あなたは映像や音声記録を未来でも信じられる?
人工知能の技術が進化し、音声や映像を簡単に、本物そっくりに改ざんしたり、他人になりすましたり、ゼロから創造することができる技術が生み出されつつあるようです。本人がいなくてもあたかも本人が実際にそうしたかのような映像や音声が簡単につくれるようになることで、映画などの映像コンテンツの作成コストを大幅に下げられる可能性がある一方、映像や音声の記録は裁判などでの強力な証拠にはならなくなる可能性もありそうです。
デジタル写真向けの本物かどうかの認証サービスが映像や音声分野でも登場したり、画面越しで見る世界と現実の世界は違うものであるという認識が普通になり、三現主義(現場、現物、現実)やライブな経験が今以上に求められるようになっているかもしれません。
発想元:
- MIT Tech Review「映像だって証拠にならない AIの『ねつ造』は見破れるか?」2017年5月10日
https://www.technologyreview.jp/s/40658/real-or-fake-ai-is-making-it-very-hard-to-know/ - TechCrunch Japan「”詐欺写真”を見分けるアプリTruepic――開発元が175万ドル調達」2017年5月13日
http://jp.techcrunch.com/2017/05/13/20170511truepic-photo-verification/
■未来の兆しにご興味のある方は
https://goo.gl/OMyJiw
文/筧 大日朗(OUR FUTURESディレクター)
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