地域課題を解決するための地理空間オープンデータを用いたアイデアソン
セッションの目的
地理空間オープンデータを使い、以下テーマに関する解決アイデアと、その実現に向かうチームを作ります。
テーマ
A: 出掛けたくなる、みんなで健康になる街
B: 地域資源の戦略的活用ができる街
急速かつ大規模に進む高齢化と公共施設・社会インフラの老朽化という 2 つの“老い”。
テーマAでは、高齢者等が活躍する場づくりや多世代交流を通じて、長寿なまちづくりを進めるためのアイデアを。
テーマBでは、施設・インフラ等を地域の資源として効果的・効率的に活用し、まちの魅力を高めていくためのアイデアを生み出します。
インフォメーション
- 開催日時
-
2014/10/27 (月)
13:00 ~ 18:00 - 応募締切日時
- 2014/10/27 (月) 18:00
- 会場名
- 宮前区役所 大会議室
- 住所
- 川崎市宮前区宮前平2-20-5
- > google mapで表示
- 定員
- 110 人
- 参加費
- 無料
- 主催者
慶應義塾大学大学院 システムデザイン・マネジメント研究科、国際大学グローバル・コミュニケーション・センター(GLOCOM)、株式会社フューチャーセッションズ
メンバー
参加者 30
対象者
「社会を変えるためには、対話だけじゃなくアクションだよ」ーーーという想いを持った社会的アクターの皆さん、そしてプログラマーの皆さん、ぜひともご参加ください。
川崎市宮前区にお住まいの方は是が非でもご参加いただきたいですし、市外にお住まいの方でも、テーマに関心があれば、ぜひ参加してください。
詳細説明
本アイデアソンは、「G空間未来デザイン」プロジェクトの一環で行われています。
https://www.ourfutures.net/groups/26
※地理空間オープンデータ
日常生活や経済活動に欠かせない位置や時間に関連する情報を「G空間情報」または「地理空間情報」と呼びます。また、何らかの権利に基づく制限を課されることなく、誰でも自由に入手、加工、利用、再配布などすることができるよう公開されたデータを「オープンデータ」と呼びます。地理空間情報をオープンデータとして整備、公開することで、まちづくりや防災、ビジネス、インターネットサービスへの幅広い利活用が見込まれています。
※アイデアソン
アイデアソンとは、アイデア(Idea)とマラソン(Marathon)を合わせた造語で、特定のテーマについてチームごとにアイデアを出し合う参加型のイベントです。
1
- 13:00-13:15
イントロダクション
・趣旨説明
テーマA: 出掛けたくなる、みんなで健康になる街
テーマB: 地域資源の戦略的活用ができる街
・グランドルール
- 一人ひとりの想いを大切にし、否定はしない。
- 自分ゴトで「本当にやりたいこと」を考える。
・本日の流れ紹介
・ペア対話
- 簡単な自己紹介、参加動機、期待について共有。
- 15分
2
- 13:15-14:25
インスピレーショントーク
ゲストの方によるインスピレーショントーク(各10分)
1. テーマに関連した宮前区の現状(強み、課題、これまでの取り組み)
宮前区役所 企画課 秋山さん
2. 地理空間オープンデータの可能性
国際大学GLOCOM 主任研究員 庄司さん
3. 自治体におけるオープンデータ事例の紹介
横浜市役所 政策局政策課 関口さん
- 30分
グループ対話
地理空間情報活用事例カードを参考に、4人一組になり対話する。
1. プレアイデアソンで創発されたアイデアを紹介(10分)
<5つのアイデア>
1. ちょっとした発見共有による歩きたくなる街づくり
2. 高齢者も外出しやすくなる楽ルート案内
3. 坂を楽しむ坂コミュニティ
4. 農を活かす
5. 他世代連携
2. テーマ1について対話(5分)
テーマ1:宮前区を「出掛けたくなる街」「みんなで健康になる街」にするために、どんなアイデアがあるだろうか?
3. テーマ2について対話(5分)
テーマ2:宮前区を「地域の資源や力を活かす街」にするために、どんなアイデアがあるだろうか?
4. テーマ3について対話(5分)
テーマ3:宮前区を「出かけたくなる街」、「みんなで健康になる街」、「地域の資源や力を活かす街」、にするために、私たちは何ができるだろうか?
- 40分
3
- 14:25-15:45
1. 参加者各自、テーマに関連して自分が実現してみたいアイデアをA4用紙に大きめに記載
2. 全員立ち上がり、書いた紙を胸の前に持ち、無言で1分ほどお互いの紙を見て回る
3. チーム作りの観点をもとに4〜5人のチームを作り、テーブルに着席
<チーム作りの観点>
・自分と似たことを書いている人
・一緒になると化学反応が起こりそうな人
・自分の書いたものを捨ててもいい!と思える案を書いている人
※チームが6人以上になった場合、各チーム4〜5人になるよう複数に分かれる
- 20分
休憩
チームができ、机が準備できたところから随時休憩。
- 15分
チーム対話
1. チームの中で話し合い一つテーマを決める(5分)
2. 選んだテーマから、自分たちで実現したいテーマの詳細を描く(15分)
3. チーム発表&有識者アドバイス(25分)
・地理空間情報の活用ポイントのアドバイスタイム
- 45分
4
- 15:45-17:35
1. ブレストテーマを設定(どうしたら○○のために■■ができるだろうか?)(5分)
2. ブレーンストーミングでアイデアを出す(15分)
3. 出てきたアイデアを次の手順で整理する(5分)
3-1.「自分たちが実現したい!」と思うアイデアを 右端に寄せる
3-2. その中で、「応援者にとって役に立ちそう!」と 思うアイデアを上半分に寄せる
4. 整理したところから、さらにアイデアを発想させる(10分)
問い:
「左側に残ったアイデアを工夫して、自分たちが実現したく、応援者にとっても役立ちそうなアイデアに変換できないだろうか?」
5. 一人5票ずつのドット投票により、トップ5のアイデアを選定する(10分)
- 45分
クイックプロトタイピング(quick prototyping)
アイデア実現のポスターを模造紙に描く。
テーマ:「そのサービスが開始される時に、宮前区役所に貼られるポスターは?」
・サービス名は?
・誰の、どんな困りごとに応えるのか?(課題)
・どんなサービスか?(アイデア)
・どうハッピーになる?(メリット)
ポスターを元に、プロトタイピング用フォームにサービス概要をまとめる。
・サービスの名前
・サービスの概要
・困っていることは?
・どんなサービスを受ける?
・どうハッピーになる?
・どんな情報を活用する?
- 35分
プレゼンテーション
各チーム60秒間でアイデアを発表する。
<発表項目>
・サービス名は?
・誰の、どんな困りごとに応えるのか?(課題)
・どんなサービスで、どんな情報を活用?(アイデア)
・どうハッピーになる?(メリット)
- 30分
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