食でつながる社会
Mission
食を通して、未来に、地域に働きかけたい。 人と人とが、お金など既存の価値基準だけでなく、つながっていく社会を目指す。
インフォメーション
- 開催日時
-
2012-06-02 (Sat)
14:00 ~ 17:00 - 応募締切日時
- 2012-06-02 (Sat) 17:00
- 会場名
- island ATRIUM - studio-
- 住所
- 千葉県柏市若葉町3-3
- > google mapで表示
- 定員
- 30 人
- 参加費
- 会場払い 500 円
- 主催者
柏まちなかカレッジ
企画メンバー:山下洋輔(柏まちなかカレッジ学長、柏市議会議員)、長井悠(ハバタク株式会社 取締役)、森脇菜採(Food Communication Studioちいさなとびら代表)、福島毅(柏まちなかカレッジ副学長)、辻義和(民間の学童保育・ネクスファ塾長)ほか
Participation
食を通して、社会に働きかけたい人。地域密着で、何かをやり遂げたい人やサポートしたい人。
Description
食を通して、未来に、地域に働きかけたい。
食べ物・農業・流通・飲食・ライフスタイルなどを含めた食から、感謝や人と人とのつながりを実感できるようなムーブメントが起こせないだろうか。
絆が大切といっても、お金を中心に生活がまわっている社会を変える、一つのきっかけを投げかけよう。
そんな社会に対し、誰もが関わる食から働きかけをおこしてきた森脇さんをゲストに招いてのフューチャーセンターセッション。
そんな森脇さん自身も、かつては、マクロビや、有機無農薬野菜を使ったりで安心してしまっていた。
スーパーで「顔の見える野菜」を買っても、顔写真がついている野菜を買っているに過ぎなかった。
柏に転勤で住み、変わった。
人と人とのつながりを感じられるようになった。
地域への愛着が大切だと実感した。
食、農、環境とのかかわりに気づき、みんなに知ってもらいたい。
生産者である農家と飲食や流通も含めた消費者をつないでいく活動を始めた。
料理教室やお菓子製作、柏の野菜を使ったレシピ開発、ホンモノを飲食店に紹介するなど行ってきた。
これからは、やはり教育が大切と考え、食育プログラムを開発していきたい。
そんな森脇さんのメッセージを、参加者同士の熱で化学変化を起こし、未来を作っていきます!
※本フューチャーセッションは、Future Session Week 2012 特別サイトの閉鎖に伴い、OUR FUTURES上に移行したものとなります。Future Session Week 2012 特別サイトはOUR FUTURESとは別サービスとなるため、企画メンバー情報、参加者情報などは引き継がれておりません。
旧サイトでの参加者数:14人
チェックイン
会場は、倉庫を改造して利用されているアートギャラリー・アトリエ。スピーカであるフードコミュニケーター森脇さんの説明を聴きながら、地元の農家さんが作った野菜を、かじる。受付を済ませた参加者同士が顔を合わせ、挨拶を交わす。このつながりは、地元ならでは。開放的な1階から、狭い階段を上ると、野菜のオブジェ。ロフトのような2階で、輪になって着席。白い壁に囲まれた空間。
集まった人がお互いを理解する
4マス自己紹介。A4白紙を4つに折り、折り目を付け、ワークシートを作成。
- 自分の名前
- 普段していること(職業など)
- 今日はどんな話をしたいか
- 興味あるクロスポイント「食と○○」
を書き、5人程度のグループで自己紹介。
ゲストからインスピレーションを得る
フードコミュニケーターの森脇菜採さんより、「食でつながる未来の柏」についてのお話。
マクロビなど森脇さんのこれまでの関心、地元野菜を使ったレシピ作りや料理教室など柏に来られてからの活動、農家さんや飲食店、小売店とのつながりなどから、問題提起。今後、「食育」に、深く取り組んでいきたい、と。
ファシリテーターにより、キーワードを拾っていき、壁に貼っていく。
集まった人でダイアログ
次にテーマを決めていった。森脇さんのお話を踏まえながら、みんなで話したいテーマを出していく。
以下のテーマがあがってきた。
- 「学食食堂の再生」
- 「柏と農業の未来」
- 「食と企業」
- 「農業の顧客はだれか」
- 「食でのブランディング」
などなど。。
5つテーマがでてきたところで、それぞれのグループに分かれてワークショップがスタート!
