レジリエンスの未来2
Mission
2014年3月14日に開催いたしましたセッションには、約100名の方にご参加いただき、5時間の対話の中で19のレジリエンスの未来に向かっていくプロジェクトアイデアが紡ぎだされました。
今回のセッション「レジリエンスの未来2」ではその続きとして、
・いくつかのアイデアを練り込んだり、組み合わせていく
・取り上げられていない視点や新しいアイデアを持ち寄り、足したり掛けたりしていく
・ピックアップしたアイデアを実現していくために磨きをかける
といったアイデアの作り込みと実践に向けたセッション構成を予定しています。
インフォメーション
- 開催日時
-
2014-06-11 (Wed)
18:30 ~ 21:00 - 応募締切日時
- 2014-06-11 (Wed) 21:00
- 会場名
- 3*3LABO
- 住所
- 東京都千代田区丸の内3-2-3 富士ビル 3F
- > google mapで表示
- 定員
- 40 人
- 参加費
- 無料
- Information note
お申し込みは、耐震ネットのイベント情報ページよりお願いいたします。
http://www.taisin-net.com/solution/event_seminer/Future4resilience2.html- 主催者
大成建設株式会社/■協力:あいおいニッセイ同和損害保険株式会社 株式会社インターリスク総研 株式会社フューチャーセッションズ 一般社団法人企業間フューチャーセンター/■連携コミュニティ:Future Meeting(日産自動車有志の会) Community Crossing Japan
タグ
Participation
企業の役職員(経営者含む)/ NPO、公益法人/行政、公共団体/学校・教育関係者、学生の方など、広く募集いたします。
・地震対策や防災に取り組まれている方
・BCM/BCPについて取り組まれている方
・レジリエンスについてご興味のある方
・前回3/14開催のセッションに参加いただいた方 など
□ファシリテーター
一般社団法人企業間フューチャーセンター
株式会社フューチャーセッションズ
■協力:
あいおいニッセイ同和損害保険株式会社 http://www.aioinissaydowa.co.jp/
株式会社インターリスク総研 http://www.irric.co.jp/
株式会社フューチャーセッションズ http://www.futuresessions.com/
一般社団法人企業間フューチャーセンター http://www.eafc.or.jp/
■連携コミュニティ
Future Meeting(日産自動車有志の会)
Community Crossing Japan http://communitycrossing.net/
Description
こちらのお申込ボタンだけでは、申し込みは完了しません。
お手数ですが、正規のお申し込みは、耐震ネットのイベント情報ページよりお願いいたします。
http://www.taisin-net.com/solution/event_seminer/Future4resilience2.html
前回のセッションレポートやアウトプットはこちらから。
http://www.taisin-net.com/resilience/
詳細なレポートはこちらをご覧ください
今回のフューチャーセッション「レジリエンスの未来2」は3/11開催セッションの継承セッションとして、前回生み出された19のアイデアをベースに、新たなアイデアや視点を盛り込む対話を通して、さらなるプロジェクト実現に向けた作り込みが行われました。
新しく参加された方々も交え、約40人の方が集まりました。
問いを共有する
2回目になるフューチャーセッションの試みを通じて、皆さんと共に本日もレジリエンスな社会づくりに取り組んでみたいと思っています」
「大震災に備えて防災・減災研修ワークショップ事業を展開しています。なぜそんなプロジェクトをやっているかというと、共助の基本はコミュニティにあると考えるからです。
例えば阪神淡路大震災の時も人命救助の6割以上がが近所の人たちの手で行われたと言われています。「遠くの家族より近くの隣人」という言葉にあるように、共助こそセーフティネットの要ではないでしょうか。ここが荒んでしまうと、二次災害、三時災害も発生しがちとなり、復旧そのものが遅れてしまいます。だからこそ「よき避難者」を育成し、助け合いの関係性を作っていきたいと思っています。
このセッションを通して、大きな災害に遭っても対応できるレジリエンスなマンションをソフトとハードの両面から考えていきたいと思っています」
