あなたの死後、あなたのあのデータ、どうする?
パソコン、スマートフォンの普及は進み、SNSなどのネット上のサービスを何かしら利用している人は増え続け、ほぼすべての人が何かしら活用する時代になってきています。そのような中、事故などに巻き込まれ急死すると、故人がネット上や端末に残したデジタルデータである「デジタル遺品」に、遺族がアクセスできず困惑する事態が増えてきているようです。新たな社会問題になりつつあるこのような状況に備えるために、利用しているデジタルサービスの情報を整理しておく「デジタル終活」に対応するサービスや、故人の端末からデータを抜き出すサービスなども登場してきています。現状はサービスごとに設定が必要だったりしますが、今後はデジタル遺品も含めた遺産相続のための法律や、複数ネットサービスを一括して誰に何を残すか細かく権限を指定できる相続サービスや共通のプロトコル、生体情報モニタリング端末によって死亡を検知して自動発動するサービスが登場しているかもしれません。
発想元:日本経済新聞「突然の死、知っておくべき『デジタル遺品』の扱い方」2015年12月3日
http://www.nikkei.com/article/DGXMZO94567390Q5A131C1000000/
■未来の兆しにご興味のある方は
https://goo.gl/OMyJiw
文/筧 大日朗(OUR FUTURESディレクター)
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