アウトプット/プロトタイピング
コラージュワークショップ。やり方について、参加者は不安の気持ちを抱えている印象。そんなワークショップの質疑応答を終え、下の階に移り、スタート。
最初の10分が、イメージの共有。次の10分が、雑誌の切抜きなどの作業。最後の20分で、形作っていく。
始まってみると、チームワークを発揮し、どんどん新しい発想が生まれてきた。
新しく生み出すこと、古いものを壊すこと。これらは、力があればできるかもしれない。しかし、現実は、限られた時間で、その時にある資源を活用しながら、編み出していくものではないだろうか。改革者より、編集者としての姿勢を評価したいと、尊敬するある方から教わりました。そんな思いもこめたワークショップ。
チェックアウト
ここからは、発表。ロフトに上がり、プロジェクトごとに座る。
■食育先進都市 「柏」グループ
食育をやっていかなくてはならない。この地域では、食育を大々的に全国に先駆けてやっていく、という思いをこめている。
それを推進するNPOや団体が必要では。食育を考え、進める機関が必要と感じた。
現状はばらばら。しかし行政ではないと思われる。多様なセクターが集まり話しあう場をまずつくることが大切。
■柏での農業の未来グループ
価値が循環することで柏の農家が形作られていくのでは。
環境のことだけでも、倫理のことだけでも共感を得るのは難しい。
色々な価値観をつないでいく。それが町を良くする原動力になっていくのではないか。
発信するのは農家だけでなく、多様なサポーターが関わることで実現していければ。
農家は災害時のシェルターにできる。
柏には場所も人もいる。
一方で相続税の問題。。
農家単一の問題ではない。
消費者も含めて、様々なステークホルダーが関わり、盛り上げていく。
■農業のお客様って?グループ
団地、モデル事務所や美容、農家の物々交換、ジューススタンドなど。。
今まで考えていなかった、新たな対象を確認できた。
■食のブランディンググループ
食育先進都市
柏の人々にまず食育を浸透させる。飲食店、主婦、おばあちゃん が連携・相互作用で認知度が上がっていく。
→SNSやfaecbookで広げていく。
それが柏の街に対する誇りにつながっていく。。
■学生食堂の再生
現状-経営の影響でメニューが少ない。
柏の学生食堂→理想の学生食堂
手作り感や食堂のおばちゃんとのコミュニケーションが大事ではないか。
学生の心に伝わる 居場所。
「見えるキッチン」食べる前から美味しいと感じてもらう仕組み。
柏の葉の東大の食堂はみんな食べに行く。雰囲気。。
総括・まとめ
グループごとび別れて、今日の振り返り。
自分の中に起こった変化を確認。これから自分でできることを宣言。
このセッションのタグに関連するストーリー
- ブックストア・トラベラー #049
- どんな地域で、どんな切り口の本屋体験をしてみたい?新宿歌舞伎町に、愛をテーマにして約600タイトルの本を扱いホスト書店員がおすすめの本を紹介してくれる、歌舞伎町ならではの訪れる理由をつくり出す個...
- ロス・エネ #047
- あなたのまわりで廃棄していたけれど、新たな資源として活用できるものは何?食品がすべて無料のスーパーがオーストラリアのシドニーに登場したようです。無料にできる理由は、従来であれば食べられるのに廃棄...
- Future Session Week 2017 はじまります!
- 想いある人たちが集中的にFuture Sessionを開催するイベント、「Future Session Week」の2017年版がいよいよはじまります!期間は、2017年7月1日(土)〜 7月9...
- 親子リトリート #042
- 疲労をためない生活は、どんな行動変化をもたらす? 疲労に対する科学的調査が進み、大半の疲労は筋肉などの肉体的エネルギーの枯渇ではなく、「脳の中にある自律神経の中枢」である視床下部や前帯状回と呼...