宇宙は遠い存在ではない!
暮らしの先にある宇宙の可能性とは?
皆さんは、「宇宙」のことを、どれくらいご存知でしょうか?
宇宙では、測位信号の送信や、長距離通信の中継、気候観測などに役立つ衛星が多くあります。
最近では、”宇宙旅行”というキーワードも出ており、宇宙の新しい活用法が期待されていますね。しかし、宇宙と言えば、“重力が無い”や”酸素が無い”といった一般的な知識が頭に浮かびます。
実際のところ、「宇宙って、何ができるの?」「地球環境とどう違うの?」という点について、知らないことが多くないでしょうか?
各分野で先進的な活動をしているゲストと共に、参加者みんなで未来を考える「フューチャーセッションズ未来勉強会」の第12回では、国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)の新事業促進部 事業開発グループ 主査/J-SPARCプロデューサーである藤平さんをゲストに迎えて、「視点・重力・大気という3つのポイント」を学びつつ、『宇宙活用の可能性』というテーマでセッションを開催しました。
本レポートでは、その内容をお伝えします。
宇宙と聞いて、何を思い浮かべるか?
冒頭は、藤平さんからの問いかけで始まりました。そして、遠い存在と思いやすい宇宙の捉え方について、宇宙は私たちの生活のすぐ先にある1つのフィールドであることを丁寧にお話してくれました。
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藤平さん)まず皆さんは、『宇宙』と聞いて、何を思い浮かべますか?
藤平さん)空気がない。暗い。寒い。太陽光が当たるところは暑い。無重力。未知。宇宙人がいるかもしれない。といったことを、まず思い浮かべるのではないか、と思います。
藤平さん)そして、宇宙は難しくて手が届かないところ(領域・場所)と思われているかもしれません
藤平さん)確かに1960年代のアポロ計画の時代は、そのように思われていたかもしれません。しかし、今では人工衛星ひまわりの映像で天気予報を見ていますし、会場に来るまでにGPS機能を活用したナビを使い、ネットで検索すると宇宙旅行といった内容も出てきていますね
藤平さん)私は、宇宙の存在をこのように捉えています。昔は陸で農作物を育てる暮らしをしていました。そして、船で海に出て違う大陸へ行くようになりました。今では、飛行機を使って違う大陸へ簡単に行けるようになりました。この先のこれからは、生活の一部として宇宙へ出て行くようになると思っています
藤平さん)つまり、『宇宙はこの先のあるひとつのフィールド』だと思っています。宇宙は遠い場所ではなくて、この先に進化していく上で、必要となってくるひとつの場所なんです。そして、この捉え方を皆さんにも同様に感じてほしいと思っています
宇宙を知る
宇宙を知るにあたり、藤平さんがどんなことをやってきたか、をお話して頂きました。小さな衛星の開発から、大きな衛星の開発、文部科学省へ出向して外から自組織を眺めて、現在では民間企業と共創でイノベーションを推進するお仕事をしています。
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藤平さん)宇宙を知るにあたって、私がやってきたことをお話させて頂きます
藤平さん)まず、2010年にJAXAに入りました。
藤平さん)最初は、小型衛星SDS-4(約50kg)の開発・運用をやっていました。今は、ちょうど打ち上げてから7年が経っているところですね
藤平さん)その後に、新規衛星のコンセプトを検討する仕事(新しい衛星をデザインすること)をしており、その中でNHKのサイエンスZEROに出る機会がありました(笑)
藤平さん)そして2015年に、大きい衛星のGOSAT-2の開発チームに異動しました。この衛星は去年打ち上がって動いていますね
藤平さん)2016年からは、2年間に渡って文部科学省へ出向しました
藤平さん)2018年にはJAXAへ戻って、新事業促進部で、宇宙イノベーションパートナーシップ(J-SPARC)という民間企業と共創プログラムをやっており、ANAさんやメルカリさんと一緒に衛星に関する新事業創出活動をしています
藤平さん)ある程度、私のことを知って頂けまたところで、『宇宙を知る』についてお話をしたいと思いますが、今日は宇宙からの視点・大気・重力の3つのお話をしますね
宇宙×視点
宇宙を知るにあたって、まずは『視点』についてお話を頂きました。「宇宙から視ることは、どんな特徴があるのか?」また、「宇宙から視ることは、地球で生活をしている私たちにどんな便利を提供してくれたのか?」、そんな問いに答えるような形で説明をしてくれました。
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藤平さん)さて問題です。皆さんが座っているここは地上ですが、空へ向かっていくと、どこからが宇宙でしょうか?
