しごとカフェ(学生と社会人の交差点に集う)
Mission
学生・社会人の就活におけるミスマッチは、何が問題なのか?
「就職活動」というフレームを外して、「しごと」の意義、関わり方、人の出逢い方などを、
原点から探り直してみたい。
インフォメーション
- 開催日時
-
2014-07-19 (Sat)
15:00 ~ 18:00 - 応募締切日時
- 2014-07-19 (Sat) 18:00
- 会場名
- 類グループ東京本社 3F 劇場会議室
- 住所
- 東京都大田区蒲田 5-38-3 蒲田朝日ビル
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- 定員
- 30 人
- 参加費
- 会場払い 2,000 円
- Information note
場所:JR京浜東北線『蒲田駅』東口 徒歩2分
会場:14:30~受付開始です。
参加希望者はお手数ですが、
https://ssl.rui.jp/knw/form.html?e_no=11
から参加申し込みをお願いします。- 主催者
類グループ社会事業部 川井孝浩
Participation
高校生・大学生・社会人
Description
時代が変われば、仕事も変わる。考えるなら、今!
★学生の皆さん
「やりたい事」を無理やり決めようとしてませんか?
★内定者の皆さん
就活で何を学びましたか?
★社会人の皆さん
今どきの若者の気持ち、掴めてますか?
『しごとカフェ』は、学生と社会人の交差点。
はたらく事の意味と本気で向き合う為の場。
日本だけで、400万社を超える企業がある。
毎年、1万社以上が消滅(倒産)している。
100年以上の老舗企業数、ダントツ世界一!
でも、花型産業はドンドン推移して行く。
説明会や就活サイトで、一体何が解るの?
結局、これからどうなるの?どうするの?
皆に聞いてみるのが、一番早い。ならば、交差点に集ってみよう。
ここから、新しい社会を作って行こう!
■募集要項
高校生から社会人まで、仕事についての視野を拡げたい方、人材募集や人材育成の方向性を追求されている方であれば、どなたでも参加頂けます。経営者や人事の方、自社の内定者、インターン生やご子息様など。当イベントの目的は、会社説明ではなく「未来ある人材育成の可能性を切り拓くこと」です。
主旨にご賛同頂ける方同士の繋がりを作り、より良い活き方のヒントを共有しましょう!
■参加費
社会人:2,000円
高校生、大学生:無料!
■交差点の物語(当日のプログラム)
Check-in.ガイダンス
Action-1.テーブルカフェ
テーブルごとに与えられたテーマについて追求し、A1用紙一枚に追求過程をまとめます。
Action-2.劇場カフェ
チームごとの追求成果をプレゼンテーション。発表内容を元に、参加者みんなで議論を深めます。
最後に、学生⇔社会人相互に期待の交歓!
■最後に
学生の皆さんへ
近年、学校への入学と同時に就職を意識する学生が増えていると聞きます。
しかし、いざ就活となった時、必ずと言っていいほど迷うのが企業選び。そもそも、「やりたいこと」を無理やり考えたり、「自己PR」の為の演出を考えたり。そもそも、受験勉強に必死に取り組んだのはなんだったんだろう?
実は、考えてみるとおかしな事に沢山気付く時があります。こんな時代だからこそ、冷静に社会を見つめ、様々な企業で働く方の本音を聞きながら、学校で学ぶ意義や社会に出る上での心構えを、一度立ち止まって考えて見ても良いのではないでしょうか?異年齢の接点作りは、必ず将来の役に立ちますよ!
内定者の皆さんへ
就活期間は毎年めまぐるしい変化。仕事なんて実際にやってみないと解らない。だけど、何かしら決め手を見つけるしかない。沢山内定を貰って悩む人も居れば、なかなか受からずに最後まで苦戦した人も居る。仮に就職先が決まったとしても、心の中は不安と期待で一杯。内定は決してゴールでは無いと解ってはいるものの・・・
でも、就活に取り組んだ中で、これまでの体験とは全く異なる世界観の広がりを誰もが感じ取れたでしょう。入社後はまたゼロからのスタートですが、就活体験組としての経験を存分に活かして、後輩達の役に立ちたい。そして、入社後はいち早く社会の役に立ちたい!学生生活を単なる遊びで終わらせない仕組みを創ろう!内定者という特別枠を活かそう!
