第3回「私たちの未来、大槌の未来」フューチャーセッション
セッションの目的
第2回フューチャーセッション(夢会議)では、熱い想いを持った町民がリーダーとなってスタートした“自分ごとの未来”プロジェクトが生まれました。
プロジェクト1:理想の公園(子どもたちの遊ぶ場所)
プロジェクト2:花を活用したコミュニケーション
プロジェクト3:大槌地域別テーマパークづくり(住民の対話の場をつくる)
プロジェクト4:浜菊プリザーブドフラワー(仕事の場を作りたい)
プロジェクト5:住民同士の相互支援の仕組みづくり(住民によるボランティア)
今回はこれらのプロジェクトをより具体的な目に見える形にしていきます。同時に、夢が実現する場として、新プロジェクトも募集していきます。
インフォメーション
- 開催日時
-
2013/02/04 (月)
17:30 ~ 21:30 - 応募締切日時
- 2013/02/04 (月) 21:30
- 会場名
- 中央公民会会議室
- 住所
- 小槌第32地割126
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- 定員
- 30 人
- 参加費
- 無料
- 主催者
一般社団法人 おらが大槌夢広場
対象者
大槌町住民とそのサポーター
詳細説明
「私たちの未来、大槌の未来」フューチャーセッションは、町民が主体となって、行政、NPO、他地域サポーターとともに、大槌の未来を創るためのプロセスを提供します。全4回のセッションを通して、みんなで夢を共有し、テーマを出すところから始め、数多くのアイデアを試作し、仕組み化するところまでを目標に進めて行きます。
- 全員の顔が見えるように円形に並び、簡単に自己紹介をして場を温めました。
- 前回の夢会議で立ち上がった5人のテーマ提起者と、想い・楽しさ・課題について対話しました。また、米良さんからREADYFOR?についても紹介いただきました。この対話から、新たなテーマ提起者が一人立ち上がりました。
- テーマ提起者が6つのテーブルに分かれ、参加者全員が希望のテーマに分かれてチームをつくりました。
- テーマ提起者とチームメンバーで、テーマの魅力と具体的活動・成果物を伝えるクラウドファンディングのポスターを作成しました。
- 各チームのポスターに対して、参加者が一人1万円(実際はポストイット!)の予算を使って投票しました。
- 各チームが次回夢会議(3/14)までの計画を作成して発表し、対話の場を終えました。
■“自分ごとの未来”プロジェクトポスター
本当に自分が関わりたいと思う“自分ごとの未来”プロジェクトのテーマを募集し、前回の夢会議では5つのプロジェクトが、そして今回は1つのプロジェクトが立ち上がりました。下記は、各テーマ提起者とチームメンバーが検討したクラウドファンディングのポスターであり、合計6つのプロジェクトが目に見えるカタチになりました。米良さんからは、「楽しみながらやるというのが成功する人たちの共通項。最後までがんばって欲しい。もう少しだけストーリーをつめられれば、すぐにREADYFOR?に載せられるものも多い」、と力強いエールをもらいました。
- 想い:大槌の子ども達のための“笑顔”が見たい。
- 具体的活動・成果物:ブランコ、鉄棒、バスケットゴール、滑り台、ベンチ、テーブル、東屋、時計、花壇、芝生を備えた公園を作ります。
- 困りごと:土地が小さい。そのため、多くの人と参加型で遊び方を一緒に考えていきたい。
- 米良さんコメント:大槌町にある公園が、普通の公園とどう違うのかをもっと特徴付けられると良いと思います。参加型の仕組みを作り、みんなでつくる公園は絶対にうまくいくと思うので、そこにこだわり抜いて欲しいです。
- 想い:花の都・大槌が津波によって無くなってしまいました。花で町を埋め尽くし、町民の心を癒やし、訪れる人を歓迎したい。
- 具体的活動・成果物:とにかく町を花でいっぱいにしたい!町の人と一緒に花を育てます(育苗から苗を植えるまで)。
- 困りごと:津波で花を育てるビニールハウスがなくなりました。そのための施設を作りたい!
