OUR FUTURES

G空間未来デザイン宮前区アイデアソン開催報告

出掛けたくなる、みんなで健康になる街をめざして

2014年10月27日、オープンデータとして公開されている地理空間情報（G空間情報）を活用するサービスやアプリの創出を目的としたアイデアソンが、川崎市宮前区にて開催されました。参加者数は、全118名。宮前区民、自治体、企業、大学などから、多様な参加者が集まりました。

アイデアソンのアウトプットとして、宮前区が抱える課題解決や魅力向上につながる22のアイデアが生み出されました。各アイデアは、誰のために、どんな課題に対して、どんなサービスを提供し、さらに大事なことには、どんなオープンデータを活⽤しようとしているかが検討されています。これらアイデアが、次回12月20日（土）〜21日（日）のハッカソンで実現されることになるのです。ハッカソンには、宮前区の課題について詳しい方々と、プログラム作成やデザインができる方々が、チームになってアイデアを実現します。アイデアソンから引き続きの方も、ハッカソンからの参加も可能ですので、ご関心ある方は、ぜひご参加ください。

街を面白くする22のアイデアが生まれました

• 領域1：坂ブランド宮前区　坂を楽しむ人が増える
• 1. ツール・ド・ミヤマエ：コース情報、カロリー消費情報、走行情報を提供
• 2. MIYAMAE⼭あり坂ありポイントあり：坂を楽しく登れるサービス。 アスリート坂、音楽坂、クイズ坂などがある
• 3. 坂道情報サービスらくらくさか：勾配情報を提供し、坂道を避けたり、逆にトレーニングに使ったりできる
• 4. 坂とり合戦：東軍西軍に分かれて競う陣取りゲーム。たくさん登ったり、早く登ったりすることで坂を取れる
• 5. ためよう！つかおう！坂マイル！：坂を登ればマイルがたまり、たまったマイルを地域の店で使える
  
  
• 領域2：助け合いライフ宮前区　助け合って幸福になる人が増える
• 6. 公園に行こう！：施設や樹木、人数などの情報を提供し、公園に行くきっかけを作る
• 7. 身近な公園活用プロジェクト～さんぽで会える安らぎ空間：農園カフェ、屋台、ヨガ体験、そよ風やせせらぎの音、ハンモック、読書コーナー、星空鑑賞などを経験できる
• 8. おたがいさまカフェ：ただのカフェではなく、Web上でもカフェスタイル
• 9. みやまえKIDS遊び場ポイント：遊び場に行ったり、イベントに参加するとポイントがたまる
• 10. “助けられたい” を “助け隊”：買い物して荷物が持てないお年寄りを近くの若者が助けることで、お友達ポイントをもらう
  
  
• 領域3：つくるを楽しむ宮前区　農業や教育などに関わる人が増える
• 11. OPEN ! 小学校：小中学校を使ってスモールビジネスを始めるプラットフォーム
• 12. みやまえ大学：宮前区は人が資源。教えたい人、教わりたい人のマッチングを行う
• 13. 第1回みやまえ ベジマラ：走って良し、歩いて良し、食べて良し。坂道の農家を回ってオリジナルメニューを提供
• 14. みやまえ⼤学まちごとキャンパス：空家を校舎として、どんな特技でも講師になれる
• 15. コミュニティファーム～忙しいあなたに楽しい農業体験を〜：農業のプロや元プロからアドバイスがもらえる
• 16. 宮前know(農)navi：食べ頃、穫り頃教えます。 地元の旬な農作物情報を提供する
  
  
• 領域4：住民発魅力発信宮前区　住民発の情報を見て来訪者が増える
• 17. あなたの宮前コンシェルジュ：過去に宮前に来た人からキラキラルートを抽出
• 18. ぐるり宮前KANKOマップ：香や星の案内と感動エピソードの共有
• 19. みやまえ観光資源ウォーク：坂、農家、花の名所、建物など、電子上ゲームでカードを発行
• 20. 宮前お宝スポット・ルートナビゲーター：地元の人しか知らない飲食店の隠れメニュー、有名建築家が建てた家やルートをナビゲート
• 21. 宮前コンシェルジュバス：その時々でお得な情報を得られるコンシェルジュバス
• 22. 宮前区⾃然公園区：自然を愛するすべてのあなたに、HAPPYなお散歩TIMEプレゼント

次回のハッカソンで、何をするのでしょうか

ハッカソンでは、前記アイデアについて、次の3つの要素を検討して行きます。

1. 地域のオープンデータをどのように活用するか？
2. どんなツールやアプリケーションで、価値提供をするか？
3. それをどうやって使ってもらえるよう、広めるか？

ちょっと難しそうに見えますね。でも、熟練のサポーターたちもいますので、興味を持ったら参加してみて下さい。

（1）は、すでに川崎市がオープンデータとして用意しているものもありますし、これから集めていかなければならないデータもあります。

（2）は、実際に2日間で、マップ上に情報を可視化するような、簡単なアプリケーションを開発することになります。地域課題解決に関心のあるITエンジニアの皆さんに、参加を期待するところです。

（3）は、また地元の方やビジネスに強い方が活躍できるところです。

「自分で出したアイデアを実現させよう」という方も、アイデアソンには行けなかったけど「このアイデア、面白そう！」という方も、「これを作ってみたい！」というITエンジニアの方も、大歓迎です。

G空間未来デザイン 宮前区ハッカソンは、2014年12月20日（土）～21日（日）、場所は二子玉川ライズ8階のカタリストBAで開催されます。