進化形デジタルネイティブたちの未来(第2回 未来にそなえる)
セッションの目的
15年後、25年後、進化形デジタルネイティブたちはどんな活躍をしているのだろう?
このセッションでは、進化形デジタル・ネイティブたちが活躍する未来を想像し、今の私たちにできること、すべきことを、考えます。
2回のセッションが終了するときには、志を同じくする仲間と一緒に明日への一歩を踏み出すきっかけを掴んでいることでしょう。
進化形デジタルネイティブとは?
デジタルネイティブとは、1990年代後半以降に生まれた、スマホやタブレットなどのデジタル機器が当たり前に存在する生活環境で育った世代を指します。
「デジタルのある生活環境で育った世代」と言えます。
それに対して、これからの子ども達は、学校の授業にICT機器を使ったり、プログラミングを学び、家庭の中にもデジタル機器を使った学習環境が当たり前にある世代になります。
「デジタルのある学習環境で育った世代」になります。おおむね今の10歳以下(2006年以降生まれ)のこの世代を「進化形デジタルネイティブ」と名付け、この世代の未来を考えます。
インフォメーション
- 開催日時
-
2016/12/01 (木)
19:00 ~ 22:00 - 応募締切日時
- 2016/12/01 (木) 22:00
- 会場名
- 金沢工業大学K.I.T.虎ノ門大学院
- 住所
- 東京都港区愛宕1-3-4 愛宕東洋ビル11階
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- 定員
- 40 人
- 参加費
- 無料
- 備考
受付開始:18:30
20:00を過ぎますと、会場があるビルのエントランスからご入場いただけなくなります。20:00以降のご入場をご希望の方は、エントランス前からK.I.T.虎ノ門大学院事務室(03-5777-2227)までご連絡ください。
- 主催者
KIT Future Session Network:KIT虎ノ門大学院のイノベーションファシリテーション特論1/2の授業を受けた社会人学生たちによる、自主的なフューチャーセッション活動母体。
KITフューチャーセッションネットワーク
メンバー
企画メンバー 3
対象者
- 学校教育に携わっている方、またはこれから携わろうとしている方
- 教育事業を運営している、またはこれから立ち上げようとしている方
- 子どもの教育や学びに関心のある方
- 自分自身の将来を描いてみたいお子さん
詳細説明
セッションへの想い
次世代の子どもたちを取り巻く新しい教育の話題が盛り上がりを見せています。
子どもたちにはプログラミング教育が必要だ!
コンピュータの基礎こそ学ぶべき!
その前にモノの仕組みを知らなければ!
学習はアクティブ・ラーニング形式で...
探究型の学習こそが...
などなど
どのメッセージも子どもたちへの期待と愛情に溢れていて、もちろんどれも間違ってはいないのですが、あれもこれもと発散しすぎて迷走してはいないでしょうか?
私たちは10年後、15年後に社会へと出ていく彼ら彼女らの未来について、本当に正しく捉えることが出来ているでしょうか?
あまりにも漠然と捉え、自分自身の経験や思想に基いた意見になっていないでしょうか?
このままでは、あるべき教育感が迷走を続け、本当に必要な教育を受けられないまま貴重な時間が過ぎていくのではないか...
そんな懸念を抱いています。
今回のセッションでは「新しい時代を生きる子供たちのための新しい教育作り」を、私たちが取りくむべき社会的課題として設定しました。
私たち大人世代が経験してこなかった新しい教育を受け、新しい教養を身につけて育つ次世代の子どもたちは、15年後、25年後の未来でどんな活躍を見せてくれるのでしょうか?
彼ら彼女らの活躍する未来を想像し、そのために今、私たちが本当にすべきことは何か?一緒に考えてみませんか?
セッションの構成
このセッションは計2回のシリーズの第2回になります。第1回に参加されていない方も参加大歓迎です。
■11月1日 第1回(未来をえがく)
15年後の未来に、次世代の子どもたちがどんな活躍をしているのか?
すでに新しい教育に取り組んでいる2人の先駆者たちの話を聞きながら、自由に想像を巡らせてその活躍を描きます。
Speaker1:tanQ Inc. founder 森本佑紀様(http://www.tanqfamily.com/)
Speaker2:株式会社LITALICO LITALICOワンダー 渋谷 和田沙央里様(https://wonder.litalico.jp/)
第1回 未来をえがく https://www.ourfutures.net/sessions/2094/
■12月1日 第2回(未来にそなえる)
第1回で描いた進化系デジタルネイティブたちの活躍する社会を、多様な視点を交えながらより具体的に想像し、そして、そのために今、私たちにできることを考えます。
第1回では、進化形デジタルネイティブの15年後の活躍の姿を、多様な参加者で描きました。第2回では、時計をさらに進め、進化形デジタルネイティブ達がより一層活躍しているだろう25年後、、進化形デジタルネイティブ達が活躍している社会の様子、社会の特徴を描きます。その社会ではポジティブなことも多いでしょうし、ネガティブなこともあるかもしれません。両面合わせて想像しその社会を描いた上で、、その未来のために、今、それぞれができることを考えます。
※セッションの詳細は当日までに変更する可能性があります。
12月2日(木)KIT虎ノ門大学院にて、「進化形デジタルネイティブの未来」第2回 未来にそなえる フューチャーセッションを開催しました。
一般参加者15名、スタッフ3名、合計18名の参加者でした。
今回のセッションでも第1回同様、保護者や教育関係者、そして大人たちが抱えている「先の見えない時代の先の見えない教育に対する不安感」を背景に、「先の見えない時代を生きる子供たちのための、新しい学び場作り」を我々が取り組むべき社会的課題と設定し、「15年後、25年後の進化形デジタルネイティブたちが活躍する社会の姿」を今回のセッションのテーマとしました。
デジタルのある生活環境を当たり前として育った従来の「デジタルネイティブ」に対して、一歩進み、デジタルのある"学習環境"を当たり前として育った世代(今の10歳以下を想定)を「進化形デジタルネイティブ」と呼ぶことにし、彼ら彼女らが成長し、活躍する社会の姿を、参加者みんなで想像しました。
セッションでは、最初に問いのオーナーである小笠原さんから、セッション開催への想いと、11月1日に開催した第1回の内容を共有いただきました。第1回で描いた、進化系デジタルネイティブたちの15年後の活躍の姿としての7つのペルソナを共有し、またそれを分類整理した4つのタイプの説明がありました。
その次に、参加者全員でサークルとなり、第1回のセッション参加者数名から前回の感想を共有いただき、全員で対話を行い、進化系デジタルネイティブについての理解を深めました。
その後は、ワールドカフェ方式にてグループになって2ラウンドの対話を行ったのち、4つのグループに分かれて、4種類の「25年後の、進化形デジタルネイティブが活躍する社会の姿」を描きました。
そして、最後にまた参加者全員で輪となり、今日のセッションで気づいたことの共有を行いました。
この気づきの共有では、ポジティブな気づき、新しい視点、暖かい気持ち、次のステップへの勇気などがシェアされました。
参加のみなさまありがとうございました。
参加者の方々にとって、今回のセッションが新しい気づきの場になり、、新しいステークホルダーとの出会いと、新しいアクションのきっかけの場になったとしたら幸いです。
また新しいセッションで、そしてアクションの場でお会いしましょう(^^)
主催:KITフューチャーセッションネットワーク 小笠原・赤堀・大津