商店街みらい会議 大会議
Mission
2013年8月24日のSapporo Future Session―キックオフ―を起点として始まった「商店街みらい会議」。
札幌市内の9つの商店街(麻生、北24条、石山、澄川、環状通東、伏古、発寒北、発寒、本郷)と「商店街×女性」の枠組みで、それぞれ企画会議を行ってきました。商店街だけでなく、地域の方や、学生や団体、NPO、企業など、組織や地域を超えた対話の場から、商店街や地域を元気にするアイデアや、商店街が地域のために出来るアイデアを考えてきました。
今回の大会議では、各商店街のみらい会議に参加した様々な地域の方々や、取り組みに関心を寄せる方々を一堂に集め、生み出されたアイデアの紹介と、札幌市商店街の魅力の源泉がどのように生み出せるのか明らかにしていきます。各商店街でどんなアイデアが立ち上がり、どんなアクションを起こしていくのか。札幌市商店街オールでどんな魅力づくりが出来るのか!
ここから生まれる出来事に、生まれる未来に一緒にワクワクしましょう!様々な視点から新しいアクションを起こしていきます。
Closed
インフォメーション
- 開催日時
-
2014-02-01 (Sat)
13:30 ~ 17:00 - 応募締切日時
- 2014-02-01 (Sat) 17:00
- 会場名
- 札幌コンベンションセンター 中ホール
- 住所
- 札幌市白石区東札幌6条1丁目1-1
- > google mapで表示
- 定員
- 100 人
- 参加費
- 無料
Participation
キックオフイベント参加者、商店街みらい会議の参加者、札幌市の商店街に関心のある方
イントロダクション
商店街や地域を元気にするアイデアを一緒に考えていく多様なメンバーが集まり、アイデアが実現した商店街の未来にワクワクすることを目的に開催されたキックオフイベント。その後、札幌市内の9つの商店街(麻生、北24条、石山、澄川、環状通東、伏古、発寒北、発寒、本郷)では、複数回に渡り“商店街みらい会議”が開催されてきました。商店街の方、地域の方、学生などの多様なメンバーが集まり、各商店街を盛り上げるためのアイデアを一緒に考えるための場です。同時に、それぞれの商店街を超えた「商店街×女性」という切り口で“商店街女性みらい会議”も開催されました。商店街の女性と、女性起業家など商店街に関心を持つ女性が集まる場です。“商店街みらい会議”大会議のゴールは、9つの“商店街みらい会議”と“商店街女性みらい会議”で生まれた企画案を共有すること、集まった参加者で企画案を洗練化すること、それによって企画実現に向けての後押しをすることです。当日は、これまでの“商店街みらい”会議参加者や、8月のキックオフイベントの参加者、そして何より各商店街から多くの商店街の方が集まり、約90名の参加者数となりました。
商店街企画案を共有する
“商店街みらい会議”で生まれた企画案を共有します。 前半は「商店街が創造性のプラットフォームになる」、後半は「地域の魅力的資源の発見から生まれた、新たなつながりの場!」という切り口で、それぞれ9つの企画案が共有されました。前半:「商店街が創造性のプラットフォームになる」
麻布商店街
・亜麻そばのオープンカフェ
・麻生商店街のPR
伏古商店街
・商店街をアートする。
・誰もが集うコミュニティスペースづくり
本郷商店街
・真冬のひまつぶし
発寒北商店街
・進化し続ける街
・失敗してみマルシェ
・住みやすい街をつくる まち会社ハツキタ
北24条商店街
・北24条“国際”商店街
後半:「地域の魅力的資源の発見から生まれた、新たなつながりの場!」
麻布商店街・朝市〜人と人が出会うマーケット〜・飲食イベント石山商店街・会館改築プロジェクト・商店街をアートする。環状通東商店街・マップづくりワークショップ「メム探訪」発寒商店街・“楽歌声(らっかせい)”プロジェクト・図書館ハチャムプロジェクト・発寒企画づくり澄川商店街・澄川”部活動”商店街
行政×NPO×商店街の各視点から考える「商店街のみらい」
