科学技術リテラシーに関する課題研究 報告会
Mission
科学技術振興機構 科学コミュニケーションセンターでは、日本学術会議と国立教育政策研究所によって2008年にまとめられた「21世紀の科学技術リテラシー像~豊かに生きるための智~プロジェクト」* 1 の報告書(以下、「科学技術の智プロジェクト」)の基本的な考え方を踏まえながら、そこで謳われている構想を具現化すべく議論してまいりました 。
また、東日本大震災などを受けて踏まえるべき“今日の日本で求められる科学技術リテラシー”についても考察し、ここからコンピテンシー、日本という土壌、リスクリテラシー、学校教育を「科学技術の智プロジェクト」の新たな課題として取り上げ、議論を重ねました。さらに、新たな観点として、科学技術リテラシーを共有する主体は誰であるのかという問題を浮かび上がらせました。
本報告会の前半では、これらの議論を通して明らかになってきた、科学リテラシー向上のさらなる推進のために考慮すべき新たな課題と観点、また、取るべき今後の方策・方針を挙げます。後半では、ワークショップ形式で「より良く生きる」ために必要な科学リテラシーについて参加者の皆さまと理解を深めながら、今後の展開について話し合いたいと思います。* 2
*1 平成18・19年度科学技術振興調整費「重要政策課題への機動的対応の推進」による「日本人が身に付けるべき科学技術の基礎的素養に関する調査研究」(研究代表者:北原和夫)。
本報告会では、これらの議論を通して明らかになってきた、科学リテラシー向上のさらなる推進のための今後の方策・方針を挙げます。
*2 報告会前半のみのご参加も承ります。
インフォメーション
- 開催日時
-
2014-12-23 (Tue)
13:00 ~ 16:00 - 応募締切日時
- 2014-12-22 (Mon) 09:00
- 会場名
- JST東京本部地下1階大会議室
- 住所
- 東京都千代田区四番町5-3 サイエンスプラザ地下1階
- > google mapで表示
- 定員
- 130 人
- 参加費
- 無料
- Information note
※受付は12:30より行います。
東京本部(サイエンスプラザ)へのアクセス
東京メトロ有楽町線「麹町駅」(6番口)より 徒歩5分
JR「市ヶ谷駅」より 徒歩10分
※受付は、12:30より行います。
都営新宿線、東京メトロ南北線・有楽町線「市ヶ谷駅」(A3番口)より 徒歩10分
「市ヶ谷駅」からの詳細地図ページ(写真付)
東京メトロ半蔵門線「半蔵門駅」(5番口)より 徒歩10分- 主催者
科学技術振興機構(JST)科学コミュニケーションセンター
メンバー
企画メンバー 1
タグ
Participation
「21世紀の科学技術リテラシー像~豊かに生きるための智~」プロジェクトに関わられた方をはじめ、広く、科学技術リテラシーに関する議論、定着に向けた取り組みに関心をお持ちの方
添付ファイル
20141223_JST科学リテラシー調査研究報告会_WS開催概要.pdf
(2014/12/03 18:40:13にアップロードされました)
JST_CSC_科学技術リテラシー報告書.pdf
(2014/12/19 01:18:15にアップロードされました)
1
- 13:00-14:15
5つの観点から
1.ご挨拶
星元紀(東京工業大学 名誉教授/JST科学コミュニケーションセンター フェロー)
2.コンピテンシーとリテラシー
千葉和義(お茶の水女子大学 教授)
3.「日本」という土壌
大橋理枝(放送大学教養学部 准教授)
4.生活リスクとリスクリテラシー
奈良由美子(放送大学教養学部 教授)
5.日本の戦後教育の変遷と課題
長崎榮三(国立教育政策研究所 名誉所員/元静岡大学大学院教育学研究科 教授/JST科学コミュニケーションセンター フェロー)
6.科学技術リテラシーを巡る議論の射程についての省察
工藤充(京都大学 物質-細胞統合システム拠点 科学コミュニケーショングループ 特定研究員)
7.日本における科学技術リテラシーの向上に向けての提言
長崎榮三
8.質疑応答
- 75分
2
- 14:15-14:30
イントロダクション
オープニングトーク:
「ワークショップの目的 ~科学リテラシーはなぜ必要か~」
北原和夫 教授
(東京理科大学 教授/JST 科学コミュニケーションセンター 研究主監)
本日の進め方:
ファシリテーター
- 15分
4
- 14:45-15:30
「科学技術の智の定着・普及のための働きかけ」について、
次の各領域での推進について考えたい10名のリーダーを募集します。
(1) 国に向けて
(2) 科学技術の振興に関わる機関に向けて
(3) 企業に向けて
(4) 学協会に向けて
(5) メディアに向けて
(6) 大学に向けて
(7) 幼稚園・小学校・中学校・高等学校に向けて
(8) 科学館や博物館等に向けて
(9) 家庭に向けて
(10) すべての人々に向けて
次の3ラウンドに分けて、10人のリーダーを他の参加者が応援します。
ラウンド1:この領域で「科学技術の智が定着・普及」した状態とは?
ラウンド2:定着・普及に向けて、不足しているものは?
ラウンド3:象徴的かつ印象的な最初の一歩は?
- 45分
5
- 15:30-15:45
プレゼンテーション+対話
10の各領域での「科学技術の智の定着・普及のための働きかけ」の提案。
発表内容(各チーム1分)
1:この領域で「科学技術の智が定着・普及」した状態
2:定着・普及に向けての課題
3:最初の一歩
- 15分
6
- 15:45-15:50
北原和夫(東京理科大学 教授/JST科学コミュニケーションセンター 研究主監)
- 5分
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