いよいよ6月5日より、フューチャーセッション・ウィーク2015が開催されます。
すでに70近いセッションがエントリーされています。
今回は、「地域から未来を動かす」ことを目的に開催されるセッションの中から、いくつかご紹介します。
縁のある地域はもちろん、普段なかなか訪れることのない地域のセッションもぜひのぞいてみてください。
きっとこれまで気づかなかった魅力を発見することができると思います。
沖縄県渡名喜島フューチャーセッション「10年後、島は世界にどんな貢献をしている?」
渡名喜島は沖縄でいちばん小さな自治体です。人口は402人。この10年間で24%減少しました。「就職場所を増せば人口も増えるに違いない。失敗をおそれないことが大切だ」という中学生の作文がわたしたちの出発点です。漁業、農業、観光、情報、福祉……わたしたちは幅広い視点で仕事をとらえるためにフューチャーセッションをやろうと考えました。
サンゴ礁に囲まれ、白砂の道、フクギの屋敷林、赤瓦の古民家が残る集落が舞台です。セッションはシャイな島人が参加しやすいように付箋紙に書き出す方式を多用します。小さなコミュニティに可能性を感じている人、島人と深く交流してみたい人、離島への移住に関心がある人、ぜひご参加ください。
コミュニティ・デザインとは?+フューチャーセッションinやまなし
「2040年のやまなしに求められるコミュニティ・デザインとは?」
人口減少社会は、地方消滅など地方地域の課題と思われがちですが、最も大きな課題は、止まらない地方から首都圏への人口流入による極点化だと考えます。過密化により出生率が低下傾向にある首都圏への流入が続いた場合、人口減少を加速させる他、極点化による災害リスク増加など持続不可能な社会が待っています。極点社会を回避し、持続可能な社会へ進むターニングポイントは、地方地域がより豊かなコミュニティ・デザインに取り組むことができるかがカギになると思います。
私たちが暮らす山梨から市民主体のイノベーションを起こします。
高校生+大学生50名と社会人50名の世代を超えたマルチステークフォルダー・ダイアログ。
すでに、県内高校と学生団体、東北芸術工科大学コミュニティ・デザイン学科の協力で40名以上の学生は参加確定しています。2040年、社会の主役世代と共に地域の未来をデザインします。
地方地域の可能性を信じている方。山梨地域の持続可能な社会づくりに興味がある方。高校生・大学生世代の方々のご参加をお待ちしております!
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