ヘルスケアの未来 ~ 誰もが大切な人の健康を願う社会を創るフューチャーセッション
Mission
「大切な人の健康に貢献する」という視点で、個人や組織から、周りをハッピーにするヘルスケア事業を創出するきっかけを作ることを目的としています。
「健康」というテーマを職種やセクションを超えて共有し、
「既存のリソース × ヘルスケアリテラシー」 の化学反応で、今ある商品やサービスの社会的価値拡大を目指します。
このセッションでは、参加者がお互いの経験や知識、感覚を持ち寄って、想像する未来から、一緒に現実を創造する場をデザインしています。
インフォメーション
- 開催日時
-
2016-06-12 (Sun)
14:00 ~ 17:30 - 応募締切日時
- 2016-06-12 (Sun) 17:30
- 会場名
- オーセンティックワークス セミナールームABC
- 住所
- 東京都新宿区四谷2-11 アシストビル5階
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- 定員
- 20 人
- 参加費
- 会場払い 3,000 円
- 主催者
主催者:プレメディカルコミュニティ協会
運営:株式会社 メディカル・ブランド・デザイン
メンバー
企画メンバー 3
Participation
- 「大切な人の健康に貢献する」方向性にビジネスを展開したい方
- ヘルスケア産業に関与する仕事をされている方
- 医療に関与する仕事をされている方
- ヘルスケア関連の新規事業を検討されている方
- 組織のメンタルヘルスの向上に取り組みたい方
- 組織の「健康経営」(※)に取り組みたいリーダーの方
- 「ライフスタイル」「健康」に興味や関心のある方
-
健康経営(NPO法人健康経営研究会ホームページより)
http://kenkokeiei.jp/whats#fig -
経済産業省 健康経営銘柄
http://www.meti.go.jp/policy/mono_info_service/healthcare/kenko_meigara.html
Description
今回のセッションに先立ち、4月17日にプレメディカルコミュニィ キックオフセッションが行われました。
セッションで参加者の皆さんと共有した貴重な気づきと学びは、
一言でいうと、ヘルスケアとは「人の生きる力に対する信頼」から生まれる活動だということ。
逆に言うと、ヘルスケアという視点をもって活動することで、「人」に対する理解が深まり、続けることで「人の根っこにある生きる力、能力を引き出す」ことができるということです。
だからこそ、これからのヘルスケア活動は多様性とダイナミズムをもって、大きな一つの流れになるだろうことが予測されました。
セッションのプロセスは、現実の体験や知見を俯瞰し、未来思考で社会と向き合い、新しい活動を生み出す、または活動に新たな意味を持たせるという、エキサイティングな時間軸の移動です。
未来は不確実だけど・・・
現実に起こったことから、「そういえばあの時、、、」と過去に感じた「変化の兆し」を思い起こすことがあります。
現実に迎えたときに「そういえばあの頃から、、、」という社会現象にみられる「変化の兆し」に思い当たることも。
変化の激しい今の時代においては、予想もしなかったことに突然遭遇する、ということも起こっています。
起きてしまったことに追われるのではなく、準備をしておくためにも「変化の兆し」を多方面から検証することには意味があります。
未来の天使に会いに行こう!