藤平さん)まず、飛行機が飛んでいるところが、地上10kmです。そこはまだ宇宙じゃないですね。空気は薄いですが、まだあります
藤平さん)では、どこからが宇宙かと言うと、地上100kmくらいからになります
藤平さん)さて、なぜ地上100kmから宇宙と呼んでいるか?ですが、それは、大気(空気の層)が無くなるのが大体100kmくらいになっているからです。つまり、大気がなくなるほどの高さが宇宙になります
藤平さん)ちなみに、皆さんが知っている国際宇宙ステーションがあるのは、地上400kmくらいになります。もし宇宙ステーションが飛んでいるところをさらに遠くから見たとすると、地球のキワキワを通っていることがわかります
藤平さん)つまり、宇宙飛行士が見ている地球は、丸い地球ではないです。丸い地球が見えるには、衛星ひまわりのように、地球からもっともっと遠いところを飛んでいる衛星から視ることになります
藤平さん)では、宇宙ステーションくらいのところにある衛星から視るって、どういうことか?と言うと、このようになります(下イメージ)
藤平さん)とても高い位置から撮影したドローン映像のようですね。これは、皆さんにも親しみやすい”光学画像”と言われる映像です。これを撮っているのは、陸域観測技術衛星「だいち」(ALOS)という衛星です。いま、この衛星は使われていませんが、このような衛星で映像を撮っています
藤平さん)ただ高い位置から映像を撮っているだけなのですが、実際には四季によっても大きく見た目が変わります。例えば、”冬にはこのエリアまで雪が降っているんだな”といったことがわかります
藤平さん)このような光学画像は、可視光センサーが使われているのですが、そのセンサーではなく、赤外線という違うセンサーを使うと、どうなるのか?というと、このようになります
藤平さん)赤外線センサーを使うと、暖かいところを赤く、冷たいところを青く写すことができます。そのため時間軸で映像を見ると温度変化の状況がわかります。それによって、ある一定の温度を生息地とする魚や生き物の生息地などがわかります
藤平さん)また、時間軸でパラパラ漫画のように画像を見ると、アマゾンの熱帯雨林の森林が少しずつ減っていくことがわかります。(以下、画像)また、直線的に森林が減っていくことから、この森林減少がは、自然減ではなく伐採したのではないかということが見受けられます
藤平さん)更に、昼間だけでなく夜の光を見ることで、夜の経済活動状況もわかります。夜の光は、震災時などの際に、電気が届いていないエリアなども知ることもできます
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藤平さんは、衛星でわかることを以下のようにまとめてくれました。また、衛星データの特徴を以下の5点と説明してくれました。
衛星データの特徴:
- 広域性:広い地域を一度に観測できる
- 継続性:過去の情報と比較ができる
- 同法性:広い地域に同時に情報を送信できる
- 越境性:国境を越えることができる
- 抗堪性:緊急事態に強い
藤平さん)このような衛星データですが、最近ではTellus(テルース)という産業利用を目的とした日本初の衛星データプラットフォームでの提供が始まり、自由に無料で使うことが出来ます。また、グーグルはグーグル・アースエンジンというものを提供しています
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藤平さん)視点についての説明の最後になりますが、宇宙と言えば、下町ロケットですよね!(笑)
藤平さん)最初はロケットの話、医療の話、その次のヤタガラス編では、準天頂衛星システムによる測位信号を活用した農業の話です。この衛星「みちびき」を利用するとセンチ単位での位置情報を取得することができます。現在は、測位信号を取得する受信機が少し大きいため小型化するための技術革新を目指しており、小さくなると皆さんのスマホにも入ると思います
藤平さん)また、通信衛星事業の変化ですが、これまでは大きな衛星を地球から離れた位置にあげて通信していましたが、最近では衛星の小型化や打ち上げコストの低価格化が進み、小さな衛星をたくさんあげていくという傾向があります。そのため、全世界中で通信速度が早く、遅延が少ない通信環境を作ろうとしています
大気×宇宙
『視点』の次に『大気』についてお話を頂きました。「大気があること、無いことで、どんな違いがあるのか?」また、「地上100kmの大気圏を越えることでどんなことができるのか?」、そんな問いに答えるような形で説明をしてくれました。
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藤平さん)皆さんは、大気が無いとどうなるのかをご存知ですか?
