GovJam Tokyo 2014
セッションの目的
GovJamとは、世界中の都市で、パブリックセクターに興味関心を持つ参加者たちが、48時間、同じテーマでいっせいに、イノベーティブなデザイン、アプローチとソリューションを考え、生み出す、世界規模のイベントです。
世界中で共通のテーマを掲げて公共サービスをデザインしてみることを通じて、新しく人と知り合ったり、楽しみを味わうことです(共通のテーマは直前まで公表されません)。
2014年、東京からも、有志でこのイベントに参加します。
一緒に公共サービスのプロトタイピングに取り組んでみませんか?
インフォメーション
- 開催日時
-
2014/06/03 (火)
19:00 ~ 21:00 - 応募締切日時
- 2014/06/03 (火) 21:00
- 会場名
- 3×3Labo(さんさんラボ)
- 住所
- 東京都千代田区丸の内3-2-3 富士ビル3F 338区
- > google mapで表示
- 定員
- 30 人
- 参加費
- 無料
- 備考
■参加方法
Our Futuresからお申込み下さい
★5/30(金)締切★
下記にメールをいただく方法でも応募可能です:
smd0110[at]gmail.com- 主催者
嶋田一義・長倉克枝
メンバー
企画メンバー 1
対象者
クリエイトする経験を求める人ならどなたでも♪
(20~30人を想定)
※日本語で議論します。成果はビジュアルな方法でまとめますので、英語力は不問です。
※JAMなので、途中参加・途中離脱OKです。でも、通して参加するほうがプロトタイピングの醍醐味を実感できます。
詳細説明
■日時
6月3日 19:00-21:00 (ブレスト&チーム分け)
6月4日 10:00-18:00(プロトタイピング)
■情報共有サイト
https://www.facebook.com/groups/govjamtokyo/
アジェンダ
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6月3日(火)
19:00 集合
19:00-19:15 趣旨説明
*GovJamについて
*全体スケジュール
19:15-19:30 私が注力したい身近な社会問題
*来場するまでに、「これなら私も貢献したい」と思える身近な社会問題について考えてきてください。
*1分でそれを語ってもらい、自己紹介とします。
19:30-19:50 テーマ発表とプロトタイピング序論
*GovJam 2014について、世界共通のテーマを発表します。
*今回皆で取り組む「プロトタイピング」がどういったものか、認識を共有します。
19:50-20:30 ブレインストーミング
20:30-21:00 グループ分け・翌日の打ち合わせ
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6月4日(水)
10:00 集合
10:00-10:15 スケジュールの確認
10:15-12:00 プロトタイピング
12:00-13:00 ランチ
*有楽町界隈のお弁当購入可能です。さんさんラボで一緒に食べましょう!
13:00-16:00 プロトタイピング
16:00-17:00 成果の共有
*成果をみんなで発表し、評価し合いましょう。
17:00-18:00 アップロード
*GovJam事務局指定のサイトに、成果をアップロードします。
*写真でも動画でもスライドでもなんでもかまいません。
(他の国の成果もそろそろアップされているかな?)
18:00-18:00 懇親会
*有楽町駅近くの庶民的な居酒屋を探しておきます♪
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詳細は添付している報告書をご覧下さい!!