「私の場合は民間企業から宮城にある現地の復興庁(宮城復興局)に出向した経験から語らせていただければと思います。同じ災害でも神戸に比べて宮城の復興がなぜ遅れているのかを考えた時に、その原因は偏在と日常の2つにあると感じました。
例えば神戸は政令指定都市で権益も広いために、人も資金も集まります。一方で地方都市は過疎化が進み、仕事の進め方もライフスタイルも異なります。複雑なステークホルダーとの調整や資金の工面といったスキルに長けた人材が、地方ではなく都市と大企業に集中してしまい、人材のミスマッチが起きてしまっています。それが偏在化という問題です。
2つめは日常の問題で、例えば私は石巻市の子供たちを支援するための社団法人を仲間と立ち上げたのですが、その時に自分の地域のことを何も知らないことに気づきました。そこで初めて自分が住む地域と向き合えたのです。理由は普段の日常からそうした関わりを持っていなかったからです。最初の一歩として子供が通う学校との接点を増やしたりするなど、日常の中で自分と地域との接点をいかに築いていくかが防災のポイントだと感じています」
関係性をつくる〜ビジョン(ありたい姿)を考える
クイックプロトタイピング(quick prototyping)
ハードの面では生命線となる電気が切れないように発電装置を備える他、インフラ面ではトイレ回りなど水を独自に確保・維持できるようにすることの重要性が挙げられました。
ソフト面では地域の中での繋がりの重要性が挙げられました。自分たちが住んでいるマンションに限らず、近隣のマンションとも連係することで地域のレジリエンス力を高めていくことが目標です。
本日は「これがレジリエンス・マンションだ」という結論にまでは至りませんでしたが、チームのメンバーが感じた「気づき」を各自述べてみようと思います。
【02】文京区本郷でいっしょにTryしてみませんか?特に大学・企業・地域ネットワーク
・・・学生の気持ちを掴むテーマを掲げる同時に、大学生のインセンティブを上げるためにバーベキュー大会や朝ご飯付きの訓練などを通して地域愛も育みながらネットワークを作っていきます。
テーマは防災訓練会です。皆さんもそれぞれの組織で防災訓練を行ってると思いますが、それがいったい何の役に立っているのか?という素朴な疑問から私たちのチームはスタートしました。我々が考える防災訓練会では、参加者のモチベーションを継続させるためにもワークショップ形式による対話を重視し、それを共有することから始めます。
【04】時間軸を意識した防災食メニュー
私たちは避難所で作れる防災食メニューとは何だろう?という発想から始めました。テーマは時間軸を意識した防災食メニューです。
災害が起きた場合、発生直後、次に数日経った状況等で置かれている立場も変化していきます。チーム内ではそれぞれの状況で、各自がどんなことができるかについて話し合いました。
【05】レジリエンス力は1粒で3度おいしい!
あえて企業で行うのは、組織にありがちな縦割りの弊害や、職場と家の往復で地域のことに無関心といった問題から一歩踏み出すことで企業そのものが強い組織に変わっていくと考えたからです。レジリエンス力や災害対策力が培われていくにつれて個人はもちろん、企業のイノベーション力も強まっていくのではないでしょうか。ひいては高い収益力だって引き出せるかもしれません。それが私たちの考える「レジリエンス力は1粒で3度おいしい!」という意味です。
我々の最終的なテーマは「人と人との繋がり」です。それがレジリエンスを高める上で一番のポイントになると考えるからです。ところで仕事を通じた繋がりを考えてみると、実は名刺からというケースが多いですよね。しかも名刺交換を通してお互いが馴染むことって、意外と多いものです。そこから発想したのが「会社から始める勇者名刺Map」です。
会社で働いているということは、誰もがその道のプロといえます。「こんな凄い技を持っている」といった人(勇者)たちを身近に知ることができ、それをマップ化して見渡せることはコミュニティの安心感にも繋がります。こうした視点を基本設計として、このマップを構築していきたいと思っています。まとめると、一人ひとりが持つ仕事のネットワークを利用しながら助け合いのハブを構築し、みんなが繋がることで情報の共有化を図る――それが私たちのイメージです。
チェックアウト
紙面を借りてあらためて御礼申し上げます。ありがとうございました。
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