NEXT STANDARDS / Online Session : 6月8日・9日・12日
Mission
NEXT STANDARDS:新しい時代の働き方・暮らし方を再構築
NEXT STANDARDSは、コロナを機に、新しく定着していく働き方や暮らし方を探索し、次の時代を生き抜くために必要なスタンダードを生み出すための対話の場です。
様々なセクターでイノベーションに取り組む組織や個人が知恵を出し合い、社会にインパクトを起こすための「新たな関係性」と「協調アクション」を生み出していきます。
スタートとなる今回の場は、ゲストにイトーキ オフィス総合研究所の谷口さんをお招きし、「ニューノーマルの働き方」から見えてくる変化の兆しを発見していきます。
【開催日程】
Day1:2020年6月8日(月)【変化の兆しを集める】
Day2:2020年6月9日(火)【兆しの先にある未来を描く】
Day3:2020年6月12日(金)【NEXT STANDARDSを創出する】
※3回通しての参加が理想ですが、1日だけの参加も可能です。
※各回15名の募集となります。
インフォメーション
- 開催日時
-
2020-06-08 (Mon)
19:00 ~ 20:30 -
2020-06-09 (Tue)
19:00 ~ 20:30 -
2020-06-12 (Fri)
19:00 ~ 20:30 - 応募締切日時
- 2020-06-12 (Fri) 20:30
- 会場名
- zoom
- 住所
- zoom オンライン会場
- > google mapで表示
- 定員
- 20 人
- 参加費
- 無料
- 主催者
フューチャーセッションズ
メンバー
Participation
- これからのスタンダードとなる働き方・暮らし方を再構築したい実践者
- これからのスタンダードとなるサービスを創造したいイノベーター
Description
ゲスト インスピレーショントーカー:
谷口 政秀 (たにぐち まさひで)
株式会社イトーキ オフィス総合研究所 所長
愛知県立芸術大学美術学部非常勤講師
パロアルト研究所認定 CERTIFIED FIELDWORKER
一般的社団法人ビジネスモデルイノベーション協会認定 コンサルタント
監修出版書籍:「MAKE SPACE」「デザイン思考ファシリテーションガイドブック」
オンラインセッション参加にあたっての注意事項:
緊急事態宣言が解除されましたが、参加者の健康を第一に考え、デジタルファーストで進めるため、「オンラインフューチャーセッション」として、オンライン会議システムZOOMを活用します。
セキュリティの観点から、ミーティングIDは、開催の約1時間前にOUR FUTURESサイト(https://www.ourfutures.net/sessions/3491/)へお申し込みの参加者の方へ送付させて頂きます。
予め以下の点をご確認の上、ご参加をお願いいたします。
- こちらのマニュアルサイトにて、ZOOMの動作環境などを事前にご確認ください。
- セッションでは、オンライン共創ツール「MURAL」を活用します。ブラウザ「Google Chrome」をインストールの上、ご参加ください。
- セッションは、できるだけ画像オンの状態でご参加ください。
- 音声が聞き取りやすいよう、マイクの装着をお願いします。
- セッション参加時は、通信環境が良い場所でのご参加をお願いいたします。
※リアルなセッションと比べて、オンラインセッションでは、ファシリテーターが場の状態を把握しきれないことがあるため、コミュニケーション齟齬が発生する可能性がありますが、予めご了承ください。
NEXT STANDARDSと題して、今後新しく定着していく働き方や暮らし方を探索し、次の時代を生き抜くために必要なスタンダードを生み出すための対話の場をもうけました。
Day1:2020年6月8日(月)【変化の兆しを集める】
Day2:2020年6月9日(火)【兆しの先にある未来を描く】
Day3:2020年6月12日(金)【NEXT STANDARDSを創出する】
Day1:2020年6月8日(月)【変化の兆しを集める】
ゲストにイトーキ オフィス総合研究所の谷口 政秀さんをお招きし、「ニューノーマルの働き方」から見えてくる変化の兆しを発見していきました。
- 三密を避けるために、仮想的な場に集うのが当たり前になっている。リモートワークの長期化で生まれた本質的な疑問とは?
- BEFORE CORONA, WITH CORONA, を経たNEXT STANDARDSとは?
- Next Standardsには、「分散化された権限・流動的な組織」「分散化されたビジネスモデル」「多様性や失敗を認める大らかな風土」が求められるようになるのでは。
- ダグラス・ラシュコフは舌鋒鋭く日常ではキツい意見だが、こういう時期には耳を傾ける必要があるのではないか。
- 私たちは経済のために「働かされている」。働くために生きるのではないのでは?
