OUR FUTURES

短期集中教育でキャリアを変えられるとしたら、あなたはどんなキャリアにチェンジしたい?

週6日、1日11時間で3ヶ月といったように、短期間に超過密スケジュールの教育によってプログラマーを育てる学校がアメリカに登場しているようです。アメリカ軍の新兵訓練プログラムになぞらえて「ブートキャンプ」とも呼ばれ、3ヶ月で約210万円もかかるけれども、専任スタッフによる就職支援にも力を入れていて卒業後3ヶ月以内の就職率は99%、初年度の平均年収は約1,300万円とのことで、応募者は殺到しているとのこと。教育スタイルはいわゆる学校の授業のように先生が教室にいて生徒に教えるというスタイルではなく、生徒同士で問題解決型の実習を徹底的に行うスタイルで、卒業後は中堅エンジニアとして活躍できるスキルを身に付けていく。集中訓練は肉体的だけでなく精神的にもハードであるため、心のケアのために心理カウンセラーによる支援も充実しているようです。

今後はAIやロボットによる働き方への影響は無視できず、環境がめまぐるしく変わっていく中、スキルの陳腐化も速くなり、定期的に学び直す必要性がますます高まる可能性があります。プログラミングスキルだけでなく、データサイエンスやディープラーニング等によって求められるAIを育てるスキル、地域活性のためのコミュニティ・マネジメントやファシリテーションスキル、高齢社会によって起きるさまざまな社会問題を解決していくスキルなど、多様な領域で短期集中型教育のブートキャンプが登場しているかもしれません。

発想元:フォーブス ジャパン「卒業生の初任給は1,300万円! 人気プログラマー養成学校訪問」2016年3月3日
http://forbesjapan.com/articles/detail/11424

■未来の兆しにご興味のある方は
https://goo.gl/OMyJiw

文/筧 大日朗(OUR FUTURESディレクター)


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