商店街企画案共有の前半と後半の間には、行政・NPO・商店街それぞれの視点を持つ3人のゲストとファシリテーターでゲストトークを行いました。ゲストトークの問いかけは「市民一人ひとりの創造性を開花させるプラットフォームとしての商店街の可能性」です。ゲストは次の3名です。
行政の視点 :札幌市市長政策室 プロジェクト担当部長 酒井裕司氏
NPOの視点 :NPO法人ezorock 代表理事 草野竹史氏
(澄川商店街みらい会議、北24条商店街みらい会議のファシリテーター)
商店街の視点:石山商店街振興組合 理事 古内一枝氏
酒井さんからは、創造都市さっぽろの取り組みや札幌市円山動物園の園長を勤めていた経験から、「創造性というのは、気づいていなかった魅力や資源を再発見することで発揮される」という視点が持ち寄られました。 “商店街みらい会議”でも、参加者が外からの新鮮な目で見ることによって発見された商店街の魅力が企画案につながりました。
草野さんからは「大学生などの青年層が商店街に関わることによって、大学生と商店街の間に学びと繋がりが生まれ、双方の未来が広がる」ことを、まちづくりと青年層をつなげてきたezorockの活動経験や“商店街みらい会議”を振り返ってお話いただきました。
そして、古内さんからは「商店街に多様なステークホルダーが関わることの可能性」や「一緒に石山商店街や地域を盛り上げ、より良くしていきたい」という熱い想いを共有していただきました。
※創造都市さっぽろ(http://www.city.sapporo.jp/kikaku/creativecity/index.html )
※NPO法人 ezorock(http://www.ezorock.org/ )
みらいづくりの原則を共有する
9つの商店街で実施されてきた“商店街みらい会議”からの収穫を振り返るため、今回のプロジェクトを通して発見された「みらいづくりの原則」を共有し、その後グループで対話を行いました。“商店街みらい会議”でうまれた企画案を整理し、見えてきた「みらいづくりの原則」は次の通りです。
「地域のつながり強化(朝市や真冬のひまつぶし、“楽歌声”プロジェクトなど)」と「創造的人財の招き入れ(北24条“国際”商店街や心配してみマルシェなど)」と「多様な人が交流する場(コミュニティカフェや会館改築プロジェクト、澄川“部活動”商店街など)」が生まれることよって、「相互応援関係が広がり続け、持続的成長につながる」
企画案を実現に向けて洗練化させる
各商店街と“女性みらい会議”ごとに分かれて、商店街企画案の洗練化を行います。各商店街の方がホストになり、その他の参加者は関心のある商店街や企画案のテーブルに分かれて、12のチームを作りました。商店街企画案を改めて共有しながら、それぞれの魅力・面白さを引き出して伝える大喜利ストーリーを考えます。これまでの“商店街みらい会議”に参加していない新たなメンバーが加わることによって、企画案の中に光っている「商店街の隠れた魅力や資源」がより分かりやすく引き出されて磨かれました。
クロージング
最後にグループで「今日ここに集まった仲間への感謝と、一緒に踏み出したい一歩」を共有して、セッションを締めくくりました。「熱い想いがいっぱいあり、これが実現したら地域の人が元気になると思う」「商店街を横断してつなぐ役割の人がいると、札幌市全体で新しいことができるのではないか」「地域に関わる接点を持つことが難しかったりするが、“商店街みらい会議”がその役割を果たすのではないか」などの想いが共有されました。
今後は、「商店街企画案の実行」に向けて各商店街を中心に動いていきます。同時に「商店街を超えて実現を支援する仕組みの構築」や「“商店街みらい会議”の対話文化の継続」に挑戦し続けることによって、「商店街の活性化がまちづくりのビジョン実現につながる」未来を創っていきます。
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