緒方雅一さんは、熊本県庁の職員である。
そして、県庁職員の対話のファシリテーターでもあり、地方創生のための地域ファシリテーターでもある。
彼のすごいところは、この活動のすべてが業務命令に基づくものではない、ということ。
自分で「大切なこと」だと考え、自分で学び、自分で活動を立ち上げ、そして周囲に影響を与えて行く。
この生き方こそ、イノベーション・ファシリテーターである。
■インタビュー
ーーあなたが起こそうとしている変化は?
多様な関係者が集まって、知恵を出し合い、地域を創っていく。そんな形で地域社会の未来を創っていけないかと考えていました。それにより、人と人が繋がり、みんなが笑顔になり、地域の個性がキラッと光る、そんなことになれば楽しいなと。地方創生元年と言われる今年、そんな地域社会の未来に貢献できればと考えています。
ーーイノベーション・ファシリテーター講座で得られたことは?
イノベーションファシリテーターとしての「あり方」と「やり方」。様々な対話の手法についてはもちろんですが、対話からどう行動変容へ繋ぎ、変化を起こしていくのか。そのためには何が必要なのか。また、講座期間中、自分自身のリーダーシップについて深く考える時間になりました。さらに、様々な分野で活躍する仲間との繋がりが持てたことも、非常に大きな財産になっています。
ーーこの講座をおすすめしたい人は?
私自身、行政に携わる者ですが、今後の行政マンには必要な能力なのではないかと思います。本質的には、行政に限らず、多様な関わりの中から、変化を生み出したいと思っている人には必須だと思います。単にファシリテーターになりたいという人ではなく、「対話」から「変化」を生み出し、未来を「創造」したいという人ですね。
参考:
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大津町の宝もの探し、宝ものづくり!のフューチャーセッション レポート
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プロムナードカフェのフューチャーセッション レポート
構成・文/芝池 玲奈
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