6月3日(火)
私が注力したい身近な社会問題
初日は夕刻に集まり、テーマ発表のビデオを見る前に、「私が注力したい身近な社会問題」について、自己紹介もかねて参加者が述べるところからセッションを開始。 集まった参加者が注力したい身近な社会問題は、下記のようなものであった。 l 食のエンタメに興味。面白くしたい l 動物殺処分ゼロ l 都市生活と農業のバランスや観光 l 病気の理解 l 健全な人間関係の基礎を学べる義務教育 l これからのことをこれからの人で l 復興 l 少子化と年金問題 l 汚泥汚物汚染の静脈産業化 l サービスのリサイクル、やりっ放し防止 l 精神疾患の人が普通に暮らせる社会 l 子供が産めない環境を是正 l ユニバーサルデザイン l 一人一人が活きる社会テーマ((T)RUST)の解釈
テーマのビデオを皆で視聴し、テーマの解釈をふくらませた。テーマの含意を様々な角度から読み解き、プロトタイピングの切り口を見つけるためである。 11人が二つのグループに分かれて議論した結果、全体として以下のような解釈が生み出され、共有された。
(1) 信頼回復 様々なサービスがブラックボックス化しており、制度疲労を起こしたサービスを多面的に読みかえて活用していく柔軟性が求められる。 情報公開、既存サービスの再評価、コミュニケーションの回復、人と人、人と物、物と物をつなぐことができるようなサービスを作りたい。
(2) 錆は味わい 赤錆、黒錆など、錆は味のあるものとしてポジティブにとらえられる。長い年月を経て変化してきたよいものを認知したい。何でもかんでも新しいものがよいわけではない。( )をはずすことで、良さを皆に知ってもらえるようなサービス、視点のキュレーション、社会課題の多様な捉え方を気づかせてくれるようなサービスを作りたい。
(3) 存在意義に気づかないものの大切さ 風の谷のナウシカの「腐海」(そこで生きる巨大な菌類は環境再生のために生み出された人工生命)のように、社会には目立たないが役立つように設計されたものがたくさんある。社会を浄化するサービスを作りたい。
(4) RUSTを喜びや驚きに (T)RUSTの( )の部分を入れ替えるといろいろな意味に変換できる。例えばTHに変えるとTHRUST(突出)のように。公共サービスをダサイ・古いと感じさせるのが世の中の風潮。驚きの無いサービスが問題。喜びと驚きのあるサービスを作りたい。
(5) 真実の姿が信頼を生む ( )の中のTを少し傾けると人という漢字になる。国や他人や未来が信頼できないのは、お互いの姿がわからないとき。うちにこもる人が外に出たり、そのままで社会に受け入れられたりすれば、信頼は生まれる。様々な環境で生きている人たちのインタフェースデザインが求められる。素の自分でいられる場と社会生活が両立するようなサービスを作りたい。精神疾患、ひきこもり、子育て、社会サービスへのアクセスなど場面は多様に考えられ、サービスは自助、共助、公助というレイヤーで考えられる。
初日は、テーマの解釈を広げるところで時間切れ。翌朝までに各自がプロトタイピングしたいテーマを具体的に考えてくることとし、解散した。
6月4日(水)
プロトタイピングしてみたいサービス翌朝集まったメンバーは、それぞれが一晩考えてきたプロトタイピングしたいサービスを発表し合った。それは、以下のようなものだった。 l 子どもの頃からいろいろな人と触れ合い、尊重を学ぶ社会を構築するサービス l 上におおいかぶさっているRUSTにアタックして、TRUSTを見つけよう! l お互いさま、という感覚を日々面白く実感できるサービス(cf: スターバックスの紙コップの利用を減らす試み等) l マイノリティの人たちが自己開示・情報交換してつながれるような仕組み、場所、ネットワーク l 宝さがしサービス l 人と人、人と物、物と物をつなぐサービス l ラベルを取り払って、様々なサービスにアクセスできるサービス l 病院・薬局待ち時間ゼロサービス l 遊閑地共同農園化サービス l 民生委員NEO:Social Service in 車(全戸訪問サービス) l 食べるロボット l 行政、病院、家、会社、学校等をつなぐサービス l Art Thinking Work Room l 身も心も素っ裸で楽しめる大人のキッザニア:大きな木とプールがあって、命綱をつけて思い切り遊べる場(TRUST Room)
チーム編成
プロトタイピングしてみたいサービスを発表し合った後で、それぞれのアイデアを紙に書き出し、マグネットテーブル(一緒に組めそうな人とテーブルにつく)でチーム編成を行った結果、二つのチームを作った。
(1) 多様な人と人をつなぐ場を農業で作っていくサービス (Social Allotment)
秋元七生 ブリティッシュ・カウンシル
いちのせあやみ デザイナー
筧大日朗 株式会社フューチャーセッションズ
金ジョンヒョン 株式会社博報堂
榊原直樹 株式会社ユーディット
齋藤力也 キヤノン株式会社
長倉克枝 ライター
原木万紀子 東京大学
(2) 車に様々なサービスをのせて巡回するサービス(Physical SNS)
嶋田一義 科学技術振興機構
富澤亮太 CONSULTINGLABO.com
他1名
添付ファイル
GovJamTokyo2014報告書.pdf
報告書です♪
(2014/07/02 01:20にアップロードされました)