ブレインストーミング(Brainstorming)
- 所要時間
- 20〜60分
- 特徴
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- アイデアを生み出す
- アイデアを広げる
- 試作(プロトタイプ)してみる
- 利用ツール
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目的
ブレインストーミング(ブレスト)は、アイデアを大量に出したいときに使われる方法論です。ブレストに欠かせないのは、問い(テーマ)設定と参加者が従うべきルールの共有です。
準備
大量の色とりどりの付せんと、参加人数分の太めのペンを用意しましょう。グループのサイズは3〜7人ほどが適切です。各グループでアイデアを100個(100枚の付せん)出すことを目指しましょう。時間は最大1時間前後となります。
また、以下のようなブレストのルールを壁に貼り出しましょう。
- 判断は後回し(Defer judgment)
- 大胆な(突飛な)アイデア大歓迎(Encourage wild ideas)
- 他人のアイデアに相乗りしよう(Build on the ideas of others)
- 問いに集中しよう(Stay focused on the topic)
- 一度に一案(One conversation at a time)
- 視覚化しよう(Be visual)
- 量にこだわろう(Go for quantity)
source: 米デザイン コンサルティング ファームIDEOのブレストルールより
進め方
一般的なブレストの進め方は以下となります。
※ 3番以降は、ブレスト後の進め方の一例です。
- 問いを設定する:何についてブレストをするのか参加者と合意します。具体的すぎず、かといって抽象的すぎない、ちょうど良いあんばいな問いとして、「どうしたら○○できるだろうか?」と設定すると良いと言われています。
- 問いに対してアイデア出しをする:付せんとペンを各参加者が手にします。ファシリテーターはブレストルールを読み上げ参加者と共有します。参加者は付せんを一枚書いたら、すぐに内容を読み上げて他者と共有し、皆が見える位置に貼り出します。
- もう一つのやり方:台紙つきパッド(または模造紙)かホワイトボードに、1.から生み出したいアイデアの数までの番号を振ります(ex. 1.〜50.まで)。 参加者は声を出してアイデアを伝え、メンバーのうち一人は、書記となって書きます。 チーム間でアイデアが出るスピードを競うように伝えると、盛り上がります。
- アイデアを選択する:シールで付せんに投票する(ドット投票)などして、共感するアイデアを選択します。投票する場合は、各参加者3票から5票(一つのアイデアに複数の票を入れても構いません)が一般的です。
- アイデアを綜合する:選択されたアイデアから、組み合わせられるもの、組み合わせたいものがないか考えます。組み合わせたアイデアにはラベル名を付けましょう。