社会人の皆さんへ
今、企業社会では人材獲得のミスマッチが大きな社会問題にもなり始めています。仕事があっても後継者が育たなければ、今まで積み重ねてきたものを畳まなければなりません。どの企業でも、一緒になって頑張ってくれる仲間との出会いを求めている。しかし、残念ながら熱意だけでは学生に届かない。あるいは、その逆もまた然り。学生の熱意だけでは採用出来ない事情が有ったり。
しかし、企業の人材育成は今や最大の「社会事業」とも言えます。良い人材を育て、良く働くことが、日本社会の未来を支える基盤となるのです。企業選びに迷う学生達の声を聞きながら、社会人の先輩として何を伝えられるか?
共に追求して行きませんか?
問いの共有
「秩序のない現代に、モノ申す!」~各自シンキングタイム。
問題意識を明確にした上で、グループごとに自己紹介。
お互いの視点を共有して、スタート!
テーブルカフェ
追求テーマとして、3つの案を提示。その中から、1つテーマを選んで、具体的な解決方針に落し込む。30分間の追求タイムです。
今回は、両チームとも同じテーマを選択しました。 「新しい仕事スタイルを生み出そう」 です。テーマは同じですが、そのテーマに行き着いた過程も、追求の道筋も、各チームごとの特性が表れて、とても楽しい時間が始まりました。
「新しい」事がテーマだとすれば、今の仕事の在り方が既に問題を孕んでいるという事。旧い仕事スタイルに潜む問題点は何か?を出し合ってみたり、時代を遡って働き方の変遷をおさえてみたり。社会人メンバーは、さすが問題点の掘り下げは得意な感じでした。 ところが、問題点を出しあうまでは活発に口が動く一方で、「どうする?」になると思うようにアイデアが纏まって行かない。逆に、仕事に対する固定観念の薄い学生さんからは、柔軟な意見が結構出てきたり。
人の思考はどうしても日常の枠組みに規定されがちな所があります。目の前の課題を捨象する訳には行かないので、日々不整合を感じながらも、どこか割り切ったり、部分的な整合を付けることによって自身を納得or正当化しながら過ごしています。
時たま、時間を取って外向きの課題を共有し議論するだけでも、そういった思考のクセや誤魔化してきた現実に端々で気付かされるキッカケが多数見出されます。
・ミスを誰か個人の責任にする事で有耶無耶にする仕事の在り方はおかしい。失敗が許されない、無難、隠蔽の圧力、バッシング。誰でも萎縮してしまう。
・安定を求める志向は、最初からぶら下がろうとしている事の表れかも。
・就職活動などを通じて、世の中全般に「他人事」の風潮。「自分事」として捉えないと、何事も活力が沸かない。
・企業そのものが社会に目を向けて行かなければ、存在価値が無い
・自社の状況すら把握せずに仕事をしているのって、どうなの?
・新しい「モノ」自体が飽和しており、イノベーションも単独では起こせない。
等など、最終的には重要な切り口が多数共有されました。
対話の共有
◆グループA(全員で役割分担して発表してくれました)
新しい仕事スタイルが求められる背景を、歴史的に考察。
市場社会以前の村社会(村落共同体の時代)から市場社会へと変わった事によって、地域や血縁関係など、拠り所となるものが失われていった。その結果、現代ではセーフティーネットとなるものが無くなり、現状の仕組みでは立ち行かない状況へと変わった。 しかし、次の時代を考えてみた時、既に時代が変わりつつあり、新たな時代=実現の時代に入った、と考えてみた。
今現在感じる矛盾の中身として、日常生活の様々な場面で「どこか他人事のようなふるまい」が気になる。電車の中、学校、職場、問題を感じる事は多々有っても、踏み込み合えない現状がある。また、女性としての働き方、子育てと仕事の両立なども、誰もが求める一方で、具体的にしっくり来るスタイルはまだ見えていない。
自分⇔仕事・職場⇔社会、それぞれが繋がりきっていない感覚。社会を身近に感じられない実感、他人事としてしまう現実を、解決したい!
昔ながらの下町スタイル、ソーシャルコミュニティー、企業の垣根を超えたイノベーション。新しい基盤を、自分たちで創って行く事が、新しい仕事スタイル。
みんなが「社会と繋がれる」場を求めている。今日この場が、1つの実現態。このような場、関係性も仕事として捉え、実際に拡げて行くことが、新しい社会になる!
◆グループB(学生が中心となって発表!)
