自分に最適なおいしさが測定可能になったら、あなたは何をどこで食べている?
味覚センサーによって、5つの基本味(甘味、酸味、塩味、苦味、うま味)の測定が可能になり、ビジネス活用が進んできているようです。ただし、おいしさはあくまで脳の判断であるため、味覚が測定できたからといって「おいしさの測定」ができるようになったわけではないようです。しかし、人工知能が進化することで大量の味覚データと食レビューからおいしさの測定が一気に進む可能性がありそうです。また、味覚センサーのコスト低下と小型化が進み、食器に組み込まれたり、ポケットサイズの味覚センサー・ガジェットが誕生したりすることで、日常的に消費者がデータを収集していくことが可能になり、そのときの健康状態や好みに合わせて料理やレシピを提供するサービスが登場しているかもしれません。
発想元:日経テクノロジーオンライン「『美味しさ』は見えるか」2015年12月24日
http://techon.nikkeibp.co.jp/atcl/column/15/330643/122000004/
■未来の兆しにご興味のある方は
https://goo.gl/OMyJiw
文/筧 大日朗(OUR FUTURESディレクター)
タグ
関連するストーリー
- 助け合いアシスト・スーツ #033
- ロボットスーツでボランティア、あなたはどんな活動をしている? 人体に装着することで筋力を増加させ、歩行機能を改善する機械装置が医療デバイスとして認められただけでなく、保険適用がされるようにまで...
- リード・フォー・ヘルス #036
- 読書で健康を実感できる未来、読書環境のまわりに何がある? 読書の利点は「学び」だけではなく、「健康効果も高い」ということが研究結果から判明してきているようです。2016年9月号の「ソーシャル・...
- 2025年 オランダ・ジャーナリズムの未来5 #022
- 前回に引き続き、オランダのジャーナリズム基金がまとめたテクノロジーの受容と社会的信頼の2軸によって分かれる4つの未来シナリオのうち、「(テクノロジーの受容は)不承不承 + 自分のためにやってもら...
- VRの進化によって、リアル価値の再定義が行われる!?<株式会社Synamon 武井勇樹 氏>
- 皆さんは、VR(Virtual Reality:仮想現実)の世界を体験されたことがありますか?近年ではハードウェアの市場価格が安価になり、一般の人でも気軽にVRを体験できるようになってきました。...