【ありがとうバンク】#1:人が「感謝」で変わる瞬間〜そして未来が創られる〜
セッションの目的
インフォメーション
- 開催日時
-
2012/05/28 (月)
19:00 ~ 22:00 - 応募締切日時
- 2012/05/28 (月) 22:00
- 会場名
- 都内
- 住所
- 東京都汐留(新橋)近くのセミナールーム ※御参加の方に御案内いたします
- > google mapで表示
- 定員
- 70 人
- 参加費
- 無料
- 主催者
企画メンバー:【ありがとうバンク】企画メンバー
詳細説明
私たちの未来は「感謝」や「優しさ」から生み出され、
それが目に見える社会価値であふれる世界にしたい。
未来を創るのは、私たちの「心」と「行動」だと思うから。
たった1人のアクションが、
人から人へと伝播し、
世界が変わることがあります。
映画「ペイ・フォワード」のように。
空想だけの夢物語ではなく
「現実」のこの世界で
違いをもたらせるとしたら
はじまりは自分自身のちょっとした変化。
その変化のキッカケが「感謝」だったら?
何が起こるのでしょう?
++
人が幸せになるフューチャーセンターを創ると決めた時、
1ヶ月で100人近い人に会いました。
「こういうことをやりたいんだ!」
と、ひたすら想いを伝えて動いたら、
そこに思いもつかない新しい価値を見いだしました。
【ありがとう】の無限のカタチ。
自分が思っていた「ありがとう」が
すごく限定的だったり、小さなものだと気づいた時、
世界が音を立てて変わるかもしれません。
本セッションは「感謝」をテーマにした新しい未来を創る試みです。
++追伸++
単にアイデアで終わらせることのないよう生活まるごと『ありがとう』で試せることや体験をするために2012年5月、港区・白金台に【ありがとうハウス】がOPENしました!
5/28(月)セッション参加者を対象に、出てきたアイデアの具現化(プロトタイピング)を行うセッションを6/10(日)に開催予定です。
御興味ある方は、以下よりお申し込みください。
https://www.ourfutures.net/sessions/1015
「ありがとう」を深く感じ、感謝や優しさに満ちた未来を創りたい方の参加をお待ちしています。
※本フューチャーセッションは、Future Session Week 2012 特別サイトの閉鎖に伴い、OUR FUTURES上に移行したものとなります。Future Session Week 2012 特別サイトはOUR FUTURESとは別サービスとなるため、企画メンバー情報、参加者情報などは引き継がれておりません。
旧サイトでの参加者数:70人
★「カミヒコウキ」尾形慎哉氏によるセッションレポート
チェックイン
フューチャーセンターウィークの期間、50近くのフューチャーセッションが、日本各地で行われています。その中の一つ、【ありがとうバンク】のフューチャーセッションが5月28日に行われました。
まず、ありがとうバンクとは?
「感謝や優しさが目に見える社会価値となり、ペイフォワードされる仕組み(未来のソーシャルリソース(資本)につながるプロセス)を創る」。
ありがとうバンク設立者である堀井香織さんが掲げる、フューチャーセンターとしての目的です。
これに共感した70名近くの参加者が集い、セッションが開始されました。
ちなみに、今日のファシリテーターは、生きる力フューチャーセッションを先日、渋谷ヒカリエで開催された松浦さん。普段、「ファシリテーターはしないんですけど・・・」とは言いながらも、軽妙なトークから参加者の皆さんが一気にセッションに入り込みました。
集まった人がお互いを理解する
■アイスブレイク:「Myありがとう」を話そう
はじめに、1グループ4~5名から構成される全12グループで、グループごとの対話。
テーマは、「Myありがとう教えてください」
偶然同じテーブルについて、出会えたことにまず感謝。
そして、各自のMyありがとう話を。
人のありがとう話を聞くと、自分が幸せな気持になれるのはなぜだろうか?
早速、そんな問いが生まれてきました。
ゲストからインスピレーションを得る
■意識共有1「動画」
こちらの動画です。
http://www.youtube.com/watch?v=nwAYpLVyeFU
このビデオを鑑賞した理由は後ほど出てきます。
ポイントは、「感謝」や「優しさ」の連鎖とそれに感銘を受けた堀井香織さん。
鑑賞後、松浦さんからは「ホント好きな動画なんですよ」。
確かに「感謝」について考えさせられる。
■意識共有2「堀井さんからの紹介」
なぜありがとうバンクを始めたか、そのきっかけをお話くださいました。
19歳。インドのカルカッタのマザーテレサ施設に行った時。死を待つ人の家。
自分のこれまでの経験が、いかに自分だけの能力を高めたり、人の力になれるためにと頑張っていたか。
そういうことに気がついた。
そして、ふと、あの動画に出会った。
本当にやりたいのは手と手をがつながること、これをやろうと思った。
そして、5ヶ月で約300名と会って、話をした。
「感謝」「ありがとう」がどうやらキーになる。
そして、ありがとうバンク構想が実際に動き出した。
このような堀井さんの意識を会場で共有しました。
集まった人でダイアログ
■ダイアログ1:「なぜありがとうや感謝が生まれるのだろうか?」
意識共有で会場が未来に向かって動き出す準備ができての、グループによるダイアログ。
各グループいろいろな対話が行われました。
- 人間からいつから「ありがとう」と言い始めたか?