今既に行き詰まっている企業に対して、新しい仕事スタイルを提案する形に整理。 困っているクライアントさんをイメージ。
・会社の置かれている状況が解らない。
・仕事以外の事を話し合う機会が無い。
・トップダウンで意見を出す機会が無い。
・周りが何をしているか?すらも解らない。
・意見を求めても、中々出てこない(会議が不活性) 等の現状と想定。
どこの会社にもありそうな情景。
解決に向けての切り口として、まず「情報共有」から。 部署内、顔の見える範囲で、情報共有のメリットを共有できるファシリテーターを育成。 共有の習慣が浸透して来たら、部署を超えて徐々に水平展開し、社内文化を醸成。
共有可能な場(イントラネット、社内SNS、社内板など)を通じて、仕事の充足体験や個々の思いを共有。発信の場、受信の場が、対面を超えて形成される事で、それぞれに仕事の意義や目的なども、主体的に考え、発信し、実践していけるようになる。
上手くいく秘訣は、自分や社内にばかり意識を向けている現状を反転させる事。 仕事を「やらされている」のではなく、「必要性」を汲み取って主体的に取り組めるようになる為にも、社外の事を知っていく、そして共有して行く。脱、他人事が、モチベーションになる。そして、働く場こそ「みんなが充足できる」場にして行こう。 特に若い方々からは、いい仕事=社会的意義を感じられるもの=みんなで取り組む事が可能性、という志向性を強く感じられました。
劇場カフェ
・社会を対象化しようとすると、途端に解らない事だらけになる。
だからこそ、それを掴もうとすれば仲間が必要になる。
一方で、知人とは言え最近のSNSなどの緩い繋がりでは、本当の思いを必ずしも共有しきれているとは言えない。価値観の合う人、合わない人も必ず居る中で、解り合える人とだけコミュニティーを作っても、社会にはならない。だからこそ、解ったつもりにならず、謙虚に知らない事を認め、理解を深めていく事が必要。
集団から社会に視点を移した時、顔の見えない相手との関係性をどうする?という課題に必ずぶつかる。社会は、観念の使い方次第。言葉だけでは思いが伝わらない、という側面もあるし、言葉によって定着度が高まる面もある。文字や声でも、同化意識を深めていけば結構思いも伝わるようになる。言葉に魂が乗っていれば。
・情報共有の必要性は、「外圧=内圧」の視点! 自分の会社を知る為には、社員がみんな外向きのベクトルを持って、社会を知って行かなければ解らない。自分の仕事にしか意識が向かっていない状態では、会社の内圧が高められないってことだ。
・「他人事」から抜け出す為には、「解ったつもり」にならず、常に未知世界に対して謙虚に追求して行くこと。 情報も、共有して終わりでは無く、常に情報を更新していく役割を自ら担う事が大事。
等など、あっという間の、一時間でした。(要点のみ書き出しています)
クロージング
最後に、今日の議論を通じての気付きから、実際に「明日からやること」を参加者全員に宣言してもらいました!
Aさん♂「解ったつもりになって傲慢になっていた自分を打破して、追求する!」
Kさん♂「明日から、信号を守る」
Kさん♂「情報がみんなの活力源。収集をしっかりやる」
Sさん♂「志おじさんになって、周りに志を問い続ける」
Hさん♀「世界の解像度を上げる為に、ニュースをしっかり見る」
Sさん♂「若手社員を外に出す機会を増やす」
Sさん♀「ただ挨拶するだけでなく、挨拶+相手への問い掛けを加える」
Oさん♀「発信は得意だけど人の話もちゃんと共有できるようになる」
Sさん♂「社内の人が社外について日々感じていることを聞く」
Mさん♀「社会の事を他人事と思っていた気持ちを切り替える」
Nさん♀「ニュースを見て、自分と繋げていく」
Yさん♀「紙の使い方改善PJに取り組んでいるが、仲間と過程の共有をもっと深め合う」
Tさん♂「解らない事を謙虚に認めていく。机の整理も、ちゃんとやる」
Sさん♂「知らない社員の名前をちゃんと覚える・・・」
大小様々ですが、こういった前向きな意識が集結する事で、徐々に大志が形成されていく事を期待して、2回目に驀進して行きたいと思います。
次回開催は8月23日15時~ http://nw.rui.ne.jp/jobcafe2014/
すでに募集開始をしていますので、学生・社会人の皆さん、是非ご参加ください。
自分たちの未来を、自分たちの手で創って行く。その第一歩を共に踏み出しましょう!