earth 笹尾 実和子
NPO法人東京少年少女センター 勝亦 真歩
Nei-Kidプロジェクト 神谷 渉三
3.Orange Drinksプロジェクト
「愛せる場所と仲間を、誰もがもてる街」を具現化する原宿地区・ササハタハツ地区でのコミュニティ活性化プロジェクト
◆メンバー(所属先五十音順)
一般社団法人at Will Work 福島 梓
京王電鉄株式会社 中嶋 英仁
NPO法人全国福祉未来ネットワーク 久米 隼
東急不動産株式会社 関口 冬樹
株式会社みずほ銀行 寺敷 崇弘
4.spoppyプロジェクト
「思わず身体を動かしたくなる街」及び「人のつながりと意識が未来を守る街」を具現化する渋谷のスポーツクリエイションプロジェクト
◆メンバー(所属先五十音順)
京王電鉄株式会社 蒲 友香里
渋谷区役所 今井 桐衣
東京ガス株式会社 土方 洋介
株式会社パルコ 小林 啓太
みずほ情報総研株式会社 宮地 英治
5.ちがいを仲間にプロジェクト
「あらゆる人が、自分らしく生きられる街」を具現化する地域通貨発行及びボランティア活動活性化プロジェクト
◆メンバー(所属先五十音順)
GIFTED AGENT株式会社 河﨑 純真
代官山商店会 矢野 美知代
株式会社董花 高橋 篤子
6.渋谷D&Iアート・トリエンナーレプロジェクト
「あらたな文化を生みつづける街」を具現化するダイバーシティ&インクルージョン推進プロジェクト
◆メンバー(所属先五十音順)
NPO法人Arrow Arrow 堀江 由香里
エヌ・ティ・ティ都市開発株式会社 本間 久美子
認定NPO法人グッド・エイジング・エールズ 松中 権
株式会社パルコ 冨沢 真衣
ボッシュ株式会社 森 泰士
最後に、澤田副区長から全プロジェクトに対して講評が行われ、各プロジェクトが実装に向けて決意を新たにいたしました。
最後に、ソーシャルイノベーション・官民連携・公民連携の分野でプログラム協力をしていただいているgreenzの小野氏とETIC.の佐々木氏からも講評を頂きました。
今後、各プロジェクトは実装の段階へと入ります。
応援のほど何卒よろしくお願いします!
また第3期に関しても現在企画中で、2018年6月中旬スタートで調整をしていますが、詳細が決まりましたらまた改めてアナウンスをさせていただきます。
参考)渋谷をつなげる30人 第二期(2017年度)のあゆみ
<発想フェーズ>
Day.1(9/21):ビジョニングセッション
【渋谷区を知る】イノベーションを生み続ける国際成熟都市とそのコミュニティ(澤田副区長)
【公民連携・官民連携を知る】全国の公民連携・官民連携事例(greenz小野氏)
【データサイエンスを知る】データによる街の魅力・課題の可視化(慶應SDM神武先生)
Day.2(10/12):ファシリテーション実践研修
【渋谷区基本構想概要】プレゼンテーション(渋谷区役所 今井氏)
【15分セッション☓30人】各自の関心テーマでセッションを実施。関心領域への相互の理解促進
【チーム編成】セッションを踏まえ、基本構想のカテゴリーの関心分野に基づき6チームを編成
Day.3(10/26):テーマごとのセッション開催
【45分セッション☓6チーム】各チームによる45分間セッションの実施
<企画フェーズ>
Day.4(11/16):プロトタイピングセッション
【プロジェクト概要発表】Day.3のセッションを踏まえ、プロジェクトの概要を発表
【コラボレーションアセスメント】自組織のコラボレーション能力可視化と改善方法のディスカッション
【プロトタイピングセッション】プロジェクトの見える化をするプロタイプ企画の検討(ETIC.佐々木氏)
Day.5(11月末〜12月上旬):各チームが、フューチャーセッションを開催
11/30 : スポーツクリエイションチーム
12/4 : シブヤワーカー×コミュニティデザイン(Willカード)
12/5 : こども☓就労体験チーム
12/5 : 渋谷区☓ニューヨークカルチャーチーム
12/7 : グリーンバード代官山☓企業☓障がい者チーム
12/7 : 区内の遊休資産活用チーム
(チーム名は当時の名称)
<実装フェーズ>
Day.6(1/18):ビジネスモデルセッション
【プロジェクト企画発表】オープンセッションを踏まえプロジェクトの企画概要を発表
【クラウドファンディング挑戦シミュレーション】何を目的にした、どういうページにするか議論。
【横断プラットフォーム】プロジェクトを実現する上で必要な横断的プラットフォームを議論。
Day.7(2/8):プランニング&レポーティングセッション
【振り返り】「渋谷をつなげる30人」が「組織「個人」に与えた影響と、「社会」に与えたい影響
【アイデアから社会変革へ】ステークホルダー分析/顧客価値連鎖分析(慶應SDM神武先生)
■株式会社フューチャーセッションズ 会社概要
代表者 : 代表取締役 野村恭彦
所在地 : 〒150-0001 東京都渋谷区渋谷区3-10-5 TOHTAMビル4F
■本件に関するお問い合わせ
株式会社フューチャーセッションズ
担当者名:加生(かしょう)・安東
Email:shibuya@futuresessions.com
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