同時に未来の可能性を検証することで、変化した未来においても、自分たちの存在が社会の中で輝いている。。。としたら、今から何をしようか。
と未来の天使を微笑ませる作戦を考えることもできます。
テーマは「健康」
広い意味での、心身の健康を深く探求することで、業種に関係なく、人々の幸福な人生、組織の継続的な繁栄につなげることが可能です。
日々の仕事や生活の場面のなかで、「健康」というテーマで、どのような「変化の兆し」を感じていますか。
「変化の兆し」から、未来の健やかな個人、組織、地域社会のライフスタイルにつながる、どのような活動、新規事業が考えられるでしょうか。
未来のための準備
自分たちで考えて生み出した行動はささやかであっても、尊く、次に続くエネルギーを持っています。
このセッションの本当の目的は、行動を起こすことの先にある、不確実な未来に向けて、しなやかに、そして主体的に生きていくための勇気と、励まし合って前に進んでいく仲間をもつことかもしれません。
ここで創造した斬新なアイディアを、実現可能なビジネスモデルとしてお持ち帰りください。
【日 時】6/12(日)14:00~17:30(13:45開場)
【会 場】オーセンティックワークス セミナールームABC
東京都新宿区四谷2-11 アシストビル5階
【参加費】3,000円
【定 員】20名
はじまり
ペアでストーリーテリング ~ 参加者全員で自己紹介
ペアになった人と、お互いのヒーローズストーリー(成功体験)を共有しました。
そして、ストーリーにかっこいいタイトルがついたところで、サークルになって、
一人ひとり、ペアの人がつけてくれたタイトルをもとに自己紹介。
役割や肩書を超えた、“情熱”が伝わってきました。
フィッシュボール
参加者の皆さまが積み上げてきた経験、深めてきた知識、その立場になければ見えない視点から、『2020年に健康に影響を与えると思われる変化の兆し』を捉えました。
『2020年に健康に影響を与えると思われる変化の兆し』
- 遺伝子組み換えなどにより、農作物の変質が進行する
- 遺伝子組み換えでない作物の入手が難しくなる
- 組織において、社員の健康目的で働き方のルール化、制度化が進む
- 製造、流通プロセスなど、情報の透明化が進む
- マイナンバーにより、健康データベースを国が管理する
- 日本ではグローバル化による競争の激化が、働く人の健康に影響する(労働時間の増加など)
- 個人の思想感による消費が進む
- 健康への意識が高まり、健康リスクのリテラシーが向上する
- 医療費削減、雇用の拡大などの国の施策が働き方に及ぼす影響が増大する
- 情報の氾濫がますます進む
- ビジネスの現場で提唱されているマインドフルネスがマインドワンネスに進化する
- 信頼につながる情報発信が進化する
- 幸福の最終ゴール探求の議論が活発化する
- ビックデータ及び医療データの集積により、個別のベストチョイスが導き出される
- 心の充実と健康の関係が周知となる
- 医療費削減につながる技術の進化(再生医療など)
- ソーシャルメディアによる発信、受信で情報量はますます増える
- 情報を精査する力(知性)と自身の定義が必要になる
- 自分自身の健康管理データ(事実)と幸福感の源(マインド)を知ることで、必要な情報を自分で選ぶことができる
- 「温故知新」の実践者、カリスマ高齢者(高齢だけど元気でぴんぴん)が増え、発信される生の情報が強い影響力を持つ
- 企業の健康経営がますます進む
さらなる発展的対話として、
2020年に向けて、方向性が見えている変化もあれば、
一つの変化の兆しに対して、人々がどう反応するかで方向性は変わるというものもありました。
例えばマイナンバーを国が管理し、活用することに対して人々が反対するのか、賛同していくのか。
健康への意識が高まるというトレンドに対して、人々が知恵や感覚を重視するのか、テクノロジーやデータへの信頼に向くのかなど。
さらには、多様な価値観に対して、一つの方向に舵を切るか、バランスをとるか、といったところまで対話が深まりました。
自分の気になる変化の兆し ~ ビジネスモデルキャンパスによるプロトタイピング
様々な変化の兆しの中で、気になる事柄はなんだろう。その変化に対して、自分の活動が人々に貢献しているとしたら、
その価値は何だろう。その価値を一番喜んで受け取ってくれる人(顧客)は誰だろう。
というところに思考収束したものを、ビジネスモデルキャンパスに落とし込みました。
ペアの人との対話から、変化の兆しの中から、自分が行きたい方向を探求。
未来において、変化の方向性は不確かであるところから、個人が自分で選択することを助ける活動、あるいは、選択した先のサポートをする活動を共有したところで、ワークショップを終えました。
互いの価値観を尊重し合い、貴重な経験や積み重ねた技術、知識を惜しげなく共有してくださった参加者の皆さまに心から感謝いたします。
プレメディカルコミュニティでは、参加者の皆さんの集合知を、セッションを通して引き継いでまいります。
次回は9月4日(日)同じ場所で開催予定です。
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