藤平さん)端的に言うと、対流が起きないということです。つまり、宇宙で扇子を扇いでも、何も起きません。そのため、パソコンについているような冷却ファンが使えず、熱をどのように逃がすのかという問題が発生します
藤平さん)そのため、衛星には”ブランケット(毛布のようなもの)”をかける場所と、かけない場所を分けています。ブランケットをかけることで熱を貯めて、かけないことで積極的に熱を逃がすという使い方をしています
藤平さん)また、大気が無いと放射線を遮蔽するモノがないため、地球上よりも多く被曝してしまいます。よって、宇宙飛行士は宇宙の滞在時間に制限があります。放射線の影響で、宇宙でデジタル時計は使えません。電子機器は放射線の影響で壊れてしまうからですね。また、自動巻きタイプの機械式腕時計も無重力では使えません。そのため、宇宙飛行士は手巻きタイプの機械式腕時計を使っています
藤平さん)また、太陽光発電ですが、地球上では大気によってエネルギーが減衰してしまうので、発電効率が下がります。じゃあ、宇宙で発電しちゃえばいいじゃん。という発想で生まれたものが宇宙太陽光発電システム(SSPS)です。大気がないところで電気をつくって、マイクロ波で地球へ送るという仕組をJAXAでは21世紀以降に実現したいと研究しています
藤平さん)また、大気を利用したサービスでALEという日本のベンチャー企業を知っていますか?
藤平さん)このベンチャー企業は、人工流れ星をつくる小型衛星をつくっています。来年の春頃に広島・瀬戸内地域で流れ星が見れるイベントを計画しています。宇宙から金属球を放出して、大気を通過する際に燃えて流れ星ができるというものです」
重力×宇宙
『視点』、『大気』のてお話を頂き、最後は『重力』について、説明をしてくれました。
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藤平さん)まず、重力とは何でしょうか? そもそも、どうやって、宇宙では人工衛星が回っているのでしょうか?
藤平さん)人工衛星は、宇宙を飛んでいるわけではなく、重力と遠心力が釣り合ったところを回っています。つまり、衛星は地球の周回軌道に乗りながら遠心力(地球から離れる方向の力)がかかっており、地球の重力(地球に近づく方向の力)によって、引っ張られています。その2つの力が釣り合ったところが衛星が飛んでいるところになります
藤平さん)よって、衛星の軌道はあり得る軌道とありえない軌道があるのです
藤平さん)静止衛星は赤道の真上にいることになります。また、先程に紹介をした準天頂衛星はできるだけ日本の上に居させる軌道を通っています
藤平さん)そして、重力に勝つために使うのがロケットです
藤平さん)重力に勝ち、大気を抜けて、軌道に衛星を投げるのが、ロケットの役目になります。ロケットは、昔は大型でしたが、最近では小型化・低コスト化しており、小さい衛星をたくさんあげようというビジネスの傾向が広まっています
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質問:
製薬会社Aさん)宇宙の仕組みはどうなっているか?といった研究はどのように進んでいるのですか?
