みんなの「働く」と「社会貢献」の未来
Mission
本業のかたわらでsocial goodな活動をする。何足かの草鞋を履いて組織の枠を出入りする。
いまは変わり者?でも、そんな働き方がマジョリティになったら何かが変わる?
「社会貢献」と「働き方」の未来を、社会や組織へのインパクトとともに考えるセッションです。
例えば「社会貢献」する会社員が過半数を超えたとき
・最高の未来シナリオは?
・最悪の未来シナリオは?
・その2つの分岐点があるとしたらそれは何?
インフォメーション
- 開催日時
-
2014-06-12 (Thu)
19:00 ~ 22:00 - 応募締切日時
- 2014-06-12 (Thu) 22:00
- 会場名
- リトルトーキョー
- 住所
- 東京都港区愛宕 1-2-1
- > google mapで表示
- 定員
- 20 人
- 参加費
- 会場払い 2,000 円
- Information note
18:45開場
ワンドリンクつきですリトルトーキョー:http://littletyo.com/
※行き方:虎ノ門より
銀座線「虎ノ門」駅「2番」出口からそのまま直進(5分)、
「虎ノ門三丁目」交差点を左折し、
100mほどで右側に見えるフレッシュネスバーガーの左隣
※行き方:神谷町より
日比谷線「神谷町」駅「3番」出口を出たら右方向、
桜田通を北方向に直進(5分)、
「虎ノ門三丁目」交差点を右折し、
100mほどで右側に見えるフレッシュネスバーガーの左隣- 主催者
いちのせきようすけ、ふじさわりえ
メンバー
企画メンバー 1
Participation
社会貢献活動に関わっている方・関わりたい方、企業の社会貢献プログラム推進者、人事管理や組織開発に興味のある方、社会起業家の方、その他「働く」と「社会貢献」に興味のあるすべての方
Description
企業から社員への震災復興その他ボランティアやプロボノプログラムの提供が増え、また個人がアクセスするプラットフォームが整ってきたことにより、企業などの組織で働きながら社会貢献活動に関わる人が増え始めています。
今はまだマイノリティの存在かもしれませんが、本業の傍らで社会貢献活動をする人々が社会で・企業内でマジョリティになったらどんなムーブメントを起こしうるでしょうか?
一方で企業の社会貢献プログラム推進者の立場から考えると、参加者のすそ野を広げ継続的な参加を確保するという目下の取り組みの先に、本業にマイナスのインパクトが及ばないようなどのような配慮が必要になるでしょうか?
本セッションにおいて、「社会貢献活動をする人がマジョリティになる組織、社会の未来」のチャンスと懸念を対話の中で探ってみませんか。
テーマに興味をもってくださる幅広い方のご参加をお待ちしております。
【参加方法】
本サイトにて認証手続き(Facebook/Google+の連携)の上お申し込みいただくか、またはprobono.future@gmail.comまで直接お申し込みください。
※本セッションは(株)フューチャーセッションズが主催するフューチャーセッション・ウィークの趣旨に賛同し、同期間中に開催するものです。主催者と(株)フューチャーセッションズの間に何ら利害関係があるものではありません。
-フューチャーセッション・ウィークとは?
https://www.ourfutures.net/groups/17
『フューチャーセッション・ウィークは、様々なセクターでイノベーションに取り組む組織や個人が、それぞれの大切なテーマで、フューチャーセッションを同時期に開催し、新たな関係性と協調アクションを生み出し、社会にインパクトを起こすことを企図した自律分散型のイベントです。』
リトルトーキョーは古いお寿司屋さんを改装した、過去のような未来のような不思議な空間。
バーでワンドリンクを受け取ってホストが差し入れたサンドイッチを口に放り込んで、和やかな雰囲気の中セッションがはじまりました。
Opening
「社会貢献」のとらえ方や今日の場への期待は人それぞれ。
みなさんそれぞれにとっての「勤め(つとめ)」と「務め(つとめ)」の関係の未来をつくりに来てくださったのかな、という気がしました。
ストーリーテリング
株式会社パソナ Dotank本部 ソーシャルインキュベーター 加藤遼氏
のお二方に 「社会貢献活動との関わり、ボランティアがわたしを変えたこと」というテーマでストーリーテリングをお願いしました。
本業で人並み以上の成果を上げながら数々の社会貢献活動を手がけるお二人の共通点は「立ち上げ役である」「企業の資源とのつながりをつくる」という点であったように思います。共感し合える似通った立場にいるお二人に同席していただいたことで、お二人の間にもお互いにインスピレーションが湧いて深まった視点があったように見受けられました。
「社会貢献活動に関わって知ったのはNPOなどの非営利組織のすごさ。現場のニーズをつかんでいること、使命のもとに一体となって動けること、物事を進めていくやり方として素晴らしい。」
