地域課題を解決するための地理空間オープンデータを用いたハッカソン
Mission
地域の在住、在勤者やNPO関係者をはじめとした一般市民とITエンジニア、デザイナー等が協力して、アイデアソンで生み出されたアイデアに沿って、アプリケーションやサービスを開発します。
インフォメーション
- 開催日時
-
2014-12-20 (Sat)
10:00 ~ 19:00 -
2014-12-21 (Sun)
10:00 ~ 21:00 - 応募締切日時
- 2014-12-21 (Sun) 21:00
- 会場名
- カタリストBA
- 住所
- 東京都世田谷区玉川 2-21-1 二子玉川ライズ・オフィス棟8階
- > google mapで表示
- 定員
- 60 人
- 参加費
- 無料
- Information note
東急大井町線・田園都市線二子玉川駅下車
http://catalyst-ba.com/access.html- 主催者
慶應義塾大学大学院 システムデザイン・マネジメント研究科、国際大学グローバル・コミュニケーション・センター(GLOCOM)、株式会社フューチャーセッションズ
メンバー
企画メンバー 8
参加者 37
Participation
「社会を変えるためには、対話だけじゃなくアクションだよ」ーーーという想いを持った社会的アクターの皆さん、そしてプログラマーの皆さん、ぜひともご参加ください。
川崎市宮前区にお住まいの方は是が非でもご参加いただきたいですし、市外にお住まいの方でも、テーマに関心があれば、ぜひ参加してください。
Description
本ハッカソンは、「G空間未来デザイン」プロジェクトの一環で行われています。
https://www.ourfutures.net/groups/26
※地理空間オープンデータ
日常生活や経済活動に欠かせない位置や時間に関連する情報を「G空間情報」または「地理空間情報」と呼びます。また、何らかの権利に基づく制限を課されることなく、誰でも自由に入手、加工、利用、再配布などすることができるよう公開されたデータを「オープンデータ」と呼びます。地理空間情報をオープンデータとして整備、公開することで、まちづくりや防災、ビジネス、インターネットサービスへの幅広い利活用が見込まれています。
※ハッカソン
ハッカソンはハック(Hack)とマラソンを合わせた造語で、IT 技術者やデザイナーなどが特定のテーマに沿ってアプリケーションやサービスを開発するイベントです。
添付ファイル
20141215G-OFSマニュアル.pdf
(2014/12/21 09:59:11にアップロードされました)
20141220G空間未来デザインデータカタログ.pptx
G空間未来デザインデータカタログ
(2014/12/20 13:29:05にアップロードされました)
20141220体験スケッチボード紹介.pdf
体験スケッチボードのご紹介
(2014/12/20 13:54:09にアップロードされました)
宮前ハッカソン.pptx
坂下様(JIPDEC)の講評
(2015/01/08 15:28:23にアップロードされました)
以下サイトにて、「地域課題を解決するための地理空間オープンデータを用いたハッカソン」のレポートが掲載されました。
地域課題をアプリで解決、「G空間未来デザイン」ハッカソンレポート - MdN Design Interactive - Webデザインとグラフィックの総合情報サイト
http://www.mdn.co.jp/di/newstopics/39388/?rm=1
9チームの成果について、前述のサイトより引用します。
■ジジババウォッチ
高齢者が地域を見守るパトロール隊「地域ウォッチ隊」を結成する。ボランティアに協力してもらう高齢者には“妖怪”になってもらい、パトロール隊のベストにはQRコードを印刷する。子どもたちは「妖怪探しアプリ」をスマートフォンにインストールして妖怪探しを行う。ベストに印刷されたQRコードをアプリで読み込むことで妖怪を集められるほか、高齢者施設に子どもたちが近付くとアラートが鳴るレーダー機能なども搭載する。また、高齢者向けのパトロール支援アプリも用意し、子どもたちの位置情報や学校、公園の情報などを見ながらルートを決められる機能などを搭載する。
ベストに印刷されたQRコードを読み取り “妖怪”を入手
■ミヤマエペダル
坂の多い宮前区でサイクリングを楽しんでもらうためのアプリ。坂では応援歌が流れるほか、区長の声によるガイド音声も収録する。また、農産物の直売所の声を聴けたり、区内の直売所や遺跡を巡るルートなどを案内したり、区内の景色を共有したりする機能も搭載する。駅前にはデジタルサイネージによる電子マップと、電動アシスト付き自転車をレンタルできる拠点を設置する。自転車にはスマートフォンをマウントできるようにして、アプリを見ながらサイクリングを楽しめるようにする。坂が多いことを強みに変えて、新しいモビリティのモデル都市を構築することを目指しており、将来的にはセグウェイやシニアカーを使うことも検討する。
宮前区の野本紀子区長が開発に参加 サイクリングコースを案内
■公園にいこう