藤平さん)技術が先か、理論が先かという状況になっており、今は理論が先行していますね。最近になって、アインシュタインやホーキング博士の仮説が実証された例もあります。つまり、理論が先にきて技術でどのように検証するか、というカタチで取り組まれています
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製薬会社Aさん)その理論研究は進んでいるのでしょうか、止まっているのでしょうか?
藤平さん)所感ですが、理論研究はどんどん進んでいる気がします。ブラックホールですら、やっと検証できたというところだと思っています
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製薬会社Bさん)地上であれば、領域や海域などがありますが、宇宙には領域はあるのでしょうか?またロケットの打ち上げには制限などはあるのでしょうか?
藤平さん)電波が干渉しないように使いましょうという領域はあります。それ以外の細かいルールは無く、基本的には早いものがちとなっています。(笑)なので、ロケットの打ち上げは、ロケットと衛星をきちんと申請しさえすれば、打ち上げ放題です
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製薬会社Bさん)月や火星の土地などは、どうなっていますか?
藤平さん)特にルールは決まっていないです
計測事業会社Cさん)私は、以前に月の土地を買ったのですが、宇宙の法の専門家に聞いたところ法的な価値は無いと言われました(笑)
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コンサルティング会社Dさん)月の裏に行けるのは何がスゴイのですか?
藤平さん)月は、基本的に地球に同じ方向を向けています。そのため、月の反対側からは地球と通信ができないので、探査機が行っても操作することができません。しかし、そこに何かあるかも知れないということで中国が探査機を送り込みました。これはスゴイことですね
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計測事業会社Cさん)リモートセンシングがたくさん挙がっている中で、今後は技術的にどんなところを進めているのですか?
藤平さん)これまでは、1基で高精細という方向性でしたが、少し雑でも複数基で頻度を多くという方向が進んでいます
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ITシステム会社Eさん)人工流れ星は技術としてスゴイものなのでしょうか?
藤平さん)宇宙で初めてエンタメを行うということに注目が集まりました。そして、宇宙でモノを放出するということは”そのモノが何かにぶつかったらどうするか”という論点をクリアしなければならず、何にもぶつかりませんということを担保した上でモノを出せければならないのです。更には、宇宙のゴミであるデブリを落とす技術に使えないかと技術開発を進めています
宇宙の可能性を探索するセッション
藤平さんから、宇宙について『視点・大気・重力』の特徴を伺ったところで、「宇宙に詳しい人と、そうでもない人」が混ざり合いながら、宇宙の可能性を探索するセッションを行いました。
宇宙を意識しすぎないアイデア創発のプロセスを行ったため、新鮮なアイデアが生まれ、新たな宇宙の可能性をが広がりました。
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宇宙の可能性アイデアを考えた
チーム1
住居・材料・自動車・エネルギー・製薬というチームの強みを活かして、「現地現物による自然エネルギーを使った持続可能なまちづくり」をしたいと考えました。
理由ですが、冒頭に藤平さんから頂いた「宇宙はひとつのフィールド」ということに心を打たれました。
そして、この宇宙のまちづくりに取組むことで、移住の可能性を広げたり、地球の負担を下げたりして、地球を住みやすくすることができると考えました。
チーム2
私たちは、宇宙は、ボーダレスな社会があるのではないか?と考えました。そして、チームのメンバーは多様なバックグラウンドを持っていました。その強みと宇宙を掛け合わせると、「宇宙が居住先として考えられる」と思いました。
更に妄想を暴走させると、もし宇宙が居住先となった場合は、「無重力や低重力によって、カラダが弱い方にも住みやすい生活も提供できる」のではないかと思いました。また、宇宙環境によって、「魚が早く育つ」や「無菌状態などを活かした生活ができる」のではないかと思いました。
チーム3
