沖縄県渡名喜島フューチャーセッション「10年後、島は世界にどんな貢献をしている?」
セッションの目的
渡名喜島は人口402人。沖縄でいちばん小さな自治体です。
わたしたちの出発点は、中学生が書いた「今後の渡名喜島」という作文です。
人口はこの10年間で24%減少しました。
この流れをなんとかするために村は移住者専用の住宅をつくりました。
1年間で4家族が移住し島の仲間入りをしていますが、住宅の半分は空き室のままです。
残る課題は「仕事」です。
漁業、農業、観光、情報……島で持続可能な仕事が生まれるにはどうすればいいのか?
わたしたちは幅広い視点で「仕事」をとらえるためにフューチャーセッションをやろうと考えました。
10年後、島は世界にどんな貢献をしているのか? わたしたちはどんな貢献をしていきたいのか?
多様な人たちと対話しながら、いっしょに未来を描きたいと思っています。
対象者
- 地域の仕事をつくってみたい人
- 小さなコミュニティに可能性を感じている人
- 島への移住に関心がある人
- 島人と深く交流してみたい人
- フューチャーセッションに興味がある人
詳細説明
- 渡名喜島へのアクセスはこちらをご覧ください。http://www.vill.tonaki.okinawa.jp/detail.jsp?id=57542&menuid=12311&funcid=1
- 宿泊施設が限られておりますので、ご来島の前にかならず民宿の予約を確保してください。
- フェリーが欠航になった場合でもフューチャーセッションは開催します。(台風などで外出困難な場合は中止します)
- プログラムは前半と後半の2部構成でおこないます。前半では「身近な悩み」をテーマに、セッションのダイジェスト版を体験します。後半では、前半と同じ進め方で「島の理想の未来」をテーマに、壁新聞をつくります。
はじめに
13:00 - 13:10
主催者より、セッションをおこなう目的を共有します。
ファシリテーターより、本日の進め方を共有します。
関係性をつくる
13:10 - 13:13
テーブルの模造紙いっぱいにマジックペンで四角を描いてください。この四角は座っているテーブルを表しています。
つぎに、付箋紙にあなたの右隣に座っている人の似顔絵を描いてください。
描きおえたら、模造紙のなかのその人が座っている場所に似顔絵を貼ってください。
13:13 - 13:25
そのグループで1000万円の宝くじが当たったとします。
「グループで何に使うか」使い道をひとりひとり2つ付箋に書いてください。
それぞれ1分で自己紹介をおこないます。
- お名前と所属
- 付箋に書いたこと
グループのなかでいちばん共感があつまった使い道をひとつ選んでください。
アイデアを広げる
13:25 - 13:40
グループで使い道を実現する方法を考えてください。
A3の紙を縦に置き、付箋を横に3列、縦に4行貼ります。
思いついた実現方法を1行目の付箋に3つ書きます。
書き終えたら隣の人に紙をまわしてください。
まわってきたら、次の行に3つ書き込んでください。
グループで一巡するか、制限時間いっぱいまでこれを繰り返します。
13:40 - 13:50
解決策に共通点がないか考えます。似ているものを集めて5つ前後のまとまりにします。
「効果が高い」と思うもの3つに赤のシールを貼ります
「簡単にできる」と思うもの3つに青のシールを貼ります
「手法が新しい」と思うもの3つに緑のシールを貼ります
アクションを生み出す
13:50 - 14:00
一分間発表シートに3つのことを書き込んでください。
- グループが選んだ1000万円の使い道は?
- どのような方法で実現しましたか?
- 実現したら、どんな世界になった?
14:00 - 14:10
1チーム1分で、全体に共有します
休憩
14:10 - 14:20
お茶とお菓子は後ろのテーブルにあります。
トイレは入り口玄関入ってすぐにあります。
問いを共有する
14:20 - 14:25
主催者より、本日の問いを共有します。
14:25 - 14:30
渡名喜の夜空は流れ星がよく見えます。今夜の願い事が、10年後のある日に突然かなうとしたら、渡名喜をどんな島にしたいですか? 思い浮かべたことをA3の紙に書いてください。
書いた内容を隣の人と紹介し合ってください。
次に、4人グループになって、隣の人から聞いた内容を、新しく加わった2人に説明してあげてください。(紹介される人は発言せず聞いてください)
仲間をみつける
14:30 - 14:50
- 書いていることが近い!
- 化学反応が起きそう!
- テーマを乗り換える!
アイデアを広げる
14:50 - 15:10
グループで、流れ星にお願いする未来を選んでください。いちばん共感するものを選んでもいいし、みんなの願いをミックスして新しいものをつくってもいいです。
次にその未来が実現したとしたら世界はどうなっているかを考えてください。具体的に何が変わっているのか? 結果として影響を受けているものはないか? 自分ならどんな気持ちになっているか? 他の人なら?
チームでイメージが共有できたら、その未来を実現するための方法・工夫・アクションを考えてください。
対話をしながら思いついたことをどんどん付箋に書き込んでいってください。
アクションを生み出す
15:10 - 15:30
自分たちの「つくりたい未来」の成功イメージをチーム内で共有します
その取組みが未来のメディアに掲載されたと想定し、壁新聞に表現します
- 日付、媒体名
- 大見出し(つくりたい未来の実現を感動的に表現)
- 小見出し(具体的に変わったことをコンパクトに表現)
- イメージ(実現した未来のイメージをイラストで紹介)
- 本文(実現するための方法・工夫・アクションを紹介)
15:30 - 15:40
どのようなアクションを起こしたか、1チーム1分で、全体に共有します
15:40 - 16:00
自分が起こしたいアクションを一人一言で全体に共有します
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