- 社会人になるとスーツを着て、転んだ子供を助けることはしない。
社会人になったことはないけど。
つまり、心が裸の状態にならないといけないのでは? - マナーとして。
柔道などの師匠に投げ飛ばされて、「ありがとう」。
投げ飛ばされたのに、なぜ「ありがとう」?
マナーと対価の2種類のありがとうがある。 - 新皮質、大脳、(・・・難しい)
- 当たり前が当たり前ではなくなった、という実感になってきた。
といったことをシェアして休憩。
おにぎりのサービス。
実はおにぎりではなく「おむすび」そうして人と人が結ばれていくことに想いをこめている。「ありがとう」
そして、これが本当の「ありがとうバンク!」
■ストーリーテリング
感謝と変化をテーマに、4名のストーリーテイラーから話がありました。
-
本多由佳さん(舞台役者)
若年性乳がんの手術を受けたのがきっかけで、周囲の友人に励まされた。
「一人ではないからね」という言葉が印象深く残っている。
そこから「感謝」ということに、ほんとうの意味で気がついた。
-
白井宏美さん(早稲田大学4年生)
反抗期が遅く、親に対して感謝の気持ちがなかった。
しかし、震災後、東北の被災地に訪れた時に気持ちが変わった。
それまで親に抱いていた気持ちは何だったんだろうか?
親からもらったものに対しての多くの感謝に気づいた。
5月2日、母親と食事に行き、花束と感謝の手紙。
これをきっかけに、母と本当にありがとうとこころから思えるようになった。
-
岡田昭信さん(リコー株式会社)
岡田さんと野村さんの複写機メーカー対決。
まずは岡田さんから。
結婚する前はあまり感じていなかった感謝。
結婚してから、ありがとうとよく言われるようになった。
そして、自分も言ってみようかと思い、まずは、掃除のおじさんから始めてみた。
おじさんから名前を覚えてもらえるようになった。
そして、感謝する気持ちが重要というふうに思ってきた。
日常の変化から始められる!
-
野村恭彦さん(フューチャーセンターをつくろう著者)
「すいません」と「ありがとう」って違いますよね。
責任で動いていると動きにくい。
ありがとうのかわりにすいませんっていうときは、ほとんど責任で動いているのでは?
しかし、ボブに出会ってしまった。
それが、責任から感謝に変わった瞬間。
感謝をベースでする活動はなんでもできる。
感謝で踏み込んでいく人がいれば、サービスがガラッと変わる。
それぞれのストーリーテイラーの皆さんのお話、かなり自己開示された興味深いお話。
自分だったら、という雰囲気で会場がさらにヒートアップしてきました。
■ダイアログ2:「感謝をすると何が起こるのか?」
その熱気のまま、続いてのダイアログへ。
「感謝すると何がおきるのか」20分の各グループでのダイアログ結果を会場でシェア。
- 家族が円満になる。
- 当然だと思うと、何も生まれない。
- ありがとうはニュートラル。自発的な感情から生まれる。
- 形式的なありがとうは言ってはダメ!本気のありがとうしかいえないサービスや仕組みがあればどうなるか?
- 中国では謝謝。すいませんといっている人も感謝はしている。
- ありがとうとあやまっている、すいませんがある。
- 感謝すると感謝が生まれる。お互いが感謝するようになる。
アウトプット/プロトタイピング
■ラストクエスチョン「この場から起こせることは?」
ここでは、あえてタイトルのみご紹介。
- ありがとうテロを起こす
- ありがとうと言われたことを意識する
- SNSでありがとう!
- 感謝スポット(神社で、汐留駅(電通さまご協力予定)、)
- 子供向けのありがとう体操、他子供向けプロジェクト
- ありがとうシャンパンタワー
- ありがとう動画
- 感謝を伝えるプロフェッショナル
- 週間ありがとう
- フィールドサイン
- ありがとうカレンダー「ありがとうの日」
- ハッシュタグ#
- ありがとうしりとり
- ありがとう大喜利
などなど数多くの意見が生まれました。
チェックアウト
気づけばもう22時。
セッションも終わりに近づきました。
各グループメンバー同士、今日の気づき、振り返りをして、「ありがとう」。
そして、フューチャーセンターは、協調的なアクションを行い続けていくことが、フューチャーセンター。
今日出たアイデアを次につなげるセッションへの紹介が行われました。
次回は、
6月10日(日)
6月29日(金)
7月18日(水)
※途中参加・途中退場OK!
今日がきっかけで、「感謝や優しさが目に見える社会価値となり、ペイフォワードされる仕組み」が生まれるのではないかと本当に思えるセッションとなったのではないでしょうか。
そして、ありとうから、ありがたいへ。
気になる方は、ぜひ次回のセッションへご参加を!
今日は本当にありがとうございました。
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