未来をつくる“きっかけ”を
OUR FUTURESは、多様な人々との対話(=自由な雰囲気で行なわれる真剣な話し合い)を通じて、問題解決に向けたアイデアやチームを生み出す、Future Sessionという対話の場の企画立案、運営のサポートをオンラインで行なえるWebサービスです。
Future Sessionでは、未来に物事を考える視点をおき、現在を振り返るという考え方をもちいて、未来をつくる具体的な行動を決めます。
いきなり未来に視点をおくことには難しさを感じるかもしれません。しかし、未来において確実なことは、未来は不確実であることです。そのため、 “どんな未来になりそうか”、“どんな未来をつくりたいか”は、一人ひとりが自分自身で自由に描くことができます。
そこで、未来をつくる方たちに向けて、“未来を考えるきっかけを提供したい”という想いから、「未来の兆し」ストーリーを配信していくことにしました。
「未来の兆し」ストーリーのつくり方
現在、さまざまな事実と出来事が日常的に存在します。その事実・出来事の中には、「必ずとは言えないけれど、これが広がったら未来が大きく変わるかもしれないと思える出来事=兆し(徴候)」という情報があふれています。
この兆しが複合的に絡み合い、未来に拡大していくと、誰もが認識できる未来の事象になると推測することが、「未来の兆し」のストーリー基盤となっています。
OUR FUTURESを運営する株式会社フューチャーセッションズでは、メンバーが日々ふれている兆し情報を発想元に、未来に対するアイデアや構想(妄想?)を、日々蓄積しています。
このように日々蓄積されているものの一部を、未来に対する「問いかけ」という形で編集し、「未来の兆し」のストーリーを構成していきます。また、これらのストーリーには、「家」「環境」「食」「都市」「働き方」など、複数のタグをつけて閲覧しやすくしていきます。
未来において確実なことは、未来は不確実であること
冒頭でも書いたように、未来において確実なことは、未来は不確実であること。そのため、どのような未来を思い描くことも自由!と考えています。
定期的に配信される未来の兆しの問いかけを、お一人で考えても、家族の方や友人や同僚の方などと対話するきっかけにしても、さらに、これらを活用したFuture Sessionを企画しても、使い方は自由です。
一人でも多くの方が、未来を考えはじめ、未来をつくりはじめることにつながることを願っています!
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未来の兆しストーリーや手法の詳細、未来の兆しを活用したFuture Sessionの企画運営やファシリテーション(※)教育にご関心のある方は、こちらよりお問い合わせください。
※ ファシリテーションとは、Future Sessionやワークショップ等で対話・議論を方向づけ、参加者間の信頼や関係性を積極的に築くとともに、参加者の内的気づき、集団の意思決定や目標の達成を支援するための手法、役割のことを言います。また、ファシリテーターは、ファシリテーションを企画・設計・運営し、対話や議論を支援する人物を指します。
参考図書
- 星野 克美(1991)『流行予知科学―未来を推測する認知科学マーケティングとは』 PHP研究所
- ウッディー・ウェイド(2013)『シナリオ・プランニング――未来を描き、創造する』 英治出版
文/筧 大日朗(OUR FUTURESディレクター)
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