宇宙に行くことで何ができるか、を考えた際に、「地球を俯瞰する」「精神の修行」「人生観が変わる」といった内容が挙がりました。そして、私たちのチームの特徴に「苦情処理」がありました(笑)。
これらをかけ合わせた際に、「宇宙から地球を眺めると、苦情も小さなことだなと思えるのではないか」、と考えました。
そこからストーリーを考えてみると、『戦争や国家間の仲違いなどの地球規模の苦情について、G7や国王研修などの会議を宇宙で行うサービスを提供することで、長時間の協同体験や宇宙目線で地球を捉えることから、平和へつながるのではないか』という新しい宇宙の可能性をがあるのではないかと考えました。
チーム4
私たちは、改めて宇宙について知っていることを考えた際に、「宇宙に行ったらテニスはできるの?」、「野菜は切れる?」、「宇宙でギターを弾いたらどうなる?」、ということを考えました。
そして実は、「地球で行っていることを宇宙でやったらどうなるの?」という情報が不足していると感じました。
そのため、現在は「宇宙って面白いの?」という状況ではないかと捉え、そんな価値がわかりにくい宇宙環境にお金持ちがいきなり行くのではなく、「テストマーケティングとして一般の方が宇宙へ行く」という『クラウドファンディング型 宇宙情報収集サービス』ということが始められるのではないかと考えました。
宇宙は私たちの暮らしの先にあるひとつのフィールド
この勉強会が始まる頃の私は、「宇宙って遠いところで、アニメや漫画、映画の世界だよね」と思っていました。
藤平さんから、視点・大気・重力について、お話を聞いている際にも「確かに日常的な生活は、宇宙の技術の助け無しには考えられない状態にあるなぁ」と思いましたが、でも『まだ、少し遠いところかな』と感じていました。
しかし、セッションを通じて「私たちと宇宙で何ができるだろうか?」と考えてみると、『宇宙でやりたいことが浮かび挙がり、そのやりたいことは近い未来に実現可能なのではないか』と思えました。
藤平さんのお話にありましたが、自分の頭でしっかり考えてみると、『宇宙は私たちの暮らしの先にあるひとつのフィールド』ということが実感できました。
そして、やっぱり「行ってみたい」と思い、ワクワクが止まらない懇親会をみんなで楽しみました!
さて次回の第13回未来勉強会は、「人間学×マーケティング 未来につづく会社になるための論語と算盤」(致知出版)を書かれたアルマ・クリエイション株式会社 池田氏をゲストにお呼びし、「事業を生み出し続ける組織 〜未来の事業を自由闊達に生み出し続ける組織とは?〜」について一緒に考えていきます。
ぜひご興味のある方は参加してみてください。
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インスピレーショントーカー
藤平 耕一(ふじひら こういち)
国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)
新事業促進部 事業開発グループ 主査/J-SPARCプロデューサー
材料工学分野で修士号取得後、JAXAに入社。研究開発本部宇宙実証研究共同センターにて、小型実証衛星4型(SDS-4)の開発に従事。その後、温室効果ガス観測技術衛星2号「いぶき2号」(GOSAT-2)プロジェクトにて、大型衛星の開発に従事。2016年から文部科学省研究開発局宇宙開発利用課に出向し、政策的観点から宇宙開発に携わる。その他、NHK「サイエンスZERO」やラジオ日本「ディープな宇宙をつまみぐい」にも出演。2017年には経済産業省「始動Next Innovator2017(グローバル起業家等育成プログラム)」に参加。2018年9月にJAXAに復帰し、現職。(保有資格:マイクロソルダリング技能資格、玉掛け技能資格、クレーン・デリック運転士免許、高圧ガス製造保安責任者(甲種機械)、宇宙教育指導者セミナー修了)
ファシリテーター
最上 元樹(もがみ げんき)
株式会社フューチャーセッションズ イノベーション プロデューサー
2015年グロービス経営大学院大学経営研究科経営専攻修了(MBA)。2002年に文房具事務用品メーカーのエーワン株式会社に入社後、営業、製品開発を経験。2010年から3M Japan Group 文具・オフィス事業部のマーケティングにて、事業戦略やマーケティング戦略立案を主導したのち、2016年1月フューチャーセッションズに入社。大手企業のイノベーションプロデュースを中心に活動し、現在に至る。
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【文・最上 元樹】
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