これからの学びと社会を考える―Learning Future Session―
Mission
変化の激しいとされるこれからの社会を「生きる力」を育む学校教育。
学ぶことは、もはや子どもたちだけのものだけではありません。
大人になっても生涯学び、成長を続けていく必要があると考えます。
これからの社会を教育ではなく、学び・学習という視点からみる。
どのような教室・学校・社会の在り方が望ましいのか、考え、実現していく。
そんなLearning Future Center 1回目のセッションです。
これからの社会を描くにあたって、まずは学びや教育について、さまざまな人との対話を通して考える時間をもちましょう。
インフォメーション
- 開催日時
-
2012-06-09 (Sat)
18:00 ~ 20:30 - 応募締切日時
- 2012-06-09 (Sat) 20:30
- 会場名
- manabiai school 八尾教室
- 住所
- 大阪府八尾市
- > google mapで表示
- 定員
- 20 人
- 参加費
- 会場払い 1,000 円
- 主催者
Learning Future Center 設立準備委員会, 株式会社FREED
企画メンバー:菅谷 宏一(株式会社FREED)ほか
Participation
学びや教育とこれからの社会に関心のあるすべての方
たとえば
- 子どもの教育が気になる保護者の方
- 学校の先生(公・私立、校種、教科を問わず)
- 何かに向けて勉強中の方
- 塾、家庭教師などの教育関連産業に従事している方
- ワークショップデザイナー、ファシリテーターなど学びの場に関わっている方
- 図書館・公民館・博物館など社会教育施設に関わっている方
Description
◆テーマ
「これからの学びと社会を考える」
※会場のmanabiai schoolは、『学び合い』やモンテッソーリ教育の考え方から着想を得たコラーニング・スペースです。
◆プログラム
17:45 開場
18:00 開始
- 趣旨説明(企画メンバーが想いを表現します)
- チェックイン(参加者全員がお互いの状況を共有します)
- ダイアログ(参加者全員で対話を進めます)
- アウトプット(対話の成果を可視化します)
- チェックアウト(参加者の気づきを共有します)
20:30 終了予定 → お時間のある方は、懇親会に行きましょう!
※テーマやプログラムは、参加者の皆さんの想いをうかがったうえで、変更する可能性があります。
※本フューチャーセッションは、Future Session Week 2012 特別サイトの閉鎖に伴い、OUR FUTURES上に移行したものとなります。Future Session Week 2012 特別サイトはOUR FUTURESとは別サービスとなるため、企画メンバー情報、参加者情報などは引き継がれておりません。
旧サイトでの参加者数:3人
チェックイン
参加者全員で自分の今の状況(最近の出来事、今の気分、ここに来た理由)を共有しました。
集まった人がお互いを理解する
レゴブロックを使って、自分にとっての「学び」を形にし、そのイメージを全員で共有しました。
出たイメージ
- 自分の興味から始まるもの
- まっすぐに突き進む感じ
- ずばり出会い(いろんなものと)
- ものの見方が広がる
- 自分のいきたいほうに進む
集まった人でダイアログ
テーマ「これからの社会はどんな学びが必要か?」
- 「これから」ということは、「これまで」の社会に問題意識があるのでは?
- 知識をもつ先生が、もたない生徒に教える一斉授業
→その人の中にしか答えがないもの、調べたりしてもわからないものを伝えるのには有効
→これまでの日本(社会)をいいと思う人が、日本(社会)を保つのに使っている - 仕事でも、新人が教えられるのを待っていて自分で考えない
→まず知識がないと考えられないという考えも
- これからの社会観
- 変化を続ける(これまでと同じではいられない)
- 答えがわからない
- 人口減少→税収減
→外国人労働者の増加
→異文化理解の重要性が増える - 大企業が狭き門に
→がんばってイイ学校入って、イイ会社に入るというのが通用しなくなる
- 教育=子どものためだけではない。大人になっても学び続ける
- 「学び」
- 「学び」という言葉で委縮する人も
- 個人の価値観による
→ぶつかったらどうする?
→両者が納得する第三の答えを探す - 選択可能性
→公教育・オルタナティブ
→『学び合い』
⇔「ちゃんと授業をして」という生徒もいる
→何らかのステップを経て、子どもたち主体性を育む
- 「受け身」=「主体性がない」って何?
- 主体性には、「主体的適応・自律」(やりたくないことも進んでやる)と「内発的主体性」(自分のやりたいこともやる)があるのでは?
- どういう時に主体的適応?
- 例「韓国人はフランス人の公演をわかろうとするが、日本人はわかろうとしない(?)」
→相互承認
- (学ぶ・生きる)意味を考えすぎでは?
- 点数に依存⇔自分が好き
アウトプット/プロトタイピング
今日のセッションを振り返り、印象に残ったことを模造紙にまとめました。
- 社会の変化
- 人生の目的
- 何のための学び
- 主体性(内発的・外発的)
- 集中力
- 尊重
- 他者との関わり
- まとめて→どうやって生きていくのか
- 主体性は“ある”
- 一斉に伝えるのが適している場合とそうでない場合の使い分け
- 自分が楽しいと感じる時
- 選択可能な教育の実現に向けたステップ
- 前提から話し合う必要性
- 自由に生きるって難しい
- 感情を背負うのではなく、心の整理をお手伝い ⇔ 傾聴
- 何から、誰から、変わればいいのか。
→自分から、今ここから変わればいいのでは
- 「今の社会が好き」と「今の学校が好き」は同じなのか?
- 1つがなくても、他があるさ
- 個人の自由と社会
- 主体性って本当にないの?
- どこまで学びを支援すべきか?
- 学習者は支援されたいのか?
- ラーニング・フューチャー・センターのマルチ・ステークホルダーとは?
→FCに興味を持つ人だけではないだろう
→子どもや、FCに興味のない人も巻き込みたい
- 主体性って何? 育むもの?
- 自己選択・自己決定は3歳からOK
- 共感と同感は違う。無理に聴いてる感、出さんでいい
チェックアウト
参加者全員で自分が今日のセッションで印象に残ったことを共有しました。
総括・まとめ
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