公園を中心に市民同士のコミュニケーションを促進するアプリで、市民の声をつなげてみんなで公園をつくっていくためのプラットフォームの提供を目指している。地図上で公園の施設情報を調べられるほか、口コミ情報を投稿することも可能で、たとえば「ドングリがたくさん落ちている公園を探したい」といった細かい情報でも、口コミ情報から探し当てられる。ユーザーの投稿により、ほかのユーザーが公園へ行く動機付けにつながっていく循環をつくる。また、位置情報や設置者、温度・湿度、ph濃度などを測定して遠隔で確認できるプランター「WiFi PLANTER」を利用し、公園のプランターを市民によって共同管理するためのアプリとしても利用できる。さらに、企業や活動団体が公園におけるイベント情報の配信や宣伝を行うためのツールとしても活用できる。
公園の口コミ情報がわかる 公園の詳細情報
■渡る世間は坂ばかり
スマートフォンやタブレットを活用して、現在地やその日に歩いた坂・道に応じて、クイズやミッションを体験できるアプリ。坂の多い宮前区を歩くことを楽しくして、ちょっとした体験の話題づくりのきっかけを提供する。坂のふもとや中腹、頂上、地域の農園などのスポットで、宮前区や川崎市にちなんだクイズやミッションを受けられる。クイズを解いた進捗状況などをSNSでほかの住民にシェアすることも可能で、住民同士が交流するきっかけにしてもらう。また、学校などと連携したプログラムやイベントを開催して、アプリの利用を促進する。
宮前区に関するクイズ ミッションも体験できる
■坂で元気
坂に着目したトレーニングアプリを開発。まずアプリの入口として、“坂の街”を体感してもらうためのWebサイトをつくり、興味がわいたらアプリをダウンロードしてもらう流れにする。ターゲットは区外のランナー。アプリは、鍛えたい部位や距離に応じて「ふくらはぎを鍛えるための10kmコース」などさまざまなコースが用意されており、コースを選ぶとトレーニング開始となる。走行中は坂の傾斜がリアルタイムでわかるようになっており、景色や休憩スポットに関する情報を音声で案内する。走行中に立ち止まって写真を撮影し、共有することも可能。走行ログを確認することも可能で、傾斜ごとに走った距離がわかる。また、ランニングイベントのお知らせコーナーも用意している。
坂を体験できるWebサイト ランニングコースの高低差を表示
■思い出坂のビンゴ
地図情報に区内の施設情報をカードで表示するとともに、坂や名所に隠されたレアカードを、レーダーを見ながら探し、集めてビンゴゲームを楽しめる観光ゲームアプリを開発。レアカードには住民の思い出を投稿できるようになっており、誰かの思い出をほかの人が見られるようにすることで、自分の思いと他人の思いを重ねあわせることができる。観光コンテンツのカードには広告スペースを用意しており、ビンゴの景品などは地元商店街でのクーポンにすることで店舗への誘導が可能となり、O2Oプラットフォームとして利用できる。いずれは宮前区の成功をモデルとしたSaaS事業として事業化を目指す。
レーダーを見ながらレアカードを探す 坂のレアカードを入手
■ぐるっと 宮前バス
区内に点在する直売所をバスで巡るためのアプリ。メニューに合わせた食材を購入できる最適な直販店をバス路線ごとに案内し、好みに応じて選択できる。直売所に関する情報を一元化するとともに、現在地から目的地までのルート、所要時間などを自動的に表示する。収録する情報は農産物をつくるうえでのこだわりや採れたて情報、おすすめのレシピなど。また、イベント情報やリアルタイムの開花情報なども提供する。将来的には、川崎市バスと東急バスの情報の統合や、バス停での情報提供やクイズ出題、書店やスーパー、コンビニなど店舗との提携なども検討する。
野菜やイベントを探せる バス路線を案内
■宮前カルチャークラブ
地図上に現在地周辺にあるさまざまな地域情報を表示できるアプリ。酒店の試飲情報や音楽のオーディションの開催情報、ツーリング仲間募集、スポーツチームのメンバー急募、クッキングスクール開催など、主催者や投稿者が「いつ」、「どこで」、「どんなこと」をするかを投稿することが可能で、参加人数を制限できる「この指止まれ」機能も搭載する。閲覧者は自分の周囲で今なにが起きているか、近所で近日中にどんなことがあるかという情報を得られる。
現在地周辺の地域情報を地図上に表示 地域情報の登録ページ
■おいしい宮前区 農産物&ホッピー
農産物直売所や観光スポット、ホッピーを置いてある居酒屋など、さまざまな地域情報を「観光レシピ」として教えてくれるアプリ。Excelのデータから簡単にスマートフォンアプリを作れる「LinkData.org」を使って開発した。市職員が既存のパンフレットの情報をアップロードすることによって簡単にデータを登録することが可能で、閲覧者はSNSで登録されたデータをシェアできる。また、農家が直売所の情報をSNSでシェアするなど、住民が情報を投稿することで地域情報を付加することもできる。企業も投稿することが可能で、観光情報から企業の宣伝まで行える総合的な地域情報プラットフォームとして活用できる。
「LinkData.org」を利用 既存の観光情報を簡単に登録可能
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