- 米良さんコメント:花のイメージがあるだけで、このプロジェクトのイメージがぱっと浮かぶ。タイトルと絵が良いし、ビニールハウスを作りたいという成果物もイメージがつきやすいです。今まで大槌町はどういうところだったのかもっと伝えられると良いと思います。
- 想い:今の大槌には対話の場が少ない。大槌地域別テーマパークづくりプロジェクトは参加を促すきっかけです。プロジェクトの実現を目指す中で対話の場をつくりたい。まずは実現しやすい赤浜で先行して実施して他地域への気運を高めたい。
- 具体的活動・成果物のイメージ:ひょうたん島一周レースイベントの開催。地域対抗、仮設対抗で実施します。その後、グループ単位で対話の場を開催します。
- 困りごと:人・労力が足りない。もっとサポーターを増やしたい。
- 米良さんコメント:ひょうたん島は良いキーワードであり、いろいろな人が入りやすいと思います。ただタイトルに単語が多くて、イメージが少しつきにくいです。対話の場やイベント開催というカタチだったらプロジェクト化しやすいと思います。
- 想い:中高年女性が元気になれる。町が元気になれる。子どもからお年寄りまで笑顔あふれる町を目指したい。
- 具体的活動・成果物のイメージ:理想は、「花の栽培→プリザーブドフラワーの加工→商品→花の栽培→・・・」というループを回したい。花の栽培では、町内の農家の収入につながるし、植物園・菜園として観光地化して収入につなげることもできる。加工では、工房を作っておばちゃんのお小遣い稼ぎにもなるし、観光客の試作体験にもつなげることができる。そして商品化できればさまざまな流通経路から収入を得ていくことができる。
- 困りごと:プリザーブドフラワーの加工工場、加工技術が欲しい。まずはカタチにするために、技術を学びに「フランス研修」へ行きたい。
- 米良さんコメント:成果が具体的で良いです。市場調査系として、そのままREADYFOR?に載せられると思います。フランス研修に何人で行くのか、どう実現できるのかまでさらに深められると良いと思います。
- 想い:町民ボランティアがつながりを生む!前からある助け合いの関係を取り戻したい。外の人から内の人で担う町作りへ。周辺のお年寄りの手助けを当たり前にしたい。住民が普段から交流できるようにしたい。
- 具体的活動:さばさば頼んで、さばさば助けられるような仕組みを作ります。仮説を回って話しを聴く活動などを行ないながら仕組みを作っていきます。
- 困りごと:交流の場が不足しています。そこでまずは「つなガールの日」を開催したい。高校生チームが企画・運営します。「お茶っ子」にお年寄りを集め、困りごとを全部集めます。困りごとを解決する「借り者」競争を実施。「できること」「困りごと」の冊子を作ります。これが困りごと掲示板へと発展し、将来的には地域通貨として助けた分だけポイントをもらえるような仕組みを作りたい。
- 米良さんコメント:イベント開催という成果が具体的なのが良いと思います。想いの部分が少し抽象的なので、どういう出来事があってそう感じたのかを自分のストーリーとして語れるとさらに良いと思います。
- 想い:大槌には湧水が一杯ある。でも湧水を何に使うかという話しはまだあまり出てきていません。豊富にある湧水を使って化粧水を作りたいし、町を全体で体感して自然を愛し心をいやすツアーを実施したい。
- 具体的活動:化粧水作りと「湧水エコ美しくなろうツアー」(本当の自然体験&歴史をたどる街道ツアー)を実施します。
- 困りごと:実際に化粧水が作れるのか水質調査が必要です。また、化粧水会社や販路を探すことも必要です。
- 米良さんコメント:面白い!アイデアがさらに出てきそうです。成果物として実現することを、1つでも良いから目指すと良いと思います。
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