「影響を受けて自分の仕事上の提案が全く変わった。カッコよく数値予測を並べるのではなく、足を運んで人と会うようになった。普通のイチ営業マンだった自分が、社会に意義のある事業立ち上げを提案するようになった」「社会的支援を受ける側の気持ち、社会にとって非効率な存在という負い目や引け目を感じることがわかる。望んでその状態になっているわけではないことも。被支援者が立ち上がり自分で走れるようになることをサポートしたいと願っている」「社会的支援に関わることで、税金の使われ方なども含め社会のしくみが見えた。結果、仕事の意味を広くとらえるようになったと思う。与えられた仕事をお給料分するという範囲でしかとらえていなかった仕事が、社会に与えている影響、人とのつながりがつくれることなど、多様な意味を持ち始めた。以前は考えたこともなかった」「自分の役割は主に企画の立ち上げ。他の人が社会貢献活動ができる環境をつくって軌道に乗ったら渡していく。立ち上げが必要な活動が次々とみつかって、誰か他にやってくれる人がいればと思うがいない。手がけたいことが多すぎて手が回らないのが悩み」「事業として会社との連携をつくろうとすると、『与信は大丈夫?』『他のテーマの方が儲かるんじゃないの?』と経営からチャレンジされる。そこに立ち向かってきたが、3年経ってあまり言われなくなってきた。財務的成果だけでなく優秀人材の採用など会社にインパクトが出せてきて信頼されてきたということなのかもしれない」
「一方CSR予算だとチェックが甘く、自分は絶対にしないけれど、不正をしようと思えばできてしまう状態というのはストレスが大きい」「日本では仕事と社会貢献の両立はまだできるが、家庭などのプライベートとの両立が難しいと感じる」「ビジネスと非ビジネスの領域をつなぐ時、心理的には自分がリスクを負っている。自分の信用という資源を持ち出している。そのことへの重圧がある」「苦労をしても交換して余りあるものを受け取っている。生きる意味をもらっている。社会に存在する役割・価値をもらっている」
最良の未来/最悪の未来
それぞれと未来をつなぐ
みんなが今いる場所に感謝しながら働けるっていいな社外活動を還元できるっていいな
☆「応援と尊重」
やりたいことがある人を応援、やりたくない人も応援・尊重できる社会にしたい
☆「多様さを認め合う」「争いが起こる」
どちらもあり得る。認め合う未来を選択するために自分がまず他人を認めることから始めたい
☆「自分の生活や生業と重ねることで無理なく」
あえてネガティブも見据えたうえで、ほどほどの未来を選択したい
☆「社会貢献と家庭・プライベートの両立のむずかしさ」
会社の活動をきっかけに社会貢献活動に踏み出す人はとても多くて、どんどん広がっていくと感じている。
一方で、欧米と違って日本では仕事とではなく家庭やプライベート領域で社会貢献がコンフリクトする可能性を感じている。日本ならではの社会貢献の広がり方をこれからも模索したい。
☆「やりたいことにアクセスすると自分の力が発揮される」
改めて、副業禁止っておかしいなと。いま人事に居るのでダブルワークを会社で実現できるように挑戦したい。仕事外の時間をネットサーフィンで過ごすより、外で活動している分会社でもいきいきとしている方がずっといいですもんね。
☆「ゼロからイチへ踏み出す」
踏み出すきっかけやハードルは何だろう?という問いを持ち帰ります。自分は動けてしまったけれど、ほかの人も動けるようにするためになにができるのか。
☆「やりたいことにアクセスすると自分の力が発揮される」
社会貢献もwantでやろう、have toじゃなくて。と思いました。これからも人のwantを応援していきたい。
☆「自分には何かができると思うようになる」
多くの人が自己効力感がもてるようになるとすごくいいと思う
☆「お金でない価値」
価値やエネルギーは循環すると思う。成果になって返ってくる3年後にむけて、押し出し続けていきたい。
☆「自分なりのテーマがある人生」
自分なりのテーマがみつかったら、周りに合わせることばかり学んできて閉塞感にとらわれているいまの苦しさから抜け出せるかもしれないと感じた。
☆「支援される側に弱者感がある」ということ
これまで支援する側にばかりいて、支援される側が弱者感をもつ苦しさを想像することがなかった。これからはこの言葉を噛みしめながら活動していきたい
(開催後記:ふじさわ)
本当にありがとうございました。
・そうして考えた未来の可能性が具体的になる程、選びたくなる、そのために行動せずにはいられなくなる。
すると矢印はもう一度自分に向かって、自分ごとになる。
わたしにもなにかができる、したい、しなくちゃと、未来からチカラをもらう。
(これはいちのせきさんのアイデアでした。Fine Play!)
・未経験者→ネガティブ
・初心者→ポジティブ
・熟練者→ネガティブ(ポジティブも実感しつつ)
という傾向があったかもと感じています。
そしてそのどれもが、それぞれの皆さんにとって表に出すことにエネルギーを必要とする感情であったことも。
本業外活動という「セカンド」だからこそ。
ポジティブもネガティブも大声では言いにくい。「働く」と「社会貢献」は微妙な領域なんだなぁと改めて感じています。
だからこそほんとうのものを宿している。
そんな場づくりを目指してしていきたいと感じました。
そんな可能性を感じています。もう少し研究します。
「誰もがいまここで大切にされることのために何かをしなくちゃ」という気持ちです。
・境界を踏み出すことと、価値を翻訳すること
・過去を癒すことと、未来に行動することと、今を生きること
・開放性と内省、対話の中で安全であること
・自立と信頼、自己を表現し力をあわせるよろこび
温めていきたいと思いますのでまたの機会にもぜひお付き合いください。