そんな対話をしながら、参加者が感じている「変化の兆し」を出していきます。
これからの未来の暮らしや働き方についてのインスピレーションの中で語られていたダグラス・ラシュコフさんの本についてはこちら。
最後に参加者が最も今後に影響を与える変化について投票を行なったところ、
働き方についてのトップ3は、
- 本質を簡潔に伝えるコミュニケーションになる
- 定時がなくなり労働時間が多様化する
- ITリテラシー習熟度が生産性に直結する
暮らし方についてのトップ3は、
- 家族という集団を強く意識するようになる
- 健康に敏感になる
- オフィス以外の仕事環境が必要になる
でした。
cf. 新しい時代の暮らし・働き方を考えるDay 1〜NEXT STANDARDSでの集合知を公開!|Future Sessions|note https://note.com/futuresessions/n/n607e15e8aa3e
Day2:2020年6月9日(火)【兆しの先にある未来を描く】
Day 2のゴールは、Day 1で出した働き方・暮らし方のNext Standardsに影響が大きい変化の兆しの先にある未来を描くこと
Day2では、この変化の兆しを俯瞰した上で、社会の様々な暮らしや働き方のシーンを描いていきました。
出てきた一部をご紹介。
あつまれ 人間の森
2025年6月は仕事も含めて生活全てが完全オンライン化。バーチャル空間の中でアバターがビジネス(生活)する。人種や年齢、性別、障碍の有無等にかかわらず全ての人が等しくチャンスを得ることができる。
新しい会社形態
固定な本社を持ちたくない会社が増えている
隠さない、隠す社会
IoT普及でなんでもわかるのでオープンな反面、秘密主義にもなる。
いびつな人格形成につながる側面もあり。
家族の健康児童見守り
2025年6月、家族の健康を強く意識するようになり、家事の分担や健康管理がAIによりうまくできるようになっている。
無菌ライフ
2030年 7月、清潔を保つモビルスーツを汗だくで着て友達と買い物に。友達はお金を持っていて、細菌サプリメントを飲んでいるからモビルスーツを着なくても外に行ける。嫉妬しながら、車内環境が清潔に保たれた車で迎えに行く。
ジプシーカーライフ
20**年8月、勉強の苦手な僕の家は住み込み可能な車。wifiは通っているから情報は得られる。裕福層の生活情報が流れてきて嫉妬する。現実から目を背けたくて、国からのBI(Basic Income)でもらったお金でオンラインゲームをよくやっている。みんな副業をやっているけど、僕の個人情報はオンライン上ですぐに検索されるせいか、副業の機会がなかなか得られない。
グリーンタイツ
2030年、家にいる時はもうこの緑の全身タイツしか着なくなっちゃった。そう、Web会議のときは、この上に勝手にスーツ姿を投影してくれるので。仕事はもちろん、買い物もポチってる。
ゲストスピーカーのイトーキ オフィス総合研究所の谷口 政秀さんからは、働き方改革と地方創生の同時実現「逆参勤交代」について共有がありました。
- 逆参勤交代構想「人の共助」による地方創生と働き方改革の同時実現
- 松田智生さん資料
- https://www.mlit.go.jp/common/001210736.pdf
cf. 新しい時代の暮らし・働き方を考えるDay 2〜NEXT STANDARDSでの集合知を公開!|Future Sessions|note https://note.com/futuresessions/n/n8f27e4fb6b53
Day3:2020年6月12日(金)【NEXT STANDARDSを創出する】
Day 3のチェックインは、「我が家の新しいスタンダード(マイルール)」からスタートしました。ここから、ひたすら、未来のスタンダートについて対話していきました。
いくつかオンラインのルームを作って対話してもらいましたが、恋愛や結婚のNEXT STANDARDSについて話しているルームや、働いている人のお給料について、時給から分給になる!?など議論しているルームも。
東京がゴーストタウンになるかも!?
セレンディピティをどう再現するか?
みんなユーチューバーになっちゃうかも。やらない方がマイノリティへ。
・・・いるだけでは存在感がなくなるのか!?
などなど各ルームを巡回してみましたが、対話が尽きないの一言。
ここで出てきたたくさんの「NEXT STANDARDS(未来に当たり前になっていく価値観)」をまとめた結果を共有します。
※鉤括弧(「」)で囲われた部分がセッション中にみんなで書き出したNEXT STANDARDを同じものとしてまとめたもののタイトルとなります。
多重人格化する自己意識
「一つより複数の価値観」が基盤の価値観として大事にされる。また、複数の価値観を持つために、「他者承認欲求より自己探究欲求」が高まり、そのため「都市居住にこだわらない」し、「多数の所属をもってリスク分散」する。多数に所属するために、個人の能力として「問いの設定力と適応力」が求められ、「ぶれない自分より多重人格であることを重視」するようになっていく。多重人格性が身についていくからこそ、「相手優先のコミュニケーション」を多くの人が実践するようにもなる。また、自己の中に想定外の価値観を増やし続ける「非合理に価値を見出す」という部分と、各人格の「超合理性を重視」する部分が、自己の中で矛盾なく両立されていくこととなる。
利他意識を加速するバーチャルファースト
「働くと暮らすのシームレスを求める」という価値観は強化され、リモートワークの拡大に伴い、「働く・遊ぶはバーチャルファースト」となり、バーチャルの比重が高まるにつれて「物質以外にも求める上質さ」を追求することとなる。上質さの一つとなる本物の協働・協創を実現していこうという姿勢は、オンラインゲームで見られる利他行動を促進し、「仕事・暮らし環境に求めるオンラインゲーム化」は加速していく。「賃金よりも重視する働く対価」の一つとしても利他行動は加速し、「人とは利害でつながらない」という価値観が広がっていく。そのためバーチャルは重視されつつも、リアル空間での同時性がないと得られにくい感覚、特に「共感を最大化するのはリアルのみ」という価値観も広がっていく。
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この場が良かったのは、所属が同じなど共通言語持っていない人たちと対話することで、変な落とし所に行かずに自由に発想できたし面白がれたこと。
飲み会がないのが残念!ということで秋ごろ合宿しませんか?合宿で楽しみましょう!という話にまで広がり、もしかするとオフラインでこの続きを描いていく機会が現れるかもしれません。
cf. 新しい時代の暮らし・働き方を考えるDay 3〜NEXT STANDARDSでの集合知を公開!|Future Sessions|note https://note.com/futuresessions/n/ne54c6865aeb3